第八話 河村友美の巻
第五章 驚愕の再会
第五章 驚愕の再会 「いってきまーす」 外は日が暮れ始め、夕方の僅かな日差しがカーテンの隙間から入り込んでいた。純子と友美は依然として裸の姿で絡み合っている。男と違い、射精というエンディングがないため、レズのセックスは際限なく続くのだ。何時間でも飽きることなく抱き合い、キスし合い、性器を舐めしゃぶり続ける。途中一度だけ昼食を取ったものの、かれこれ七時間近く淫戯を続けている。友美も純子も何回達したか数え切れないくらいだ。 純子はハッとして目を開いた。時計を見ると午前一時を回っている。 「ああっ、お願い、もう許して......」
友美は元気良く家を飛び出した。
いつになく爽やかな気分、まるで雲一つない今日の空のようだ。
こんな気持ちはいつ以来だろう、友美は思った。
もう迷いはなかった。自分の気持ちに素直になろうと決めた友美は、純子と急速に親密さを増して行った。
登校、下校はもちろん昼の弁当の時も一緒に過ごした。純子に誘われて昼休みのトイレで、軽いペッティングに応じた事すらあった。そして学校が終われば毎日のように純子の家に寄り、淫らに愛し合った。
純子がクラスの中でやや浮いた存在だった事もあって、その純子と急に親しげに付き合い始めた事を変な目でみる同級生が少なからずいる事も友美は察知していたが、気にも留めなかった。
やがて交差点にさしかかる。渡って真っ直ぐ行けば学校へ行く道だ。が、友美は辺りをキョロキョロ見回し、辺りに同じ学校の生徒が歩いていない事を確認すると、信号を渡らず右へ歩を進める。
友美は純子と待ち合わせをしていた。一緒に学校に行くためではなく、純子の家で泊まりがけで二人きりで過ごす事になっているのだ。純子の家に泊まる事は母親に了解を取っていたが、学校をサボる事は無論秘密にしていた。
男なんてもう要らない。いやらしくて粗暴で女の中に欲望をまき散らす事しか頭にない。純子の繊細な愛撫とは比較にもならない。自分の感じるところも分かってくれているし、純子と愛し合う方が何倍も気持ちいい。
学校をサボるのは友美も初めての経験だったが、少しでも長い時間一緒に過ごしたいからと提案したのは友美だった。無論多少の後ろめたさはあったが、純子とあの甘美な時間を朝から過ごす事が出来る期待感の方が遥かに大きかった。
やがて待ち合わせ場所の小さな公園にたどり着くと純子は既に待っていた。
「純子」
友美の声に純子が振り向く。優しい微笑む純子の姿に、友美の胸は切なく疼いた。
「おはよう、友美」
純子は近づいてくると、友美の頬に軽くキスをした。
「じゅ、純子...」
「フフ、大丈夫よ。こんな小さな公園に朝から来る人なんていないわ」
真っ赤になってキョロキョロする友美を見て純子はクスクスと笑う。
「友美、学校に連絡をしてくれば」
「う、うん。純子は」
「あたしはもうしたわ。風邪にしておいた」
「あたしは何にしようかしら」
「生理でいいじゃない。いちばん無難でしょ」
「う、うん...」
純子に促され、友美は電話ボックスに入った。
実際生理は三日前に終わったばかりだった。二度目のレイプも妊娠を免れた事に友美はホッとしたものだ。
幸い友美達の担任の先生は女性で、友美が特別問題のある生徒ではない事もあってか、友美の話はすんなり信用された。しかし一時純子も休むという話が出たときは、話がどう転ぶか気が気でなく、動揺を隠すのに大変だった。
「フーッ」
受話器を置くと友美は安堵のため息を漏らした。嘘を気取られぬよう努めて平静に話したつもりだったが、心臓は爆発しそうな程高鳴っていた。
「大丈夫だった?」
電話ボックスから出てきた友美に純子が声をかける。
「う、うん.....何とか」
「じゃ行こうか」
純子はさりげなく友美の手を取って歩きだした。そのことで緊張が解れ、まるで恋人と初めて手を繋いだときのように胸がときめく。
純子の家にいくまで、他のクラスメートと会わないか気がかりだったが、純子が同じ方向から北山高校に通う生徒はいないと言っていた通り、誰にも会う事なく純子の家に着く事が出来た。
純子は玄関のノブに手をかけカキャカチャと左右に回している。
「良かった。ちゃんと鍵が掛かってる」
「誰もいないって言ったの純子じゃない」
「そうなんだけど、やっぱりホッとするわ。実際私が家を出たときまだママはいたんだもの」
純子はポケットから鍵を取り出すとノブ中央の鍵穴に差し込む。左に回すとカチャリと鍵の開く音がした。
「自分の家に入るのにこんなにドキドキする事になるとは思ってもみなかったわ」
純子らしくない言葉がおかしくて友美はクスリと笑った。
二人はリビングルームでコーヒーを飲み、一息つくと、純子は友美をこの前とは違う部屋に案内した。やや広めの部屋の右奥にダブルベッド、左には冷蔵庫とウイスキーの瓶やグラスが並んだ食器だな、その手前にガラスのテーブルと二人がけのラブチェアが置かれている。
「パパとママの寝室よ」
純子は言った。
「最もここ数年、二人でここで寝た事は無いけれどね」
一瞬純子が浮かべた怒りと虚しさが入り交じった表情に、背を向けていた友美が気付く事はなかった。
「ね、脱がない?下着になってくつろぎましょ?」
純子に言われ友美はドキッとする。戸惑いと嬉しさが交錯した何とも落ちつかない気持ちだ。しかし純子は既に脱ぎ始めている。
制服を脱ぐとブルーのギンガムチェックのブラジャーとパンティが現れた。パンティは両端をひもで結んでいる大胆なデザインのものだ。
「ほら、友美も早く」
「う、うん...」
純子に言われ、友美もブラウスのボタンを外す。
「わぁ、素敵」
下着姿になった友美に、純子の濃い瞳が輝いた。ブラジャーはレースの刺繍が施された大人っぽいデザイン、パンティもブラジャーとお揃いのナイロン製で大胆なハイレグカットが施されている。
普段は絶対にこんな下着は付けない。昨日お小遣いをはたいてランジェリーショップで買ってきたばかりの物だ。
「似合うわ、凄く素敵よ」
「は、恥ずかしいわ、そんなに見つめないで」
友美は頬を赤らめた。しかし本当は見られる事を意識してこの下着を着けて来たのだ。 「来て、友美」
純子に言われて友美は隣に座った。不意に肩に手を置かれ、ピクンと身体が震えた。
「でも友美が学校をサボって来てくれるなんて思わなかったわ」
「あ、あたしは、その...」
「ううん、いいの。とっても嬉しいんだから」
純子は優しく友美の髪の毛を撫でながら潤んだ瞳で友美を見つめる。友美も吸い寄せられるように純子を見つめかえす。
「今日はいっぱい気持ちいい事しようね」
どちらからともなく朱唇が重なり、舌と舌が絡み合う。友美も積極的に舌を絡め、純子に応じる。
積極的な友美の態度に白い歯をこぼして微笑む純子。そのまま友美を横たわらせると、その上に覆い被さる。
長々と舌を差し出すと、ヌラヌラと耳たぶや首筋、そして耳の穴をねちっこく舐め回す。そうしながらブラジャーの上から胸の膨らみを揉みほぐす。艶やかな太腿を繊細なタッチで撫で回す。
「あっ、ああっ.....」
友美は甘い吐息を漏らし、純子にしがみつく。今までにない程性感が高ぶり、早くも秘奥から熱い蜜液が溢れ出して来ているのが自分でも分かる程だ。
「感じる?友美」
「うっ、うん、あっ....き、気持ちいい」
「いいのよ、もっともっと気持ち良くなって」
純子は耳元で甘く囁きながら太腿を愛撫してしていた手をスーッと上へ滑らせ、パンティ越しに中心部をまさぐりにかかる。
「アアッ!」
身体をピクンと震わせ敏感に反応する友美。
純子の細くしなやかな指がパンティの中に滑りこむ。
「じゅ、純子、ダメェッ!」
「フフ...可愛い、こんなに濡らしちゃって」
純子は友美の固くしこった陰核を捕らえると、微妙な力でコリコリと揉みしだく。更にブラジャーをまくり上げ敏感になっている乳房を舐めしゃぶる。
「どう?....たまらないでしょ」
純子はクリトリスをこねて友美を責めたてながら問いかけた。友美の言葉はもはや声にならず、激しく喘ぎながらやっとの事で首を縦に振る。
「アッ、アアッ!」
「ほら、いいのよ、イッちゃって、友美」
純子の指のピッチが上がる。指がまるでバイブのように振動し、肉豆を小刻みにこね回す。肉路に挿入された指が動くたび、パンティの中からクチュクチュと淫らな音が響いてくる。
「アッアッアッ、ダ、ダメッ、イクッ!」
友美の腰が浮き上がり、身体がピクピクと痙攣する。
純子の顔に妖しい笑みが浮かぶ。
「そう、そうよ。いい子ね」
純子は激しくオルガスムスを貧る友美を見つめ、汗にほつれた細い髪の毛を愛しげに撫で上げた。
今まで受け身一方だった友美も積極的に純子の性器に舌を這わせる。同性の性器を舐めるのは勿論、こんな間近で見る事さえ初めてだったが、すっかり純子に心を許した友美が抵抗や嫌悪する気持ちを抱く事はなかった。
「友美、脚を開いて」
純子は身体を起こし、髪を掻き上げながら友美に言った。
「ああっ、純子、来てェ...」
友美もすっかり甘美なレズの世界に浸りきっていた。大きく脚を広げ腰を浮かせて純子を求める。
純子は友美の股間に割って入ると、自らの花裂を友美のそれにぴったりとつけゆっくりと腰をグラインドさせ始める。
「あっ、ああっ...」
「蕩けちゃう」
花肉同士がこすれ合ってクチュッ、クチュッと淫らな音が響く。
「友美、いいわ、とっても素敵よ」
「ああっ...純子ッ、気持ちイイッ」
友美は純子の脚にしがみつき、甘美な愉悦を全身で味わう。まるで身体中が蕩けて無くなってしまいそうな気持ち良さだ。
「友美、わたし、イキそう....」
「純子、私も....」
「ああっ、い、一緒に......」
頂上が間近に迫った二人は上半身を起こして向かい合い、一段と激しく互いの花裂を擦り合わせる。
「アアッ、友美...。イクわ!」
「じゅ、純子、アアッ、イイッ!」
二人ともほぼ同時に歓喜の声を上げ、ピクピクと身体を震わせる。
「友美、まだよ。もっと可愛がってあげるから」
純子は起きあがるとまだグッタリしている友美に被さり、唇を重ねる。
「ああっ、純子っ、嬉しい」
友美も純子の背中に腕を回し、侵入してきた純子の舌に自分のそれを絡めていく。
この世にこんなにも甘美な世界があるなんて。友美はもう他の何も要らなかった。このままずっと永久に純子と愛し合っていたかった。
疲れてつい眠ってしまったようだ。無理もない、朝から食事の時以外は休みも取らず、友美と愛し合っていたのだから。
いっけない、おじさんまってるわ.....。
無防備に裸身を晒し、安らかな寝息を立てている友美を確認すると、純子は携帯電話を持って隣の部屋に移った。
「はい...もしもし」
受話器からいかにも寝起きという、金田の声が聞こえてきた。
「もしもし、純子よ。今どこ?」
「君の家からすぐの例のファミレスの駐車場だよ。あまり連絡がないから、巧くいかなかったのかと思ってたよ」
「こめんなさい、すぐ来て。今なら大丈夫よ」
「そうか、いよいよか」
吉報を受けて眠そうだった声が、急に生気を帯びる。
「車庫は空いているわ。玄関の鍵は開けておくから静かに入ってきてね」
「分かった、これから向かう」
通話が切られると純子は玄関へ向かい鍵を開け、金田を待った。
間もなく車の音が聞こえ、金田がやってきた。玄関を開けた途端裸の純子が待っていたのにはさすがに目を丸くしていた。
「こっちよ、静かにね」
純子が金田を寝室に案内する。友美は相変わらずぐっすりと眠っていた。
「約束の十枚だ」
友美の姿を確認した金田は、ブレザーの内ポケットから取りだした封筒を純子に手渡した。
「朝からずっとだもの。さすがに疲れたわ」
「何なら少し寝てきてもいいぞ」
「いいわ、すこし休んだし、友美がおじさんにイカされるところ見たいから」
「ようし、黄金のテクニックを披露するとしようか」
金田はあっという間に服を脱いでトランクス一枚になるとベッドの上に登った。
穏やかな寝息を立てている友美の裸身をじっと見つめる。前にレイプしたときはそんな余裕もなかったが、その瑞々しい均整の取れた身体付きに金田は改めて想いを強くしていた。
シミ一つ無いきめ細かな白い肌。仰向けになっていても形を崩さない、美しいお椀型の乳房、キュッと締まった細いウエスト、そしてまだ初々しさを感じさせる下腹部にそよぐ春草。スラリとした脚線美。
金田は友美に被さると友美の唇に口をつけた。半開きになっている唇に舌を差し入れ、友美の舌に絡める。甘やかな唾液の味を堪能しながら、腰のラインや太腿をネチネチと撫でさする。シットリと吸い付いてくるような肌の感触に金田は早くも股間の肉茎を痛いくらいに勃起させていた。
瑞々しい胸の膨らみを手のひらで包みこねるように揉みながら、首筋から肩先のラインへ何度も舌を行き交わせる。更にそれは鋭敏な知覚を持つ耳へ向かい、耳の中へ差し入れられた舌先は内部をしきりにこねくりまわす。
「ん...」
友美の中で闇に溶けていた意識が少しずつ光を求めて動き始めていた。肩先から首筋、首筋から耳たぶへ粘りつくように濡れた何かがヌルッ、
ヌルッと何度も這い回る。
ああ...純子、純子なの?
まだ完全に覚醒しない意識の中で友美はボンヤリと考えた。
でもこの圧迫感は何だろう。純子はこんなに重くない。それに何となく純子の舌の感触とは違う気がする。
乳房に触れるゴツゴツした感触が、疑惑を更にかき立てた。渦のように広がって行く不安が友美を急速に目覚めさせていく。
「きゃぁぁぁぁぁっ!」
うっすらと目を開けた友美は、覆い被さっているのが純子ではなく男であると知って悲鳴を上げた。
「あっ、あ、あなたは.....」
その顔には確かに見覚えがあった。忘れもしない夏休みに更衣室で友美をレイプした臨時の用務員だ。
「気が付いたかね」
「ど、どうしてこんな所に.....」
「それはおいおい分かるさ、それよりこの前は手荒な真似をして済まなかったね」
「手荒な真似って、まさか....工事現場の.....」
友美の脳裏にあの恐ろしい記憶が蘇った。
「純子、助けてッ!純子ォッ!」
友美は激しく首を振り、狂ったように助けを求めた。
「落ちつきなさい、友美」
諭すようなその声のする方を見ると純子がイスに座ってジッと友美を見つめていた。その顔には何故か微笑みが浮かんでいる。
「じゅ、純子.....」
友美は困惑していた。どうして純子は助けてくれないのか、それどころか何故微笑んでいられるのか。それに何より純子の家にどうしてこの男がいるのだろう。
「おじさんはね、あたしのお友達なの。ずっと友美の事がお気に入りだったのよ」
それから純子は全てのいきさつを語った。両親に反発して援助交際をするようになった事、テレクラで金田と出会ったこと、そして金田と車でホテルへ行く途中、学校から帰る友美を見かけた事、そして金田が友美をレイプするため臨時の用務員になってまで学校へ入った計画の事まで。
「どうしても友美としたいから協力してくれって、熱心に頼まれちゃってね。お小遣いも弾んでくれるっていうし」
「それじゃ、最初からそのつもりであたしに.....」
ショックだった。純子が援助交際をしていたことにも衝撃を受けたが、裏にそんな計略があったとは思いもしなかった。
心も身体も全て純子には許そうと思っていたのに.....。
友美は悔しさに唇を噛んだ。
「確かにそうだけれど誤解しないでね。あたしもおじさんも友美と仲良くしたいというのは本当なのよ」
「その通り。君のように魅力的で素敵な身体の持ち主はそうはいないからね」
純子の言葉に大きく頷く金田。
「おじさん、凄いのよ。エッチは上手だし、手術してるから中に出されても妊娠の心配もないし、そのせいかスタミナも凄いのよ」
「それをこれから君にも味わって貰おうというわけだ」
金田はそう言うと友美にキスしようと顔を近づけて行く。
「いやっ!近寄らないで!」
友美は激しく頭を振り金田を避けようと試みる。同時に残った力を振り絞って逃れようともがいた。
「弱ったな.....」
暴れる友美を押さえつけながら、金田は振り向くと困った表情で純子の方を見た。この前は計画上やむを得なかったが、自分の歳の半分も行かない少女を力づくで犯すのは基本的に金田の趣味ではない。
「友美、聞き分けのないことを言わないで」
純子はそう言うと、二人の元へ歩み寄ってきた。
裏切られた悔しさにキッと純子を睨み付ける友美。しかし純子の愁いを帯びた黒い瞳に見つめられ、魅入られたようにボーッとしてしまう。
「本当に大好きなのよ、友美」
純子は囁くように言うと友美の唇を自らのそれで塞いだ。
「んっ、んんっ!」
我に返った友美は侵入してきた純子の舌を押し返そうと試みた。しかし隙を突かれて逆に絡みつかれてしまい、いいように弄ばれる。
甘やかな唾液を送り込まれ、舌が吸い取られそうなほど根元から激しく吸われる。こうなると純子の手管に堕ちたも同然、頭の芯がポーッとして身体から力が抜けていく。
その間に金田は友美の白い胸の膨らみにふるい付いた。隆起の周辺から中央へ円を描くように舌を這わせ、すくい上げるようにワサワサと揉みしだく。
「い、いやっ...ああっ......」
友美は弱々しく首を振った。純子の濃厚なキスで吸い取られてしまったように、身体に力が入らない。心では拒否しても身体に甘いさざ波が広がっていくのを止めることが出来ない。下腹部にジュンと熱い物がわき上がり溢れ出てくるのが分かる。
「素晴らしい、手に吸い付いてくるようだ」
瑞々しく張りつめた友美の乳房を愛撫しながら金田は言った
「あっ、ああっ....」
何、何者なのこの人.....。
男性経験の殆どない友美でも、今の金田の愛戯が並のものでないことは分かった。巧みに強弱を付けて来るそのやり方は心憎いほどだった。膨らみを揉みほぐしたかと思うと乳首をチロチロと舐め回し、絞り上げるようにしたかと思えば、乳首を甘噛みして持ち上げる。その間に乳房全体に唾液を塗りつけていく。
「お、お願い、やめて.....」
肌への触れ方、細やかな指使い、舌の動き、年期を積んだ絶妙のテクニックに友美の牙城は早くも陥落しつつあった。既に抵抗する力は無くなり、時折弱々しく首を振るだけで、抗う言葉も鼻にかかった甘ったるい響きが含まれていた。
金田は乳首への愛撫を続けながら、手を下方へ滑らせムチムチした腿の内側を下から上へと撫でさする。そうして徐々に付け根の方へ移動していく。
「ああっ...い、いやっ...」
ついに金田の指が恥ずかしい部分に触れて来たのを感じ、友美は呻いた。
「凄い、グショ濡れじゃないか」
金田はおびただしい潤みを指先に感じ、驚いたように言った。
充血した花弁が押し開かれると透明な蜜液がドッと溢れだして会陰部を伝いアヌスの方へトロトロと流れ落ちていく。切れ目に沿って指が往復すると、ピチャピチャという淫隈な音が友美の耳にまで響いてくる。
は、恥ずかしいッ.....。
いくら金田のテクニックが凄いとはいえ、相手は自分を二度も犯した男だ。意に添わぬ男の愛撫にこれほどまでに感じてしまう自分の身体が恨めしかった。
「あああっ.....!」
可憐な陰裂に太い指が唐突に突き立てられ、友美の唇から引き絞るような喘ぎが迸る。金田は指の腹を上向きにすると物凄いスピードで出し入れを始める。入口から五センチほどの所にある、ザラザラした部分を集中的に責めると指を動かす度にグチュグチュという音がして、それが次第に大きくなってきた。
「い、いやっ、な、何なのっ、この感じ....ああっ、ダメ、あああ...!」
友美の瞼の裏で閃光が走り、下腹部で熱い物が弾けた。と、花裂から透明な液体がピュッピッュと飛び出して金田の手のひらをビッショリと濡らした。
「すごーい、何それおじさん」
今まで見たことのない女体の反応を見て、純子がビックリしたように声を上げる。
「これが潮吹きというやつだ、やはりこの子は素質があるんだな」
息を荒げグッタリとしている友美を見て、金田は満足そうに微笑んだ。
友美は股間を開き割られ、金田の口唇愛撫を受けていた。絶えることのない喜悦の嵐に身体は燃えるように熱く、甘く痺れていた。哀願の声ももはや消え入るように小さく、抵抗するそぶりすら見せなかった。
金田の熱い舌が溢れ出る花汁をすくい取るように、鮮紅色の肉襞を執拗に舐め回してくる。するとその刺激で新たな蜜がまた秘奥から溢れだしてくる。唾液と溢れ出る蜜液で花陰はベトベトになっていた。恥裂を縁取る春草は露を吸って縮こまり、ペットリと肉丘に張り付いている。
「純子ちゃん、もういいよ」
金田は友美の股間から顔を上げると、自分の下腹部に顔を埋め、フェラチオをしてくれていた純子に声をかけた。さんざん教え込んだだけに純子はもはや風俗嬢と同等以上のテクニックを身につけていた。友美を貫く前に果ててしまっては、その楽しみが半減してしまう。
「つまんない、飲んであげても良かったのに」
金田の気持ちをすっかり見通している純子は、肉茎から口を離すと皮肉っぽく微笑んで言った。
「また今度な」
金田はバツが悪そうな表情で純子に答える。純子には済まないが今は何よりも友美を貫くことが最優先なのだ。
純子が離れると金田は身体を起こし友美の股間に割って入る。そして怒張した肉幹を濡れそぼつ入口に押し当てた。
「だ、ダメ...あっ、ああああ.....!」
剛直が花弁をまくり上げ押し入ってきた。内蔵がせり上がってくるような圧迫感に、背筋をしならせ呻く友美。
「おお....これだ。この味わい、何とも言えん」
肉塊を根元まで納めると金田は深い溜息をついた。
「そんなにいいの、あたしとどっちがいい?」
「どちらが上と言うことはない、それぞれに味が違うんだよ」
金田はゆっくりと抜き差しを始めながら言った。
純子の肉路はとにかく締め付けがいい。それとちょうど奥まで挿入したとき、亀頭のエラが当たる位置にザラザラした所があり、この刺激が絶妙だった。ただ身体がまだ成熟しきっていないだけに、全体としては肉襞の味わいに欠ける点があるのも事実だった。しかし大人の女性に慣れた金田にとってはそんな純子の幼い粘膜の感触が新鮮だった。
それに比べて友美の膣は潤み具合がとにかく心地いい。それに肉茎に絡みついてくる襞の一本一本がまるで別の生き物のように蠢き、絡みついてくる。
金田にとってはどちらも手放したくない極上の身体だった。
「ふうん、何だかよく分からないけれどまあいいわ」
純子は首をすくめると、再び友美の乳房に舌を這わせ始めた。
「ああ...ダメェ....ああっ」
息も絶え絶えに友美は喘いだ。金田に激しく突き上げられながら純子に乳房を愛撫されて、かつてない喜悦の渦に翻弄された。
「そうらどうだい、気持ちいいかい」
額から汗をした垂らせて抜き差しをしながら金田が言う。サラサラした栗色の髪の毛を揺すり、羞恥に顔を赤く染めてのたうつ風情にまたたまらなくそそられる。
「もうダメっ、いいっ、気持ちいいの!」
とうとう友美は歓喜の言葉を口にした。もう理性もプライドもなかった。一気に頂上へ昇りつめようと金田の腰に脚を巻き付け、その動きに合わせて腰をくねらせる。
ところが金田は急に動きを止めてしまった。それどころか一呼吸置くと剛直をスポンと膣路から引き抜いてしまったのだ。
「ど、どうして.....」
後何回か突いてくれれば頂上へ行くことが出来たのに、思わぬお預けを喰らい友美は狼狽えた。
「これからも私たちと仲良くしてくれるかね。約束してくれたら好きなだけイカせてあげるよ」
「そ、それは.....」
友美は口ごもった。『仲良くする』事の意味は友美にもよく分かっていたからだ。
「どうしたんだい、イキたいんだろう」
そう言うと金田は再び友美の花裂に押し入った。亀頭がズブリと肉の湿地にめりこみ、花弁も竿に吸い付いたまま内側へめくれ込んだ。
「あああっ、!」
友美の丸いヒップがプルプルと痙攣した。下降線に入っていた快感のカーブが一気に跳ね上がる。
ところが今度は全く抽送を行うことなく再び、肉幹を引き抜いてしまったのだ。
「ああっ、ひ、ひどいっ」
またもお預けをくらい、友美は恨めしそうに金田を見つめる。
「これからもいっぱい可愛がって下さいってお願いしなさい」
耳元で純子が甘く囁きかける。熱い吐息が耳にかかり背筋にゾクッと戦慄が走る。
何故か純子のことをはねつけられない。金田の計略の片棒を担いで友美の想いを裏切った相手なのに憎みきれない。不幸せな家庭環境の話を聞いてしまったことも多少はあるかも知れないが、それ以上にあの黒い瞳で見つめられると、まるで魅入られたようになってしまう。今でさえまた二人で肌を重ね愛し合いたいと言う気持ちが心の中にあるのだ。
再び金田が押し入ってきた。二、三度肉路を往復すると動きが止まり、また出ていこうとする。
「い、言いますっ、言いますから止めないでっ.....」
出ていこうとする肉幹を引き留めるように友美は叫んだ。その声はもはや泣き声に近かった。
「こ、これからも...二人で....友美の事を.....い、いっぱいか...可愛がって下さいっ」
「よーし、良く言ってくれたね」
「ありがとう友美、これでずっと一緒にいられるのね」
純子は友美の耳に息を吹きかけるようにしてささやきかける。
「それじゃ約束通りご褒美を上げよう、そらっ!」
汗にまみれた友美の裸身をきつく抱きしめ、子宮まで貫かんばかりに突き上げる。
「ああっ、凄いッ!アアッ、イ、イクゥッ!」
何回もお預けを食らっただけに歓喜は絶大だった。アッという間に天国へ昇りつめた友美はしならせた身体をブルブルと震わせ、頂上へ昇りつめる。
「よし、こちらもそろそろだ」
呼吸を合わせ金田は射精を開始した。ドピュッ、ドピュッと熱い粘液を友美の奥深くへと迸らせる。
「ああ、また、またいくゥッ!」
子宮奥で金田の熱い樹液を受け止める友美。めくるめく恍惚の中で一層激しい絶頂が友美の身体を支配していった。
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