『世界は時折、嘘をつく』
     誰がために     
 
 9.誰がために

「一体どこにいったんだよ!」
 鳴海幸太郎は強い焦りを感じていた。当初
行方不明者はひとみと康太、2人だけのはず
だったのが、気がつけば幼なじみの松田彩香
という子までいなくなっている。
 そう言えば、最近幼い子供たちが行方不明
になる事件が多発していると、今朝の新聞が
報じていた。
「今度の事件とやはり関係があるのか?」
 額から滝のように汗が流れ落ちる。

 何の手がかりもつかめず、犯人からの脅迫
電話すら掛かってこない。
 幸太郎を含めた関係者たちに、激しい不安
と焦りだけを残して、ただ時間だけが無情に
過ぎていく。

         @

 同じころ彩香もまた、焦りと戸惑いの中に
いた。

 彩香を助けるために、ひとみが鈴木に告げ
られた言葉。
『彩香ちゃんをトイレに連れていってやって
もいいぜ。た・だ・し・条件がある』
 ひとみは露骨に不快感をあらわにした顔で
尋ねた。
『条件って何?まだ私たちに何かをしろって
言うじゃないでしょうね?』
 返ってきた答えは当然のごとく、ひとみに
ある決断を迫るものだった。
 そして・・・

 くちゅっくちゅ・・ペチャッ、ペチャッ
 彩香は、何かに取り憑かれたように康太の
ペ○スにしゃぶりつくひとみの姿を見つめて
いた。
「ひとみちゃん・・・ごめん」
 彩香が泣きそうな顔でつぶやく。

「ほ〜ら、早く康太をいかせてやらなぇーと
彩香ちゃんが小便もらしちゃうぜ!」
 鈴木が突き付けた条件とは、彩香の尿意が
限界に達するより早く、ひとみが康太を絶頂
に導く、つまり康太をいかせられたら「彩香
がトイレのいくこと」を許してやる、という
ものだった。
 もちろん今更、そんな言葉など信じられる
はずもない。しかし、全ての主導権は鈴木の
手中にあった。

 彩香は祈るような気持ちで2人の姿を見つ
めながら、押し寄せる尿意と戦っていた。
(お願い早く、早く終わらせて)
 いったい康太がどういう状態になれば自分
はトイレに行けるのか、少女自身もよく分か
ってはいないのだが、今は祈るより他に術は
なかった。

 チュパッ、チュパッ・・クチュ、クチュ
 ひとみの必死の口辱は続く。康太は堅く瞳
を閉じ宙を見上げ、甘い快楽の世界にいた。

 そんな健気に戦う姿を嘲笑うように、鈴木
の言葉は少女たちを追い詰めていく。
「彩香ちゃん、もうお漏らしすんじゃない?
そうなったら教えてよ、抱え上げてシーシー
ってしてあげるからさ」
 それは、彩香の両膝を背後から抱え上げ、
まるで母親が手伝う幼児の排尿と同じことを
少女もするのだと告げていた。
「バ、バカじゃないの、そんな事できるわけ
ないでしょ」
 彩香は顔を真っ赤にして必死に抵抗したが
男は全く聞く耳を持たず、手にしたビデオカ
メラのファインダーを覗いている。

 耳まで真っ赤にして歯を食いしばり尿意と
戦う彩香。その背後には愛する弟のペ○スを
口内愛撫するひとみと、息遣いも荒く恍惚の
表情を浮かべ立ち尽くす康太。滑稽なほどの
地獄絵図が壁際のTVに映し出されていた。

 しかしひとみの努力も空しく、彩香はもう
限界を感じていた。もはや周りの音さえ満足
に耳に入らない。少しでも衝撃を受ければ、
一気に歯止めを失う危ういバランスである。
 顔面も汗まみれの蒼白で、息遣いも次第に
激しさを増し、誰の目にもその崩壊の近さは
明らかであった。
「・・ハァ・・ン・・もう・・・」

 それを待ちわびたかのように、鈴木は彩香
の背後に廻るとその小さな体をヒョイと持ち
上げて、両膝を抱えこんだ。赤いスカートが
めくれ上がって白い下着があらわになる。
「は、早く下ろして・・・お願いだから・・
もう・・やめて」
 しかし激しくもがくほど、余計に尿意が増
してくる。鈴木はそれを面白がるように彩香
の体を上下に揺らし始めた。
「ほ〜ら、ほら我慢しなくてもいいんだよ、
ちゃんと洗面器も用意してあるからね」
 鈴木はそう言うと、銀色に鈍く光る金属製
の洗面器を彩香の足元に置いた。
「も、もう・・・」
 吐息のような呟きが空しく響く。

 フェラチオを続けるひとみも、射るような
視線で猛抗議をするが、そ知らぬ顔で鈴木は
少女を揺らし続けた。
「ひとみ〜早く康太をいかせてやらないと、
彩香ちゃんのお漏らしが始まっちゃうぜ」
 あれほど勢いのあったひとみの口の動きも
次第に力を失い、こちらも限界が見え始めて
いた。

「康太見ろよ、もうすぐお前の彩香ちゃんが
目の前でオシッコをしてくれるぜ」
 その言葉で、堅く閉じていた瞳をそっと開
けた康太の前に、鈴木は白い股布に包まれた
彩香の股間を向けた。
 膝を抱え上げた両手がグイッと後ろに引き
寄せられ、彩香の下腹部が一気に強い圧迫を
受けた瞬間・・・ 

「うっ・・・・い、いやぁぁぁーーーッッ」
 凄まじい悲鳴と共に、彩香が過酷なまでに
耐えてきたものが歯止めを失った。
 ジョワ、ポ、ポタッ・・カラ、カラ、カラ
カラカラカラ・・・・ジャァァ〜〜〜ッッッ
 彩香は股間から止めどなく流れ出すものを
もうどうすることもできなかった。
「康太よかったな〜、大好きな彩香ちゃんが
お前のためにオシッコをしてくれたぜ」
 彩香の目から大粒の涙がこぼれ落ちる。
 漏れ出た温かい液体は、足元の洗面器の中
で鈍い水音を絶え間なく奏でながら、次々と
溜まっていった。

「おね・・がい・・・見ないで・・・」
 聞きとれないくらい、か細く震えるえ声で
彩香は懇願したが、それは鈴木の加虐的な心
をあおるばかりであった。
「彩香ちゃん〜〜11才にもなってお漏らし
するなんてさっ・・・あー恥ずかしいなぁ」
 自分の中から溢れ出し続けるものを強く感
じながら、少女のまぶたは次第に一つに重な
り、意識は深い闇に飲み込まれていった。

        @

 チョロ・・・ポ、ポタッ、ポタッ・・・

 気絶した彩香の股間から、わずかに残った
しずくが洗面器に滴り落ちる。

「あらっ彩香ちゃん、眠っちゃったかな?」
 鈴木はそう言うと彩香の体を2、3回上下
に揺らし軽くしずくを切り、その小さな体を
そっとソファー置いた。

 しかし鈴木の加虐は終わらない。
「おいひとみ!何をぼぉ〜っとしてるんだ、
お前の仕事はまだあるだろう?」
 彩香の心配をする間もなく、ひとみの口
辱がまた始まった。
 何のためにこんな事をしているのか、もう
ひとみ自身さえ分からないまま、再び淫らな
音が狭い部屋に響く。

「・・ン・・ン・・あっ・・」
 康太は小刻みに何度も背中をのけぞらせ、
まさに絶頂を迎えようとしていた。
「康太〜、姉ちゃんの口の中に思いきりぶち
まけろよ!」
 もうひとみには、何よりも早くこの状況か
ら逃れることしか頭になかった。
 クチュ、クチュ、クチュ・・・ンン・・ン
 最後に激しさを増した口辱の中で、2人の
耳にはどんな言葉も聞こえない。
「うっ・・ン・・・あ・・あぁぁ〜〜っっ」
 叫び声と共に背中を大きくのけぞらせて、
康太は生まれて初めての射精を、愛する姉の
口の中で経験した。

 ひとみの赤い唇から白く濁った液体が一滴
ツゥーとこぼれ落ちた。

         @

 ポタッ、パ、パラ、パラパラパラパラ・・
ザァァァ〜〜〜ッッッ・・・・
  
 彩香は深い暗闇の中で激しい水音を聞いて
いた。(雨なのかな?・・・でもたしか今日
家を出るときは、雲一つない綺麗な青空だっ
たはずだし、夕立のはずはないよね。まだお
昼にもなっていないんだから・・。あ〜帰る
ときはどうしよう、傘は持ってきてないし、
帰る?・・・えっ、私は今どこにいるの?)

 鳴り止まない水音の中で彩香は、また意識
が深い闇に飲み込まれていくのを感じた。

 


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