『世界は時折、嘘をつく』
     赤い涙     
 
 14.赤い涙

 時刻は午前11時45分。あともう少しで
昼飯にありつけると、人の心が騒ぎ出す慌た
だしい時間であり、すでに有名な定食屋の前
には、もう短い行列が出来始めている。

 そんな平和な街の風景に相反するように、
薄汚れた廃ビルの一室で少女はいま、絶望の
刻を味わっていた。 

「ほら、ひとみ! もっと気持ちよさそうな
顔をしろよ」
 田中が眼鏡ごしにひとみを見上げる。
 少女の剥きだしの乳房は、2つの汚い唇に
無惨に弄ばれている最中であった。

 男にモデルガンの銃口を額に押し付けられ
無理やりひとみは、自らの胸への愛撫を強要
された。
 逆らうことさえ出来ず唇をプルプル震わせ
男たちの目の前で自身の乳房を揉みしだく、
それは12才の少女にとって、耐え難い屈辱
であった。
 そしてひとみが狂わんばかりの羞恥に耐え
自らの手で乳首をほんの僅かに勃起させると
男たちは待ち構えたかのように、それにむし
ゃぶり付いた。

 ピチャプッ、チュパッ、チュパッ……
 
 津田と田中はことさら音を立て、薄桃色の
乳輪から乳首を砥め回す。
 
「ふっ、気持ち良すぎて泣きたいのか?」
 そんな津田の煽るような言葉にも、ひとみ
は大きな目に涙を貯めたまま、どこか遠くを
見つめているしかなかった。

「おい、黙ってちゃ分かんないだろ。スケベ
な喘ぎ声の一つでも出してみろや」
 田中に言われるまでもなく、少女から洩れ
る吐息は、明らかに切なさを帯び始めていた。

「ふぅ…ァ……こんな…こと」
 顔を赤らめながら平静を装うとするひとみ
の健気な姿は、余計に男たちの加虐心を刺激
した。

 津田は禿げ頭を汗だくにしながら、ひとみ
の首すじにどす黒い舌を這わす。
「なに、モジモジしてんだよ」

 と、そのとき入り口のドアが開いた。

「おいお前たち! 誰がそんな勝手なことを
しろって言ったんだ」
 カーキ色のくたびれたスーツを着た白髪頭
の男が、呆れ顔で3人に近づいてくる。

 すると慌てたように
「す、すいません――あの〜く、桑原さんが
来るまで、俺たちも楽しいことをしたいなと
思いまして…」
 田中は少女の体をパッと突きとばすように
立ち上がった。津田も悪戯を見つかった子供
ようにバツの悪い表情を浮かべ、額から滴る
汗さえそのままに、ひとみの後ろであたふた
している。

 その桑原と呼ばれた白髪頭の男は、ひとみ
の足元にしゃがみこむと、
「お嬢さん、本当にすまない。何かこいつら
が悪いことをしたみたいで。あとでよく叱っ
ておくから、許してくれないか」
 いかにも申し訳なさそうに苦笑いするその
眼の奥に―――ひとみは深い暗い闇を見た。
 絶対にこの男を信じてはいけない。ひとみ
は思わず後すざりをする。

「おっと、逃げないでくれ。おじさんたちは
仕事のために、ここに来たんだから。ほら、
津田! 田中!」
 桑原は少女を捕まえておくよう、2人の男
に顎(あご)でうながした。

         *

「こんなことして、何が楽しいの!」
 ひとみは男たちの前でチエックのスカート
をまくり上げ、四つん這いにされていた。
 津田はそれをニヤニヤしながら、デジカム
で撮っている。

「いや、別に楽しいわけではなくてね、これ
も全部、おじさんたちの大切な仕事なんだ。
勘弁してくれないか」
 桑原はそう言いながら、白い股布をT字に
食い込ませた尻の谷間を、下からツゥ――と
撫で上げた。

「や、やめてよ、変態!」
 思いもしない部分に対する加虐に、ひとみ
の背中がピクッと反応する。  

「お嬢ちゃんは、随分と気が強いんだな」
 やけに感心したような口調で桑原は、白い
ショーツの両端を人差し指と親指でキュッと
摘み、それをぐぃっと引き上げた。
 ショーツは尻の谷間に強く食い込み、昔風
に言うならIバック状態になった。

「へっ、ケツの穴が見えんじゃないか?」
 田中がいやらしい笑いを浮かべ、ひとみの
尻谷に顔を近づける。モデルガンは津田から
田中の手に渡っていた。

「田中はお嬢ちゃんのアレが見たいのか〜、
仕方ないな―――」
 そう言うと桑原は何の躊躇もなく、少女の
ショーツを膝まで一気にずり下ろした。
 あまりに突然のことに、ひとみの中で一瞬
全ての時間が止まった。

「ひとみ、小学生のア○ルって〜やつをよく
見せろよ」
 津田の嘲笑する声で、少女は我に還った。

「キャァァ――ッ! 見ないで」
 ひとみはすぐにショーツを引き上げ、体を
丸めうずくまろうとする。しかし津田と田中
に素早く肩を押さえつけられ、身動きがとれ
ない。

 桑原は一人だけ、やけに冷徹な眼でひとみ
を見下ろし、
「そんなに足を閉じてると、何にも見えない
じゃないか」
 と、丸みを帯びた尻丘を両手で鷲掴みにし
ガッと両脇に広げた。
 
 少女の肛門があらわになった。
 官能的なシワを放射状に幾重にも走らせ、
中心部にはまるで別の生物のようにひくつく
すぼまりが見える。色素沈着の全く見えない
可憐なピンクに染まった蕾を、男たちは好奇
の眼で見つめている。
 
「ひとみは、ここからどんな汚いモノを毎日
出してるんだろうな」
 津田がいやらしく舌砥めずりをした。

「も、もういい加減にしてよ、変態」
 ひとみは膝をガクガクと震わせながらも、
なんとか気丈な態度を取ろうとする。

 しかし、
「12才なんだから、ここに座薬とか浣腸を
入れたこともあるだろう?」
 桑原はあくまでも冷静な口調で、ピンクに
染める少女のすぼまりを指でつついた。 

「へ、変な所を触らないで…」
 自分でさえもなかなか目にすることのない
場所を見知らぬ男たちの好奇の目にさらし、
それを指で突かれることなど、少女の常識を
遥かに越えていた。

 逃げ場さえ奪われ、涙をこらえるひとみに
「触るばかりでは、面白くないよな。こんな
こともしてみようか―――」
 桑原はいきなり、呼吸するようにひくつく
幼い蕾に唇を押し当てる。

 クチュ!

 唇が触れ音を立てた途端、ひとみの背中が
ピクンと大きく跳ねた。
 かまわず桑原は、その清楚な蕾にしゃぶり
ついていく。

「あ、ああ――ッ」
 ひとみは、酷くむず痒いような感覚に全身
を包まれ、喘ぐような声を出してしまった。

 男は唇を肛門にギュと押しつけたままで、
細く丸めた舌先を真っ直ぐに突き出した。
 先の尖った杭のようになったベロが、少女
のア○スに僅かに埋め込まれる。

「いゃ―ッ、気持ち悪い、や、やめて」

 チュ、チュプッ、ツヌプッ、スポッ…

 未開のすぼまりに対する加虐は、丸い舌先
が前後に動き始めると、いっそうその激しさ
を増した。
 昨日の夕方、鈴木の手でもう一つの幼い蕾
を散々弄ばれたが、それとも全く違う感覚―
―――内臓をギュと鷲掴みにされる感じとは
こういうことを言うのだろうか?

「ああ―ッ、もう、やめてえ―ッ」
 少女の甲高い声だけが、空しく響く。

 と、急に桑原はすぼまりから口を離すと、
傍らの田中に目で合図を送った。
 田中がやっと餌のありつけた獣のような
眼で、ひとみに近づいてくる。

「さてと――」
 田中はひとみの背後にしゃがみ、自分の
人差し指をペロリと砥めると、それを少女
尻の穴に突き立てた。

 ズニュ、ズブッ、ズブッ―――

 電気ショックのような痛みが、ひとみの
下腹部を駆け抜ける。

「い、痛いッ、抜いてよ、イヤァァ――ッ」

 田中は容赦なくズボズボと指を押し込ん
でいく。第二関節の根元まで差し込むと、
ゆっくりと掻き回すように指を動かす。

「もう、やめてェ! あああ――」
 ひとみは悲愴な顔つきで、どこか宙空を
見つめている。

 チュプッ、チュプッ、グチュ―――

「ほら、ケツの穴でもイッちまえよ」
 田中の指の動きが激しくなった。

 ひとみは強い痛みとともに、熱さを感じ
ていた。熱い……灼けるようにお腹の下が
熱い。でもそれを快感だとは、死んでも認
めたくない。自分がそんないやらしい女の
子であるはずがない――私は…私は……
   
 息も出来ないくらいの肛虐の中、少女の
葛藤が続いた。

「どうした、もう限界かぁ〜?」
 田中の嘲ける声さえ、もう聞こえない。

「い、いやァ……うああァァァ――ッッ!」

 また一つ幼い蕾が散った。

 


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