『若草を濡らす少女たち』
第九話 福沢由紀子の巻(第三部)
      第四章 閉店後の脅迫レイプ     

第四章 閉店後の脅迫レイプ

 「フウーッ、やっと終わったわ」
 長い間粘っていた最後の客がようやく出ていき、由紀子は入口のシャッターを降ろすと深いため息をついた。
 由紀子がアルバイトをしているこのゲームセンター『マジック』は、駅から出てすぐの所にあり、一階がテレビゲームコーナー、二階がスロット、ポーカー、ビンゴゲームなどのメダルゲームコーナーになっている。
 由紀子は一人で一階を任される事が多かった。お客にコーヒーを出したり、遊び終わった台の清掃、硬貨詰まりなどトラブル時の処理などが主な仕事だ。仕事自体はそれほど難しくないのだが、勤務時間中はずっと立ち通しなのでやはり脚に疲れがくる。
 由紀子は毎回閉店後の後片づけまで勤務するので、店からは重宝されていた。いわゆるラストまで働くと時給は幾らか良くなるのだが、どうしても帰りが一時を回ってしまうため、メンバーが限られてしまうのだ。
流し場でコーヒーカップを洗いながら、由紀子はある事を考えていた。
 数日前予定通り生理が来た。ちょうどあの公衆便所で男に犯された直後で、中で射精されていただけに由紀子は胸を撫で下ろしたものだ。しかし気になっているのは情緒不安定になるような事が今回は全くなかった事だった。生理の最中も今までなら寝込まなければならないほど辛い事もあったのに、全くそんな事もなく終わってしまった。
 由紀子はちょうどあの犯された日の少し前からあのトイレで自慰に耽るようになった事と関係があるような気がしていた。由紀子自身、不自然に性欲を抑えつける事でホルモンのバランスが崩れるのがあの辛い症状の原因ではないかと、ある程度確信に近いものがあったからだ。
 やはりあのオナニーやレイプで性欲が満たされ、スッキリしたというのだろうか。実際ここ数日はあの悪夢を見る事も無く、熟睡出来る日々が続いている。
 ううん、考え過ぎよ。あれは一時の気の迷い。どうかしていたんだわ。これからはまたしっかりして行かないと...
 由紀子は気を取り直して洗ったカップとコーヒーメーカーを片づけると、ゲーム機の電源を一台ずつ落としていく。
 全ての機械の電源を切った事を確認すると二階へと上がった。
 「おう、お疲れさん」
 階段を昇ってきた由紀子に気付いた店長の加藤英雄が声をかけてきた。由紀子がバイトの応募に来たとき、面接に出てきたのがこの加藤だった。タコのような顔に鼻髭を蓄え、どことなく愛敬がある。
 「あっ、支配人お疲れさまです」
 「おう、お疲れ」
 金額の集計に集中していた支配人の田沢和夫は、由紀子をチラッと見上げただけでまた手元の札束に目を落とした。男性としては背が低く由紀子と同じくらいしかないが、いつも無愛想で、気軽に話せる加藤と違ってどうしても一歩引いてしまう。仕事にも非常に厳しく、由紀子も最初仕事に慣れていなかった頃は良く叱られたものだ。しかしどういう訳か他のアルバイトの女の子の間では加藤より田沢の人気の方が高く、由紀子には不思議でならなかった。
 「いやあ、いつも遅くまで助かるよ、由紀子クンには」
 加藤はニコニコしながら言った。
 「いいえ、学校に行っているだけだと時間が余っちゃうし、一人暮らしだから稼がないと」
 実際、ここで働きだして一年ちょっとなのだが、時給が最初の頃より三百円も上がっている。学費と家賃は家からの仕送りに助けて貰っているが生活費用はここの収入だけが頼りだけにこの昇給は有り難かった。それに仕事をする上でも励みになる。
 「おい、ちょっと一杯やっていかないか?」
 不意に田沢に声を掛けられ由紀子はドキッとした。仕事で叱られる時以外で田沢から声をかけられた事など殆どなかったからだ。
 「え、あ、あの....」
 どう返答すべきか狼狽えている由紀子に構わず田沢は準備を始めた。カウンターの後ろの棚からグラスと洋酒らしい瓶を数本取り出し、冷蔵庫から取りだした氷をアイスピックで砕く。
 瓶をとっかえひっかえして液体をシェイカーに注ぎ、砕いた氷を入れると慣れた手つきで振る。
 「どうした、俺がこんな事をするのはおかしいか」
 「い、いえ、そういう訳では.....」
 「こう見えても、昔バーテンをやっていたんだ、ほら」
 そう言うと田沢は由紀子の前に綺麗なブルーの液体が入ったグラスを差し出した。
 「いつもよくやってくれているからな、たまにはサービスだ」
 そういう田沢は今まで由紀子が見た事のない、穏やかな表情を浮かべていた。
 わぁ、支配人がこんな表情をみせるなんて...
 田沢が好みのタイプと言うわけではないが、由紀子はその意外さにドキリとさせられた。そんな心の動揺を鎮めようと平静を装いグラスに手を伸ばした。
 「わぁ、これ美味しい」
 一口付けて由紀子は意外な美味しさに驚いた。ちょっとミントの効いたソーダ系のカクテルだがアルコール特有の味が余りなく、ソフトドリンクと言われても分からない。
 でもこういうお酒って大抵強いのよね。
 悪酔いしないように由紀子は少しずつ飲む事にした。
 その後はしばらく三人で雑談に興じた。お客さんの事や、新たに入れるゲーム機の事、他愛のない話ばかりだったが、仕事が終わって深夜にこうして語り合う事は結構楽しいものだ。バイト仲間とは何回かあったが、田沢や加藤とは初めてだった。何よりも由紀子は田沢がこんなに話すのを見るのは初めてだったので、ある種の感動すら覚えていた。前の仕事の話などは面白くて、時間を忘れて聞き入っていた。
 そうしているうちに由紀子は身体の異変に気が付いた。何となく頭がフラフラするし、少し息苦しい気もする。
 そういえば何時になったのかしら。
 時間が気になり腕時計に目をやると、もう午前三時近くになっていた。
 いけない、いくら何でももう帰らなくちゃ
 由紀子は席を立った。
 「由紀子クン、帰るの」
 「ええ、もうこんな時間だし...」
 加藤に由紀子は髪をかき上げながら答えた。
 「どうした、何だか苦しそうだが」
 深く息をついた由紀子に田沢が言った。
 「何だか、熱くて.....酔っちゃったかしら」
 酒についてはたしなむ程度で、特別強いわけではない。それにしてもたかがカクテル一杯で酔ったとはおかしい。たとえ多少強い酒だとしてもあれだけ気を付けてゆっくり時間をかけて飲んだのだ。それにいつもお酒を飲んで酔ったときの感じとは少し違う。
 まさか、お酒の中に何か.....。
 ふとそんな考えが頭をよぎった。まさか店長達に限ってそんな事をするはずがないと思いながらも、由紀子は言い様のない不安に襲われていた。
 「わ、私、帰ります。ごちそうさまでした」
 由紀子は席を立つと更衣室に向けて歩きだした。しかし足元がおぼつかない。脚に力が入らないのだ。あっと思ったときは床に倒れ込んでいた。
 「おい、大丈夫かね」
 加藤が駆け寄ってきて、由紀子を抱き起こした。
 「て、店長、手を.....」
 加藤の手が由紀子の胸の膨らみに触れている。その手には明らかに意図的な力がこもっていた。
 「思った通り、なかなかいい身体をしているね」
 ニヤリと笑いながら言う加藤に由紀子は背筋にゾクッと悪寒が走るのを感じた。
 「最初は分からなかったがね。目を疑ったよ。こんな美人が真夜中に公衆便所であんな破廉恥な事をしているとはねぇ」
 耳元で囁かれたその言葉に由紀子は顔から血の気が引く思いがした。
 そう言えば加藤の住んでいるところはあの公園の近所だと前に聞いた覚えがあった。加藤が帰るのは由紀子たちアルバイトが帰った更に後になるから、時間的に仕事帰りに見られたとしても不思議ではない。見られたのがオナニーしていたところなのか、この前のレイプされたところなのかは定かでないが、そんな問題ではない。
 「い、いやっ...」
 由紀子は力を振り絞って加藤の腕を振り解くと、逃げようと試みた。が、腰に力が入らず立ち上がる事が出来ない。
 這うようにして逃げようとする由紀子の前を二本の脚が塞いだ。
 「支配人.....」
 田沢が蔑むような眼差しで由紀子を見降ろしていた。先ほどまでの穏やかな表情ははどこかに消え、突き刺さるような視線を感じる。
 「どうだった、中国秘伝の痺れ薬入りのカクテルの味は」
 「やっぱり.....何か入れたんですね.....」
 「加藤君から聞いたよ。可愛い顔をして、とんだ食わせものたったとはな」
 「わ、私、そんなんじゃ.....」
 「おっと、そう恐がらないで仲良くしようじゃないか」
 田沢はなおも後ずさって逃げようとする由紀子の細い足首を掴み、引き戻す。すかさず加藤が背後に回り、羽交い締めにする。
 田沢が由紀子のブラウスの胸元にかけ、荒々しく引きちぎる。ブチブチッと音を立ててボタンが弾け床に飛び散った。
 「きゃっ、い、いやぁ.....」
 由紀子は悲鳴をあげた。しかし薬のせいか、声に力が入らないばかりか手足がまるで自分のものでないように思い通りにならない。
 ゴツゴツした手がレース刺繍が施された純白のブラジャーを力任せに引きちぎる。瑞々しく張りつめた乳房かプルンとこぼれ出た。
 「ほう、見事なもんだ。」
 田沢は釣り鐘型の膨らみにむしゃぶり付いた。ピンク色の可憐な突起を口に含み、舌先でチロチロと舐め、軽く歯を立てる。同時に肉の房を緩急をつけて揉みしだく。
 「あっ、いやっ、いやです」
 弱々しく首を振り、抗う由紀子。 しかしねちっこく乳房を愛撫されているうちに、下腹部に甘い疼きが込み上げてきた
 だ、ダメッ...こんなっ.....
 由紀子は激しく首を振り、襲い来る愉悦の波を振り払おうとした。しかし乳首を起点として波紋状に広がる甘い痺れの感覚は、由紀子の意志を妖しく揺さぶってくる。
 「い、いやっ、止めて下さいっ、お願いっ....」
 由紀子は震える声で懸命に訴える。実際巧みに強弱を付けて責める田沢のやり方は、心憎い程だった、肉の膨らみを揉みほぐしたかと思うと乳首を舌先でチロチロと舐め、荒々しく鷲掴みにして揉みしだいたかと思うと、乳首を軽く歯で挟んで持ち上げる。
 「お、お願い、もう堪忍してっ.....」
 田沢の執拗な乳房への責めから逃れようと身を捩らせる由紀子。しかし薬で身体に思うように力が入らない上、加藤にガッチリと羽交い締めにされていてはどうする事もできない。
 由紀子が抵抗できないのをいい事に、田沢は更に淫らな攻撃に移った。タータンチェックのタイトスカートをはぎ取り、ムチムチした下半身を露出させると、大理石のようにツヤツヤした内腿をサワサワと撫でさする。同時に首筋からうなじへのラインにねちっこく舌を這わせていく。
 「ああっ...だ、だめっ...やめてっ.....」
 醜態を晒すまいと、懸命に理性を保とうとする由紀子。しかし田沢の舌が耳たぶへ移行し、内腿を滑り上がる手が、水色のナイロンパンティの上からふっくらとした肉丘を円を描くように撫で始めると、もう我慢も限界だった。
 「あっ、あんっ....」
 鼻にかかった甘い吐息がつい口をついて出る。
 「フフ、欲しくてたまらなくなってきたんじゃないのか」
 田沢はニンマリと笑みを浮かべ、耳元に息を吹きかけるように囁きながら執拗に由紀子の秘所に指を行き交わせる。執拗に摩擦を受けるうちにそこは徐々に熱を帯び、その奥にある亀裂の形が浮き彫りになってくる。
 そしてついに田沢の手がパンティにかかった。
 「あっ、そ、それだけはいやっ...許してっ」
 由紀子は我に帰りピーンと張りつめた太腿を必死に閉じ合わせ、腰を左右に揺さぶって脱がされまいとしたが、田沢は慣れた手付きでパンティを引き降ろしていく。太腿までめくり降ろされ艶々した繊毛が絶望的な呻きを漏らした。
 太腿にまとわりついた薄布をクッタリした下肢から、田沢はクルクルと丸めて抜き取った。
 「ああっ、いやっ!」
 華奢な足首を掴まれ、裂けそうな程に両脚が広げられる。田沢はムチムチした由紀子の太腿を抱え、その部分をジッと凝視した。柔らかそうな縮れ毛が逆三角形の茂みを作って下方へ伸び、神秘的な色香を滲ませている。ちょっぴり覗ける肉の裂け目の色合いも薄いピンク色で上品さを漂わせている。中学生時代散々陵辱の限りを尽くされ、堕胎までしたとは信じられないほど初々しい花園だった。
 「ほう、それほど使い込んではいないようだな」
 田沢は満足気な笑みを浮かべると淡い翳りを見せて息づく秘裂へ節くれだった指を差し入れた。
 「あっ、ダ、ダメっ!」
 「これだけ濡らしておいてダメはないだろう」
 実際由紀子の花裂は既にヌルヌルした蜜でしとどに濡れそぼり、田沢の指をあっさり根元まで受け入れてしまっていた。
 「ほら聞こえるか、クチュクチュ言っているだろう」
 「ああっ...い、言わないで....」
 由紀子にはもはや抵抗する力も気力もなかった。田沢が指を動かすたびに疼きにも似た甘い痺れが押し寄せてくる。
 「よぉし、取り合えず一度イッて貰おうか」
 田沢は由紀子の中へ入れた中指を猛然とピストンさせ始めた。
 「イヤッ、イヤです、あああああ...!」
 入口から三センチほどの所にある、プクリと盛り上がったポイントを激しく責めたてられ、下腹部にキューンと突き上げるような快美感が沸き起こる。
 「あああ...ダメェーッ!」
 由紀子は喜悦の叫びと共に亀裂から透明な飛沫をピュッピュッと迸らせ、ピクピクと身体を震わせる。
 「見ろ、潮を噴きやがった」
 田沢はビッショリと濡れた手を見つめて満足そうな笑みを浮かべた。


 「支配人、私もそろそろ参加してよろしいでしょうか」
 ずっと由紀子を羽交い締めにしていた加藤が、我慢できなくなったのか遠慮がちに田沢に伺いを立ててきた。
 「薬が回ってもう逆らう力もあるまい、好きにやりたまえ」
 「そうですか、では」
 「い、いやっ、んんんっ.....」
 加藤は由紀子を羽交い締めにしたまま、由紀子の顎を持ち上げ背後から唇を奪った。ザラザラした舌が固く閉ざした唇を強引に割って入ってくる。
 「んっ!んんっ...」
 塞がれた唇の下からくぐもった呻き声を漏らす由紀子。
 「うーん、この甘い香りが何とも言えんねぇ」
 ひとしきり口腔を舐めまわした加藤は、満足そうに言うと、由紀子の上半身を倒し、更に耳の中へ舌を差し入れていく。
 「ううっ、い、いやぁ....」
 ネチネチと耳の穴の中で動き回る舌の感触に泣きながら呻く由紀子。しかし動く事さえままならず、耳から首筋、肩へと這い回るナメクジのようなおぞましい感触に耐えるしかなかった。
 「ほう、形もいいし柔らかそうなオッパイじゃないか。由紀子クンは着痩せするタイプみたいだね」
 加藤はニンマリとすると乳首に舌を当て、弾くように舐めしゃぶる。
 「この滑らかさ、柔らかさ、たまらないねぇ」
 「ああっ...て、店長ッ、お願い、やめてッ.....」
 弱々しく由紀子は呻いた。ヌメヌメした舌の感触に加え、鼻下の髭がチクチクと柔肌を刺激し、甘い疼きが新たに沸き起こってくる。
 「あっ、そ、そこはいやっ!」
 恥ずかしい部分に温かくて柔らかい物が這っている感触に由紀子は狼狽えた。目を落とすと股間に顔を埋めている田沢の姿が見える。
 「ああっ、支配人ッ、そ、そこはダメッ...お願いです.....」
 由紀子は激しく頭をふり、理性を保とうと努めた。
 しかし加藤に乳房を吸われ揉みしだかれながら、田沢に恥ずかしい部分を口唇愛撫され、由紀子の身体には蕩けるような快美感が広がっていく。
 「さて、そろそろ頂くか」
 田沢は由紀子の股間から顔を上げるとズボンとトランクスを一緒に引き降ろし、下半身を露出させる。
 小柄な身体に似合わず田沢のそれは巨大だった。四十過ぎの男のものとは思えぬ程勢い良く天を向いていなないている。黒く光る砲身が経験の豊富さを伺わせる。
 花弁を開きタップリと果汁を溢れさせている亀裂を先端でなぞる。
 「加藤君、すまんな。お先に頂く」
 そう言うと田沢は凶器のような分身を花裂に押し当て、一気に押し入ってきた。
 「や、やめてッ、ああっ!」
 中心部を襲う強烈な圧迫間に大きく背筋を退けぞらせ喘ぐ由紀子。
 「おお、こいつは」
 田沢は由紀子の膣路の反応に少なからず驚いていた。内部はたぎるように熱く、侵入するいなや田沢をネットリと包み込み、肉襞の一本一本が絡み付いてくる。
 「これはなかなかの上玉かも知れんぞ」
 田沢は由紀子の細い腰を抱え、奥まで剛棒を送り込む。
 「あっ、あっ、ああっ.....」
 抽送のたびに身体がバラバラになりそうな快感が押し寄せる。最後まで残っていた理性のかけらもどこかへ吹き飛び、由紀子は肉の悦びに溺れた。女陰はミルク色の粘っこい蜜液をおびただしく溢れさせ、田沢のものが出入りするたびクチュッ、クチュッと音がして蟻の戸渡りを伝って流れ落ちていく。
 「ほら、どうだ。欲しかったんだろ、そら、そらっ....」
 田沢は勝ち誇った顔で由紀子の蜜壺を繰り返し突き上げる。そうしながら熱い息を漏らし続ける唇を塞ぎ舌を差し入れる。由紀子ももはや嫌悪する事を忘れ、自らの舌を絡ませ唾液をまぶし合う。
 「うっ、うふぅっ」
 濃厚なキスを続けるうち、由紀子の粘膜の奥が更にヒクヒクと収縮する。
 「おおっ、い、いいぞ」
 田沢も瑞々しい美肉の反応に溺れた。尻肉をすぼめしゃにむに花裂を抉る。
 「ああっ!ダメッ、支配人ッ...い、イクゥッ」
 身体が蕩け子宮奥から峻烈な快感が突き上げ、由紀子はついに悦びの声を上げた。
 「あっ、ダ、ダメッ.....」
 呼吸を併せ田沢が放出した体液を粘膜に感じ呻く由紀子。しかしその恥辱感に更に快楽の高みへと突き上げられる。
 「みろ、こいつはなかなかの見物だぞ」
 放出を終え由紀子から砲身を引き抜いた田沢がグッタリとしている由紀子の股間を覗き込んで言った。充血した女唇は淫らに口を開き、溢れ出た粘液で滑っていた。膣口から出てきた田沢の体液が蟻の戸渡りから菊穴を伝い、ホールの床に滴り落ちている。
 「こいつ、店の床を汚しおって....後でたっぷりお仕置きしてやる」
 田沢はグッタリとして動こうとしない由紀子に冷たい笑みを投げかけ呟く。
 「加藤君、待たせたな。汚してしまってすまんが後はしばらく任せる。まだ一階の集金が済んでいなかったからな」
 田沢は身支度を整えると集金袋を抱え、階段を降りて行った。
 「ほらほら、私を忘れて気を失って貰っちゃ困るよ」
 グッタリとなっている由紀子の身体をひっくり返し、お尻を突き出させるとズボンを下ろし、分身を蕩けきった亀裂へ押し当てる。太さは田沢に一歩譲るものの、長さが異様に長い。
 「て、店長...ダ、ダメ.....」
 まだオルガスムスの余韻が身体に残り、まだ力の入らない声で呟く由紀子。しかし加藤は桃のような尻肉を抱え、グイッと腰を突き出した。
 「い、イヤ...あああっ!」
 最初の一突きで由紀子は再び頂上へと突き上げられた。
 「おお、なかなかいい具合じゃないか」
 加藤は深く溜息を付くとパンパンと由紀子の尻に腰を打ち付け始めた。長い加藤の砲身は軽く由紀子の子宮の入り口まで届き、その手前にある禁断のスポットを間断なく刺激してくる。
 「だめ、もうダメ。あああああ......!」
 再びキューンと突き上げるような快感に襲われ、由紀子は身体を震わせて引き絞るような声を上げた。その後も加藤に突き上げられ続け、嵐のような官能の渦に揉まれながら再び悦楽の地獄へ引きずり込まれていった。
 
 

 由紀子はうっすらと目を開けた。
 ここはどこ....。
 視界に飛び込んできたのは覚えの無い風景だった。埃を被ったテーブルタイプのゲーム機が積み重ねて置かれ、床には剥き出しの基板が無造作に転がっている。由紀子が以前店で見た事のある物もある。どうやら倉庫のような場所らしい。
 ふと全裸で大の字の格好で手足を縛られている事に気が付いたとき、由紀子はハッと我に帰り、同時に今までの事を思い出した。田沢と加藤にゲームセンターで犯された後、ここに連れてこられたらしい。
 上の方にある灯取りの窓から光が差し込んでおり、どうやら日中らしい事は分かったが、あれからどのくらい経ったのかまるで分からない。
 由紀子は身を捩り拘束から逃れようと試みる。
 不意に天井の灯が点った。続いて階段を登る足音が聞こえてくる。
 「よお、お目覚めかね」
 蔑むような目突きで田沢が見おろしている。その表情には邪な欲望が滲み出ていた。
 「これ以上私をどうしようというんですか。もう気は済んだんでしょ」
 「失神するほど気をやっておいて、随分と強気じゃないか」
 加藤の笑みもいつもの温和なものではなく、背筋がゾクッと来るようなイヤらしさ丸出しのそれだった。
 「これからちょっと趣向を凝らして可愛がってやろう」
 田沢はいうと持ってきた鞄を開け、中から何かを取りだした。一つはピンク色の液体が入った半透明のプラスチックボトル、もう一つは円筒型のガラス瓶で白いクリームのようなものが入っている。
 「これが何だか分かるか」
 田沢は由紀子に二つの容器を交互に見せながら説明を始めた。
 「このピンクのゼリーを身体中に塗り込むと、全身が性感帯のようになってちょっと触られたり舐められたりするだけで、たまらない気持ちになる」
 「そ、そんなのいやっ....」
 「そしてこっちのクリームを福沢のオマンコや尻の穴に擦り込むと身体の奥が疼きだす。そのうちビショビジョに濡れてきて、もうやりたくて仕方がなくなる。やくざが素人の女をコマす時に使うもんだから、効き目は保証付きだ」
 次々と耳に入ってくる恐ろしい言葉に、身体が震えてくる。そういえば前から田沢には何か独特の雰囲気があると思ってはいた。そういう連中との付き合いもあるからこそなのだろう。
 それにしてもただでさえ性感が目覚めつつある身体に、そんな物を使われたら自分はいったいどうなってしまうのだろう。
 「加藤君、俺はクリームを塗るから君はゼリーの方を頼む」
 「分かりました」
 加藤は田沢からゼリーのチューブを受け取るとヌルヌルと掌に出すと、白桃のような由紀子の乳房にたっぷりとゼリーを塗りたくっていく。
 「ヒッ.....」
 冷たいゼリーの感触に由紀子は身体をこわばらせた。
 加藤は溶けそうに柔らかい肉の隆起の感触を楽しみながら、念入りに擦り込み、薄桃色の乳首にも伸ばして、コリコリと刺激をくわえる。
 「あっ...」
 由紀子は早くも上半身に火照りを感じ始めた。更に乳首を刺激されゾクゾクする官能の震えに襲われる。
 ダメッ、感じてはダメッ.....
 由紀子は懸命に押し流されそうになる自らを叱責する。
 だが加藤の魔の手は揉み応えのある乳房からキュッと括れた腰のライン、更に臍の穴へとゼリーをどんどん伸ばしていく。
 「さあ、いやらしいオマンコにもお薬をあげよう」
 ふざけた口調で言いながら、田沢は妖しげな容器からクリームをたっぷりと救い取ると、由紀子の女陰に指を当てがう。最も敏感なその部分にヒンヤリとした感触を覚えるとさすがに由紀子は身体を左右に揺すり、はかない抵抗を試みた。
 田沢の太い指は清らかな薄紅の肉唇を押し分けて、有無を言わさずクリームを塗り付けていく。甘美な肉襞の奥の方までも指先を送り込み、思う存分塗りたくった後、今度はつつましやかに固く口を閉ざしている菊門にまでクリームをベットリと伸ばしていった。
 「リラックスできるように普通の倍の量を塗ってやったからな。恥ずかしがらずに思いきりヨガるんだな」
 催淫剤を塗り終えた二人は、由紀子から離れると持ってきた紙袋からワインらしい瓶を取り出し、チビチビやりながら由紀子の様子をうかがう。
 由紀子はといえば、額に大粒の汗をビッショリと浮かべ、顔を真っ赤に上気させていた。身体中のあらゆる所が切ないほどに火照る、こんな感覚は初めての事だった。
 特に乳房は溶けそうなほどに熱く疼き、もし触れられたら理性など吹き飛んでしまいそうな予感がしていた。
 「あっ...はぁっ....」
 下腹部にも激烈な疼きが断続的に押し寄せ、由紀子は堪えきれずに吐息を遠慮がちに漏らし、女っぽさをたたえた腰を悩ましく捩った。
 「あっ、ああっ...」
 「どうした、随分辛そうじゃないか」
 「ど、どうすればいいんですか.....」
 瞳を潤ませて見つめる由紀子に、再び田沢はまとい付く。豊かな胸の膨らみをネットリと揉みしだき、桜色に上気した首筋やうなじの辺りを、舌で舐め回す。そうされただけで、由紀子の花肉からは新たな蜜液が溢れ出してくる。
 田沢は耳たぶをそっと噛み、耳の穴へ舌を差し入れてペチャペチャと舐めたあと、吐息を耳一杯に送り込んで卑猥に囁いた。
 「随分と派手に濡らしているじゃないか。アソコを刺して欲しくてたまらないんじゃないのか」
 意地悪く耳に吹きかけられると、それだけでも感じてしまうのか、切なげな表情を浮かべる由紀子。
 片手で乳房を弄びながら田沢はあらかじめ媚薬を溶かしてあったワインを口に含み、由紀子の唇へ顔を寄せた。力無く首を振る由紀子の顔を押さえつけ、口の中へ強引にワインを流し込んでいく。二回、三回と口移しで飲まされると頬が真っ赤に染まるのが見て取れた。
 「これでもっと気持ちよくなれるぞ」
 そう言って田沢は由紀子の舌先を吸い上げる。すると由紀子も積極的に舌を絡ませてきた。まるで恋人同士のような濃厚な口づけを交わしている間にも田沢は由紀子の身体のあちこちを愛撫し続けている。既に由紀子の身体は全身が性感帯と化しており、ちょっと触れただけでも敏感すぎるほどの反応を見せた。
 臍から腰の辺りに舌を這わせ、腿の内側をねちっこく撫でさする。さらには脹ら脛はホッソリした足首を指先で微妙な力で刺激する。
 「も、もうダメッ、お願い」
 体中に塗りたくられた催淫クリームとゼリーだけで殆ど堕ちたも同然だったが、口移しで飲まされた媚薬入りのワインが決定的だった。もう由紀子の頭の中には肉路を思いきり貫いて貰う事しかなかった。
 「も、もうダメッ....お願いです」
 「何をお願いするというんだ」
 「そ、そんな事、言えるわけが.....」
 「言って貰わんと何の事だか分からんな」
 おびただしく濡れている肉層の中心をわざと避け、淡いピンクの縁取りをチロチロと舐め上げる。
 「いやっ、あっ、あああっ....」
 とことんまで焦らされネチネチいたぶられ、由紀子はどうにもならない所まで追いつめられていた。これ以上お預けを食らわされたら気が狂ってしまいそうだった。
 「ああっ、い、言います。言いますから.....」
 身体をブルブル震わせて由紀子は切羽詰まった声を上げた。
 「何が言いたいんだ」
 とうとう堕ちたか...。田沢は心の中でほくそ笑んだ。
 「私の...お、オマンコに....支配人の、お、オチンチンを、入れて下さいッ...ウウッ...」
 自分の意志ではどうにもならない情欲の炎を鎮めて貰うため、由紀子は嗚咽しながらとうとう屈辱的な哀願の言葉を口にした。
 「最初からそう言えばすぐに分かる。加藤君、縄を解いてやれ」
 「大丈夫ですか」
 「心配ないさ、今のこいつはハメて貰う事しか頭にない」
 加藤に縄を解かれた由紀子は自ら脚を広げ挿入を求めた。しかし田沢も加藤もそんな由紀子を見てせせら笑っているだけだ
 「ど、どうして、お願い、早く来て!」
 由紀子は狼狽えた。もう一刻も待てないと言うのにどうしてすぐに貫いてくないのかと思った。
 「欲しいんだろ、自分でハメに来いよ」
 由紀子は唇を噛みしめた。悔しくて仕方なかった。どこまで辱められればいいのだろうか。でももうそんなことを云々している余裕はない。
 由紀子はノロノロと起きあがると田沢の元へ歩み寄った。下では田沢の肉刀が不気味にそそり立っている。
 由紀子は目をつぶり深呼吸をした。自ら腰を落として意に沿わぬ男の陵辱に身を委ねていく。これほどの恥辱があるだろうか。しかし今は一刻も早く陰裂を貫かれたかった。そうしないと気が狂ってしまいそうだった。
 田沢の身体を跨ぎ、腰の真上に立つと、そそり立つ肉塊に手を添える。そして先端を蜜液で滑っている秘裂に当てがうと、そのままゆっくりと腰を落としていく。
 「あああっ...」
 待ちに待たされただけに肉茎を受け入れたときの歓喜は絶大だった。根元まで肉茎を受け入れた由紀子はしなやかな背筋を仰け反らせ、引き絞るような吐息をこぼした。
 「なんてこった。もう食いついてきやがる」
 熱く蕩けきった粘膜が早くも肉の幹に絡み付き、ジワジワと締め付けてくる。
 「ああっ、いい、いいの!」
 由紀子はなりふり構わず髪を振り乱し、腰をくねらせて愉悦を貧る。理性はどこかに消え失せ、歓喜の波に身を委ねる。
 「ああっ、凄いっ、あああ.....!」
 しなやかな身体が硬直しブルブルと震える。由紀子は早くも最初のオルガスムスに達していた。しかし今の由紀子がそれくらいで満足できるはずはない。ひとしきり悦楽の余韻に浸ると、更なる快楽を求めて再びクイクイと淫らに腰を動かし始める。
 「ああっ、まだよ、もっと、もっと欲しいの!」
 恥も外聞もなく由紀子は乱れた。
 「あっ!そ、そこはイヤッ!」
 不意に裏門をまさぐられる感触に振り返ると、加藤が背後から迫って来ていた。
 「イヤッ、イヤッ!」
 貴弘にアヌスを貫かれたときの激痛の記憶が蘇る。しかし逃げようとしても既に田沢にガッチリと抱きかかえられ、無防備に菊門をさらした格好のまま動くことが出来ない。
 「ああっ、イヤァッ!」
 恥ずかしい後ろの穴がコリコリと揉みほぐされるのを覚え、由紀子は総毛立った。
 加藤は更に例のプラスチックボトルからゼリーをたっぷりと取り、セピア色をした可憐な窄まりに塗りたくっていく。
 「おお、これはいい。君がそこをいじる度にこいつのアソコがヒクヒクとして実にいい味わいだ」
 田沢が言った。
 「そうですか、ではこうするとどうですかな」
 「あっ....」
 加藤の指が菊穴へ突き立てられ、由紀子が呻く。少しずつ指が中へ入ってくる度お尻をブルブルと震わせ、肉路がキュッと締まる。
 奥まで指を入れた加藤は指を幾たびかその狭い穴の中で行き交わせた。直腸の内側にもゼリーが塗りつけられていき、少しずつ動きがスムーズになってくる。。
 「路もつけてやったし、これなら入るだろう」
 加藤は自分の肉刀にもゼリーをたっぷりと塗りたくった。由紀子の後ろに立て膝を付くと、ポッカリ口を開けている露になった菊門に照準を定める。
 「や、やめて.....」
 先ほどまでの快美感はすっかり吹き飛び、由紀子は恐怖にブルブルと身体を震わせる。 「うぁぁっ、い、痛いッ!」
 ついに先端が入口をこじ開け、押し入ってきた。
 「イヤッ、痛いッ、痛いのッ!」
 メリメリと筋肉を切られる痛みが入り、続いて子宮の奥がカーッと燃えるように熱くなって由紀子は眩暈に襲われた。
 「あああ!痛ァーッ!」
 長い加藤の肉刀をとうとう根元まで押し込まれ、激痛に耐えきれず由紀子は叫び声を上げた。タップリと媚薬を塗り込まれたとはいえ、アヌスは貴弘に一度犯された事があるだけの開発されていない場所だった。焼きごてを当てられたような激痛に、身をよじらせのた打つ由紀子。しかし上下で挟みうちにされ、苦痛から逃れる事すらままならない。
 鮮血がセピア色の筋を伝って滲み出し、由紀子が苦悶の表情を浮かべるのを見て、加藤の興奮は倍加した。
 「おお、凄い締まり具合だ」
 ようやく根元まで分身を菊穴の中へ納めた加藤は、直腸の強烈な収縮力に深いため息を吐いた。
 「加藤君、君のナニが壁一枚隔てて当たってるぞ」
 「そうですな、私も分かります」
 二人は顔を見合わせると苦笑いを浮かべた。
 「うむ、前の穴より締め付けはきついが、ツルツルで今ひとつ味わいに欠けますな」
 「さて、再開するか」
 二人は同時に由紀子を突き始めた。
 「ああっ、お願い、許してェッ!」
 前では田沢の太い肉塊に膣路を蹂躙され、後ろでは加藤の長い肉竿に鋭敏な直腸の筋肉をえぐられ、由紀子は脂汗を流しながら喘いだ。
 「あうッ...はぁっ、ああう.....」
 しかししばらくするうち感覚が麻痺してきたのか、徐々に痛みが薄れてきた。
 するとタップリと塗り込まれた媚薬が効き目を発揮し始めたのか、膣路を貫かれている快感と相乗し合って今まで経験したことのない、とてつもない痺悦の渦が由紀子の中で形成され始めた。
 「ああっ...凄いっ、凄いの...狂っちゃう」
 内臓がせり上がるような衝撃に襲われ、由紀子は訳の分からないことを口走りながら汗まみれの身体を震わせてわなないた。
 「あっあっあっ、あああ.....!イ、イクッ!」
 キューンと物凄い快美感が身体中を貫き、瞼の裏で火花が飛び散った。ほぼ同時に子宮と直腸の奥へ熱い迸りが浴びせかけられる。由紀子は田沢と加藤に挟まれたままグッタリと動かなくなった。
 身体が吹き飛ぶような峻烈なオーガズムに、由紀子は気を失っていた。

 


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