『若草を濡らす少女たち』
第六話 福沢由紀子の巻(第二部)
    第五章 妊娠・由紀子の決意    

第五章 妊娠・由紀子の決意

 昼休み、由紀子は屋上で一人ボンヤリ遠くを眺めていた。
 由紀子をレイプし処女を奪った男、貴弘と再会してから一ケ月、由紀子は毎日のように貴弘に犯されていた。ここのところ、放課後になると貴弘は学校の近くまで来て下校途中の由紀子を待ち伏せするようになった。
 最初は由紀子も貴弘の姿を見ると逃げようとしていた。しかし、肩を抱かれ半ば強引に貴弘の部屋まで連れて行かれ、結局身体を許してしまう日々が続いた。そのうちに由紀子は貴弘を見ただけで下腹部が甘い疼くようになってしまい、自分から貴弘について行くようになった。また、休みの日などはお昼くらいから貴弘の所に行き、夕方近くまで何回も交わった。
 貴弘は若いに似合わずかなりのテクニシャンだった。またスタミナも抜群で、三回くらい立て続けに放出しても、またちゃんと勃起してくるのだ。由紀子は気が狂いそうな程の女の悦びを貴弘に何度となく味わわされた。帰る時は腰に力が入らず、満足にまっすぐ歩けないほどだった。由紀子も時には貴弘の上に跨って自ら腰をくねらせ、貪欲に愉悦を貧った。
 由紀子は昨日のことを思い出していた。初めて裏門を犯されたのだ。
 貴弘がそこを要求してきた時の、由紀子の取り乱し方は、尋常ではなかった。
 「お願い、お願いです!そこだけは許して下さい!他の事だったらどんな事でもしますから」
 引きつった声を上げ、繰り返し哀願する姿が貴弘の欲情を一層掻き立てる。
 「こっちの方も一度やってみたかったんだ」
 白く艶やかな尻肉をしっかりと抱え込み、深く削いだような切れ込みを押し広げると、セピア色の菊花がおののくようなたたずまいを現わした。ローションなど持ち合わせていない貴弘は、冷蔵庫から取り出したマーガリンをすくい取り、菊襞にベットリと塗りたくると、親指で揉みほぐしていく。
 「いやっ、...うっ...あぁぅ.....」
 おぞましさに呷き、お尻をブルブルと震わせる由紀子。しかし粘っこい菊門への愛撫に身体が少しずつ反応を示し出した。腰を切なげに揺すり、前方の秘苑は粘っこい愛蜜を分泌し始めた。
 「ああ.....イヤ、イヤです」
 「ケツの穴も敏感なんだな、前の方は洪水みたいにグショ濡れじゃないか」
 「ううっ.....は、恥ずかしいっ」
 アヌスがこれほど感じるとは、由紀子は知らなかった。肛門を責められるおぞましさとそこを責められて感じてしまう羞恥に、泣きながらセミロングの髪の毛を振り乱し、あどけない顔を真っ赤に上気させて喘ぐ。
 マッサージを施され、セピア色の筋の連なりが弛んでうっすらと口を開けると、貴弘は中指をズブッと突っ込んできた。
 「ああっ、いやぁっ!」
 おぞましい感触に由紀子がひときわ高い声で泣き叫んだ。
 括約筋が指を喰いちぎらんばかりに締めつけてくる。貴弘は徐々に指を奥まで挿入し、第二関節まで入ると今度はゆっくりと抜いていく。
 そんな抽送を繰り返すうち、禁断の園に少しずつ径が通ってきて、指が段々スムーズに出入りするようになってきた。
 由紀子は盛んに苦痛を訴えた。しかしアヌスを責められるという異常な行為は由紀子に怪しい興奮をもたらしていた。淫裂からはヌルヌルした蜜液が洪水のように溢れだし、太腿を伝って流れ落ちてくる。
 「尻に指突っ込まれて感じてるのか、お前」
 「ううっ....い、言わないでっ」
 貴弘が指を引き抜くと、薄く血を滲ませたその部分は、さっきよりもはるかに穴が大きく広がって見える。
 「あっ、こ、怖いっ」
 ついに貴弘が、痛々しく赤味がかった可憐な蕾へ岐立を押し当ててきた。由紀子の胸に肛門を貫かれる嫌悪感、恐ろしさ、屈辱感が怒濤のように込み上げてきた。
 先端が狭い入口を押し広げて侵入した。
 「無理よ、あっ、い、痛いっ!」
 しかし貴弘は硬直した肉竿を容赦なくねじ込んでくる。
 「やめてェッ、あっ、痛い、痛ァーッ!」
 鋭敏な筋肉をメリメリと引き裂かれる鋭利な痛みに由紀子が悲鳴を上げる。
 「フゥーッ」
 男根を根元まで押し込んだ貴弘がため息をついた。下手をすると勃起を折られかねないくらいの凄じい締めつけだった。どこか裂けて切れたらしく、鮮血が菊花の回りに滲み出してきた。
 「よし、いくぞォ」
 貴弘がゆっくりと律動を開始する。
直腸を刺激され便意が腹部から沸き起こってくる。そして尻穴を断続的に襲う裂痛、恥ずかしさ、すべての異様な感覚に由紀子の意識は朦朧としてくる。
 「あっ、痛いッ!...痛いの、やめてェッ!」
 断続的に襲う激痛に気を失いそうになる。しかしそのたびに貴弘の突き上げに現実に引き戻される。
 「イヤァッ!....痛ァッ!やめてェッ、もうイヤァーッ!」
 由紀子は泣き叫びながら、必死に哀願を繰り返す。無駄だと分かっていてもそうせずにいられなかった。
 「ううっ...で、出るぞォッ!」
 その瞬間貴弘の肉刀が由紀子の中でピクピクと脈打ち、直腸の中へおびただしい樹液を吐き出した。
 「い、いやああっ!」
 腸の奥に熱い樹液が打ち込まれるおぞましい感触に、由紀子は絶叫すると失神してしまった。
 い、いけない。濡れてきちゃった.....。
 下腹部に熱く湧き上がる感覚に、由紀子は我に返った。
 もう普通の女の子には戻れないのかしら.....。
 由紀子はため息をついた。
 「あっ!」
 その時由紀子は重大な事に気がついた。
 生理が来ていないのだ。由紀子は慌てて前の生理日を思い起こした。そこからもう2ヶ月近く来ていない。
 由紀子の生理は割と規則正しく来る方で、これほど遅れた事は今までにはなかった。
「まさか、赤ちゃんが...」
 由紀子は目の前が真っ暗になった。よく考えてみれば、あれだけ生で中に出されているのだ、妊娠しない方がおかしい。
 由紀子は気分が悪いと言って午後から学校を早退させてもらった。不安を胸に抱き、由紀子は産婦人科へと道を急いだ。

 由紀子はフラフラと病院の玄関から出てきた。肩を落とし、目は虚ろでまるで夢遊病者のようである。
 由紀子の悪い予測が当たってしまったのだ。
 「今度来る時に、お父さんかお母さんと一緒にいらっしゃい」
 ぶっきらぼうな口調で医者が由紀子に言った。
 「えっ、じゃあ.....」
 「妊娠してるよ、二か月くらいだね」
 頭をハンマーで思いきり殴られたような衝撃だった。
 そこから先の事は良く覚えていない。お腹の子供への責任だとか、避妊の事とかで説教を受けたような気はしたが、内容は全く覚えていなかった。ふと気がつくと歩道橋の上を歩いていた。
 死ぬしかないわ.....。
 由紀子は思った。産んで育てられない以上中絶するしかないが、両親に今までの事を全て話すのは耐え難かった。中絶の費用は得られるかもしれないが、そんな事になったらどんなに怒り、悲しむ事だろう。それにそんなことをしたら、幸せな家庭がバラバラになってしまうかも知れない。しかし貴弘に話したところで中絶費用を出してくれるとは思えない。足蹴にされて捨てられるのがオチだ。
 由紀子は歩道橋の手摺に手を掛けた。下では車やバス、トラック等が次から次へと走り抜けて行く。
 このまま死ぬなんてイヤだ!
 突然由紀子の胸に生きることへの愛着が沸き上がった。
 まだ十四歳、本当なら希望に満ちた未来がこの先待っている年頃だ。それを貴弘のためにむざむざ諦めるなんて.....。
 由紀子は目を閉じ、考えた。
 加藤先生!
 由紀子は体育教師の加藤の事を思い出した。入学して以来由紀子は加藤に憧れていて、夏休みには加藤を思ってオナニーに耽った事もあった。
 加藤は体育は男子生徒受け持ちで、由紀子が教わるのは雨の日の保健の授業くらいだったが、顔と名前くらいは覚えていてくれるはずだ。
 大好きな先生に迷惑をかけてしまうかも知れない、しかし今の由紀子にはそれしか方法は思いつかなかった。
 もし先生が力になってくれたら.....
 由紀子はある決意を胸に加藤の家へ歩き始めた。
 もしこれで加藤に拒否されたら、その時こそ本当に死ぬしかないと由紀子は思った。

 加藤の家は学校から十分くらいのマンションだった。以前から教員名簿でチェックしていたので場所はすぐに分かった。チャイムを押す時、緊張で指が震えた。
 中で呼び鈴の音が聞こえた。しばらくするとドアが開いて、Tシャツにトレパン姿の加藤が現れた。
 「おっ、君は確か.....」
 「二年C組の福沢です、すみません、お休みのところを」
 由紀子は頭を下げた。
 「どうした、何か用か」
 「はい、ちょっと相談したいことがあって.....」
 「そうか、ま、入りなさい」
 加藤は由紀子を中へ迎え入れた。
 「いやぁ、余りきれいにしていないから女の子に見られるのは恥ずかしいなぁ」
 加藤は笑っていいながら、由紀子にコーヒーを出してくれた。こういう開けっ広げでサバサバした性格も由紀子は大好きだった。
 「それで相談って何だ」
 「は、はい、実は.....」
 由紀子は一瞬ためらった。大好きな先生に自分の恥を話す事になるのだ。スンナリと言葉が出て来るものではない。
 「どうした、ん?」
 由紀子は加藤の方を見た。優しそうで爽やかな笑顔、引き締まった逞しい体付き、あれほど憧れた加藤先生のすぐ横に自分がいるのだ。
 「先生!」
 由紀子は思いきって加藤の胸にすがり付くと、しゃくり上げながら今までの出来事を語り始めた。夏休みに出会った貴弘の道案内をして立入禁止の草原に行き、そこでレイプされ処女を奪われた事、それ以来イヤらしい想像が頭から離れず、オナニーがやめられなくなってしまった事、その後また同じ場所で犯され、それ以来ほとんど毎日のように犯されている事、そして妊娠の事。
 話しながら由紀子の脳裏に今までのことが走馬灯のように蘇った。
 加藤は目を閉じジッとして由紀子の話を聞いていた
 「そうか.....大変だったな」
 加藤は由紀子の髪を撫でながら呟いた。
 「よし、中絶の費用は俺が何とかしてやる。それとその男はどこにいるんだ」
 「今日は早退したから会わなかったけど、放課後になると学校の近くで待っているんです。明日もきっと来ると思います」
 「よし、そいつの事も俺がカタをつけてやる。もう心配しなくていいぞ」
 加藤は由紀子を励ますように肩を揺すって言った。
 「ありがとう、先生.....」
 やはり加藤に相談してよかった、由紀子は深いため息をついた。
 「先生.....もう一つお願いがあるんです」
 「何だ、俺に出来る事なら何でもするぞ」
 「私を.....抱いて下さい」
 由紀子のもう一つの決心がこれだった。もし加藤が助けてくれたら身体を許すつもりできたのだ。
 「えっ.....」
 「私、前から先生のこと好きだったんです。あの人に汚された身体を、先生の手で綺麗にして欲しいんです。お願いです」
 「いや、しかし.....」
 加藤の表情に戸惑いの色が浮かんだ。加藤も女性経験は少ない方ではない。しかし由紀子は自分の学校の生徒、しかもまだ中学二年生なのだ。
 「私、魅力ないですか?先生」
 「いや、そんな事はないが....」
 由紀子の積極的なアプローチに、さすがの加藤もしどろもどろだった。
 「じゃぁ、見て下さい。私が魅力あるかないか」
 由紀子は立ち上がると、戸惑う加藤の前で服を脱ぎ始めた。
 セーラー服のリボンを解き、襟のボタンを外す。サイドのジッパーを上げて上着を頭から抜き取ると、ブラジャーに包まれた瑞々しい胸の膨らみが現れた。
 続いてスカートのホックを外し、ジッパーを降ろすとバサッと音を立ててスカートは床に落ちた。
 加藤の視線はブラジャーとパンティだけの姿になった由紀子に釘付けになった。若鮎のようなピチピチした肢体は中学二年生とは思えない成熟を見せている。
 ブラジャーの中ではち切れんばかりの胸の膨らみ、キュッとくびれたウェスト、パンティに包まれた女らしく丸みを帯びた下半身、形よくスラリと伸びたツヤツヤした脚、どこをとってもまだ幼さの残る顔からは想像がつかないくらい発達している。
 加藤は股間の分身が熱くたぎってくるのを感じていた。これ程ピチピチした肢体を見せられては、いくら教え子といえど平常ではいられなかった。それにもし自分がここで拒否したらこの子は何をするか分からない、そんな考えも抱き始めていた。
 「本当に.....いいんだな」
 「はい」
 加藤の問いかけにコックリと頷く由紀子。
 「よし」
 加藤は立ち上がると、逞しい腕で由紀子を抱き上げベッドへ運んだ。
 横たえられた由紀子は期待に胸を震わせていた。まるで恋人に初めて抱かれる処女のような気持ちだった。
 「何も心配はいらない」
 由紀子の黒髪をいたわるように優しく撫でる加藤、ウットリとそんな加藤を見つめる由紀子。
 やがてどちらからともなく唇が合わせられた。蕩けるような長いキス、口腔をネットリと甘く愛撫されながら、ブラジャーの上から乳房をまさぐられ、由紀子はつい反応してしまう。
 「あ、ああ.....」
 「オッパイが敏感なんだな」
 「恥ずかしい.....」
 「恥ずかしい事はない。感じやすいというのは幸せな事なんだぞ。さぁ、見せてくれるな」
 加藤は由紀子のブラジャーを慣れた手つきで外す。瑞々しい果実のような乳房がポロリとこぼれ出る。貴弘に何度となく愛撫を受けたせいか、一回り大きくなったような印象を受ける。
「ああっ.....せ、先生っ」
ほのかなピンク色の乳首を口に含まれ、由紀子はあどけない顔を真っ赤に上気させて呷いた。
 さざなみのように身体に広がる甘美な感覚に、由紀子の花芯は熱い蜜液を泉のように分泌し始める。
加藤の手が由紀子の太腿をスーッと撫で上げ、パンティの上から愛液の滲み出している恥ずかしい部分をまさぐり始める。
 「あっ...先生っ」
 「凄いな、もうこんなに濡れている」
 加藤は言いながらパンティの上から由紀子の中心部を円を書くように摩擦する。同時に口では米粒のような乳首を執拗に舐め回す。
 「ああっ.....は、恥ずかしい」
 由紀子はおびただしく潤んでいる秘部を加藤に知られる恥ずかしさに、白い肌をピンクに染めた。しかしその恥ずかしさが由紀子の官能の炎を余計に燃え上がらせていく。
 加藤の手がパンティの中へ滑り込み、花びらを愛撫すると溢れでる果汁がクチュクチュと淫らな音を立てる。
 「あんっ....ああっ」
 加藤の指使いは巧みだった。花弁から溢れ出る愛蜜をすくい取り、花びらに塗り込むように摩擦しつつ時々クリトリスに触れてくる。その力の入れ方、タイミングは絶妙で由紀子はたまらずに腰をくねらせる。
 「あんっ、せ、先生っ!...ああっ!」
 加藤は再び由紀子に唇を重ね、舌を絡ませながらパンティを脱がせにかかる。由紀子は身体が蕩けるような甘美な感覚に喘ぎながら腰を浮かせて加藤に協力する。
 「由紀子、先生に見せてくれるな、お前のアソコ」
 「せ、先生.....嬉しい」
 耳元での甘い囁き、また加藤が初めて名前で呼んでくれた事が由紀子の気持ちを一層高ぶらせた。
 加藤は由紀子の脚を大きく開かせ、その中心部に顔を埋めていく。
「ああっ...好き、先生」
 股間に当たる加藤の熱い息を感じ、由紀子は呷いた。
 加藤は由紀子の下腹部にしばし見とれた。成熟した肉体とは対照的な薄い影のような春草がふっくらとしたヴィーナスの丘を飾っている。その中心を走っている花裂を押し広げると、薄い乳白色の粘液がトロリと溢れ出し、蟻の戸渡りを伝って菊門の方へ流れ落ちていく。花びらや非奥の粘膜は薄いピンク色で愛液で光っている。既に何度も男を迎え入れたとは信じられないきれいな性器である。
 加藤は由紀子の花弁に舌を押し付け、ツーッと舐め上げる。
 「ああっ.....」
 身体をピクッと震わせ、弓なりに退け反る由紀子。
 ピチャピチャと音をたてながら、加藤の舌はピンクの花びらを行き交い、また亀裂の奥に侵入していく。
 「せっ、先生...ダメェッ!」
 肉襞の一枚々々を丹念に愛撫する加藤の舌の動きに幸子は耐えきれず腰をくねらせ、昇りつめていく。同時にクリトリスを指で刺激され、秘唇は粘っこい花蜜を次から次へと溢れさせる。
 「せ、先生ッ、ああっ.....イ、イッちゃう!」
 身体が蕩けてしまいそうな快感がザワザワと押し寄せ、由紀子は切羽詰まった嬌声を吹きこぼす。
 「ああっ....ダ、ダメェーッ!」
 身体中が蕩けてしまいそうな感覚に包まれていく。太腿をプルプルと痙攣させ、由紀子は頂上へと昇りつめていった。

 加藤は由紀子の股間から顔を上げた。息を荒げオルガスムスの余韻に時々ピクッピクッと身体を震わせる由紀子の姿に、加藤はいとおしさを感じた。
 股間の逸物は既にビンビンに猛り切っている。加藤はトランクスを脱ぎ、固くこわばった肉棒を露出させると由紀子の股間に腰を割り込ませる。
 「ああっ...先生」
 秘裂に当たる固いものの感触に、由紀子はうっすらと目を開け呟いた。
 「由紀子、入れるぞ、いいか」
 「来て、先生」
 由紀子は加藤の挿入を助けようと自ら更に脚を開いた。
 加藤は腰を落とし、そそり立つ肉棒を濡れそぼった秘宛の入口へ押し当てた。
 「あっ.....」
 熱く固いものの感触に由紀子が思わず呷く。
 逞しい勃起の矛先が肉門の入口をこじ開け、徐々に可憐な花園の奥へ侵入していく。
 「ああっ.....先生っ」
 加藤の分身を奥深くまで迎え入れた由紀子は、白い喉をいっぱいに反らせ深い息を漏らした。
 加藤が動き始めると甘美なうねりが由紀子の全身に広がっていく。加藤の突きに合わせて豊かな胸の膨らみが、プルプルと上下に揺れる。
 「き、気持ちいい.....ああっ、せ、先生っ!」
 ズンズンと突き上げられるたび身体中を甘い痺れが走り抜けていく。
 貴弘に抱かれている時はキューンと突き上げられるような感じで、いってみれば麻薬でトリップするような感じだった。だからセックスをしていない時は秘肉が甘く疼いてまた抱かれたくなる。だが加藤とのそれは身体が熱く蕩けていくような奥深い快感なのだ。しかも加藤のペニスはまるで先に目でも付いているかのように由紀子の内奥の感じやすい所を甘く優しく突いてくるのだ。
 「ああっ、先生ッ!」
 由紀子は加藤にしがみ付いた。乳房が加藤の胸板に密着し、滲んだ汗と汗が一つに溶け合っていく。
 「あっあっあっ...せ、先生、もうだめっ」
 「おおっ...せ、先生もそろそろイクぞッ」
 初々しい秘肉の感触に加藤も放出寸前の所へ追い込まれていた。
 「先生っ、お願い、な、中で出してっ.....」
 由紀子の願いに加藤は思わず動きを停めた。
 「何を言うんだ」
 加藤はたしなめるように由紀子に言った。
 「だって、今は妊娠してるから...お願いです。一度だけ、先生のアレを身体で受けてみたいんです」
 そう、今は貴弘の子供がお腹の中にいる。だから加藤に中で射精されても何も問題はないのだ。
 「そうか、そうだな。よし」
 再び加藤がピストン運動を開始した。下降線に入っていた快感のカーブが再び上昇を開始する。
 「あっ、ああっ.....先生、イクゥッ!」
 瞼の裏側で、閃光が二度、三度とスパークする。由紀子は全身をブルブルと震わせてクライマックスに達した。
 「ゆ、由紀子ッ...ううっ」
 加藤は呷いた。腟路の中で太幹がピクピクと跳ね、熱い奔流が由紀子の胎内へ打ち込まれた。
 ヒクヒクと肉襞が蠢き、最後の一滴まで受け止めようとするかのように加藤の肉茎を締めつける。由紀子は加藤の身体をしっかりと抱きしめ、今まで知らなかった心地いいオーガズムの余韻に浸っていた。

 「よぉ、どうしたんだよ。四日も顔見せないなんて」
 授業を終えて校門を出たところで由紀子は貴弘に呼び止められた。由紀子が休んでいる間、やはり貴弘は学校へ来て待っていたらしい。
 「ち、ちょっと...風邪ひいちゃって」
 由紀子は顔を背けた。貴弘の顔を見るとあの淫蕩な日々の光景が蘇って来る。
 「しばらくやってないからオマンコが疼いてしょうがないんじゃないか」
 貴弘は馴れ馴れしく由紀子の肩に手を回し、恋人にでもするように耳元で囁いた。
 「止めて.....友達に見られるから」
 由紀子は肩に回された貴弘の手を振り解いた。
 「カッコつけるなよ。本当はもうオマンコヌレヌレなんだろうが」
 「.....」
 由紀子はかぶりを振った。言われた通り、貴弘の顔を見た時に下腹部にジュンと熱いものが込み上げているのだ。しかし加藤の気持ちに応えるためにも絶対あんな毎日に戻る訳にはいかないのだ。
 「どこ行くんだよ」
 学校へ戻ろうとした由紀子の腕を貴弘が捕まえる。
 「忘れ物をしたの、すぐに戻るから」
 「逃げるなよ、おまえがど助平女だってここで言い触らしてもいいんだからな」
 卑劣な言葉に由紀子は怒り、身体を震わせた。自分がこんなふうに狂ってしまったのも元はといえばこの男のせいなのだ。
 「あの山道で、待ってて....」
 「え」
 「あなたに...初めてされた...あの場所」
 「そうか、あの時みたいに乱暴にされたいってか」
 貴弘はニヤニヤして頷いた。由紀子がレイプ願望で無理矢理に犯されることを望んでいると思ったらしい。
 「必ず...行くから」
 「分かったよ。じゃ、先に行って待ってるからな」
 走り去る貴弘の車を見送りながら、由紀子は呟いていた。
 「もう、今日で最後よ」

 加藤に抱かれた翌日、由紀子は加藤につき添ってもらい、産婦人科へ行った。
 学校と家には生理が重いからということにしておいたが、実際はもちろん中絶するためだった。
 未成年の妊娠中絶には保護者に当たる人の同意が必要なのだか、由紀子は加藤に父親になってもらい、中絶同意書を書いてもらった。順番を待っていた由紀子は名前を呼ばれ、簡単な問診を受けた後手術室に入った。
 手術台での時間は屈辱だった。下半身裸になった由紀子は台上で両脚を思いきり広げられ、足首を固定された。相手は医者とはいえ、見も知らぬ男の前で下腹部むき出しの恥ずかしい姿をさらさなくてはならないのだ。由紀子は目を固く閉じ、唇を噛んで羞恥を堪え忍んだ。
 医者が金属の棒のようなものを由紀子の膣内へ挿入した。それが子宮に届きゴソゴソ動いたかと思うと腹部に鈍い痛みが走り、ドロッとしたものが膣路を流れて来るのが分かった。それは二度と経験したくない、異様でおぞましい感触だった。
 入院は必要なかったが、しばらく安静が必要という事で由紀子は二日間家で静養し、やっと今日登校出来たのだ。
 由紀子は職員室へ行き、加藤を呼んだ。
 「どうした、福沢」
 「彼が...来ました。近道のところで待っています」
 加藤の顔がこわばった。
 「分かった、俺がついていってやる。しかしとっちめるには現場を押さえなきゃならんからな。しばらく入口で待機して後から行く」
 「大丈夫かしら.....」
 由紀子は少し不安だった。もし加藤の助けが遅れて貴弘の肉棒を受け入れてしまったらまた妊娠してしまうかも知れないし、何よりあの忌わしい毎日に逆戻りしてしまうのが怖かった。
 「大丈夫、心配するな。必ず助けてやる」
 「分かりました」
 自信と優しさに満ちた加藤の顔を見て、由紀子は決意を決めた。
これからずっと先生について行くんだ。信じてみる、先生を.....。
 由紀子は加藤に頷いた。

 打ち合わせた通り由紀子は入口で加藤と分かれ、山道に入った。時折冷たい風が吹いてきて冬が近付いていることを感じさせる。夏にここを通った時は青々としていた草原も今は枯れて茶色くなっている。由紀子は不安と緊張に身体を震わせながらゆっくりと歩みを進める。
 まだ貴弘の姿は見えない。どこから現れるのか、そう思うと心臓がドキドキして口から飛び出しそうだ。
 「キャッ!」
 背後から突然抱きつかれた。貴弘だった。木の陰に隠れていたのだ。
 「待ってたぜ。あの時はセクシーな格好だったけど、こうして見るとセーラー服もそそるなぁ、お前」
 「.....」
 由紀子の脳裏に、レイプされて処女を奪われた時の光景が蘇る。貴弘の手がセーラー服の上から胸の膨らみをいやらしく撫でさすってくる。
 「今日で最後よ...」
 「え、何言ってんだ?」
 「はっきり言うわ。あなたのオモチャにされるのももう今日が最後よ!」
 忌わしい思い出を振りきるように由紀子は言い放った。
 「おいおい、冗談は寄せよ。オマンコされたいからここへ呼んだんだろうが」
 貴弘は本気にしていないようだった。
 「本気です、あたし」
 由紀子はキッと貴弘を睨みつけると、毅然と言い放った。
 「何だと!」
 「うっ、くうっ.....」
 思わぬ言葉に逆上した貴弘が、太い腕で由紀子の首を締め上げる。由紀子は苦しさに呻き声を上げる。
 「いったいどういう心境の変化だ、え?まあいい、口でどんなことを言ってもお前の身体はもうオマンコなしじゃいられなくなってるんだからな」
 「あうっ!」
 由紀子は乱暴に地面に突き倒された。ショックでプリーツスカートがめくれ、ムチムチした太腿があらわになる。
 「盾突いてくれたお礼に今日は速攻を決めてやるよ!」
 そう言うと貴弘は由紀子のスカートをまくり上げ、いきなりパンティに手をかける。
 「いやっ、やめて!」
 由紀子は貴弘の手を必死に押えつける。しかし由紀子の力ではどうしようもなく、白い布はあっけなく剥ぎ取られてしまった。
 下半身を露出させた貴弘は由紀子の脚を大きく開かせると、その間に腰を割り込ませてきた。
 熱くたぎった剛直が恥裂に押し当てられる。
 「いやぁーっ!先生、助けてェッ!」
 受け入れてしまったらまたあの日々に戻ってしまう。由紀子はあらん限りの声を振り絞って叫んだ。
「待て!」
 その時走り寄ってくる足音と共に声が聞こえた。加藤だった、寸前で間に合ったのだ。 「この野郎、やめないか」
 加藤は由紀子にのしかかっている貴弘を引き離すと、思いきり投げ飛ばした。
 「何だ、お前は!」
 思わぬ邪魔が入り、貴弘は逆上して加藤に殴りかかった。
 貴弘も腕っ節はかなり太いが、空手四段の加藤の敵ではなかった。加藤も何発か殴られたものの手数では圧倒的に貴弘を上回り、貴弘は防戦一方の状態である。
 「うっ!」
 加藤の強烈な回し蹴りが腹部にヒットした。貴弘は苦痛に顔を歪め、とうとうその場にうずくまってしまった。
 「いいか、今後この娘にまたこんな事をしてみろ。こんなもんじゃすまないからな、覚えとけ!」
 加藤は痛みにうずくまる貴弘を尻目に、由紀子を連れてその場から去った。

 


    目次     

恥辱小説の部屋

動画 アダルト動画 ライブチャット