第八話 河村友美の巻
第三章 レズビアンの誘惑
第三章 レズビアンの誘惑 六時間目の授業が終わり、回りの生徒が徐々に帰り始める中、友美はぼんやりと窓の外を見やっていた。 土曜日は午前中で授業は終わりだった。友美は一度家に戻って着替えると、純子の家へ向かった。
あたし、そんなにスキがあるのかしら、二回も続けてレイプされるなんて.....
確かにプロポーション、特に腰からヒップへのラインは自分自身気に入っていたし、少し自信も持っていた。だからといってそれをひけらかすような服装や態度は一切していないつもりだ。それにこの学校にも友美から見てもっと大人っぽくて魅力的な女子生徒は何人もいる。
何か狙われる理由が?ううん、何も思い当たらないわ...
「河村さん」
ボーッとしてる所に不意に声をかけられ、友美はドキッとして顔を上げた。
「どうしたの、もう授業終わったわよ」
友美の右後ろの席に座っているクラスメイトの佐藤純子だった。席は近いが特別仲が良いという訳ではなく、同じクラスなのにそれほど話した事もなかった。親が裕福で凄い家に住んでいるという話は聞いた事がある。
髪の毛はちょっと癖っ毛のセミロング。目はパッチリとしていて、見ていると吸い込まれそうになる黒い瞳が印象的だ。
「あ、そうね。ありがとう」
友美は机の上に広げたままになっていた教科書やノートを片づけ始めた。
「ね、河村さん。明日の土曜日はあいてる?」
唐突に純子が訊いてきた。
「え、う、うん.....」
「家に遊びに来ない?一度ゆっくりお話してみたかったの」
突然の誘いに戸惑ったが、時間があると答えた以上断るのもおかしい。
自分自身納得できないまま、友美はOKしてしまった。
何故急に誘われたのだろう。歩きながら友美は純子の事を考えていた。
純子の事を特別嫌いと言うわけではない。友美から見ても可愛いと思うし、テストの成績もいい。
ただ今まで特別親しくしてきた訳ではないし、授業などで必要な時以外はあまり話をした事もなかった。他の子と比べても妙に落ちついているし、何となく近寄り難い雰囲気があるのだ。実際他の子とも仲良く話しているのをあまり見た記憶かない。
「あっ、ここだわ」
表札に『佐藤』と浮き彫りで書かれている家を発見し、立ち止まった。
閑静な住宅街の中にあるそれは、豪邸というほどではないものの、テレビのコマーシャルに出てくるような立派な家だ。真新しい感じで建てられてからそんなに経っていないのではないだろうか。
玄関のチャイムを押すと間もなく純子が出てきた。
「いらっしゃい、待ってたわ」
出迎えた純子に友美はドキリとさせられた。
黒いタンクトップの下は明らかにノーブラだし、白いスカートも股下五センチ位しかなさそうな超ミニだ。制服姿の時と雰囲気が全然違う。幼い顔立ちの純子がやけに大人っぽく感じられた。
「お母さんは.....お出かけ?」
家の中は物音一つしない。通されたリビングには贅沢な調度品が置かれているが、どこか寒々しい感じがした。
「うち共働きなの。それに一人っ子だし、誰もいないのよ」
純子がコーヒーを入れながら言った。
寂しいのかな、だったらもっとみんなの中に入っていけばいいのに.....。
友美は思った。
一息付くと純子の部屋に案内された。八畳くらいの洋間で、大型テレビ、ビデオやDVDプレイヤー、システムコンポと最新のAV機器がズラリと並んでいる。パソコンまで置かれているのには驚いた。友美など親に頼み込んでやっとプレイステーションを買って貰ったばかりだというのに。
「音楽でもかけるね」
純子がテレビを付け、デッキにディスクをセットする。
「グレイのライブじゃない、私も好きなの」
友美も大好きなバンドのライブビデオだった。友美も発売されているのは知っていたが、家にはプレイヤーがないので買えないのだ。
「良かったらビデオに落としてあげるわ」
「ホント?ありがとう」
友美は飛び上らんばかりに喜んだ。
「ねえ、友美って呼んでいい?」
「うん、もちろんよ」
「ありがとう、私の事も純子って呼んでね」
「うん、分かった」
話してみると凄く感じのいい子じゃない。
友美は思った。学校で感じるあの近づき難い雰囲気は微塵も感じられない。
「ねえ、友美。気になってた事があるんだけれど.....」
不意に純子が聞いてきた。
「どうして昨日ボーッとしてたの?」
「えっ?.....」
「二学期に入ってから友美元気なかったから、気になってたんだけど、昨日は特に変だったわ。何か悩みごとがあるなら話してみない?」
俯いて口をつぐむ友美。純子の言葉に昨日レイプされた時の記憶が蘇った。
「やっぱり何かあったのね、いいわ、辛い事なら話さなくても」
純子は無言で俯いている友美の髪の毛に触れてきた。
「私が忘れさせてあげる」
「えっ....ちょ、ちょっと、んっ.....」
あまりの突然さにビックリして避ける暇もなく、友美は純子に抱き寄せられ、唇を奪われていた。
純子の濡れた舌が侵入し、友美の舌先を絡め取って甘美にくすぐる。更に甘やかな唾液を送り込まれ、舌の根を強く吸い上げてくる。
嫌悪する気持ちより驚きの方が強く、どう反応すべきか分からぬまま、されるがままに口腔を弄ばれる。
「ずっと友美とこうしたいと思ってたのよ」
瞳を潤ませて友美を見つめる純子は、更に耳たぶに舌を這わせながらブラウスの上から胸の膨らみをさすって来る。
「さ、佐藤さんっ...ダメッ」
「ダメよ、そんなの。純子って呼んで」
純子はそのまま友美をベッドに押し倒すと、耳たぶから首筋のラインへねちっこく舌を這わせながら、純子は友美のブラウスのボタンを外しにかかる。
前がはだけられ、ブラジャーに包まれた双乳が露出する。
「あっ、いやっ.....」
背中のホックが外され、ブラのカップがたくし上げられると、美しいお椀型の乳房が現れた。先端をツンと上向かせた膨らみは仰向けになっても、そのまま形を崩さず豊かな隆起を見せていた。
「素敵、何て綺麗なの!」
純子はふるいついた。清らかな膨らみを下から押し揉みながら、ほのかなピンクに色づく乳首を口に含み、チロチロと舐め回す。
「や、やめてっ...ホントに」
友美の顔はもう真っ赤になっている。執拗に乳房を揉まれ、乳首を吸われているうちに下腹部にジュンと熱いものが込み上げてきた。
「ね、友美。気持ち良くなってきたでしょ」
「あっ、ああんっ.....」
鼻にかかったか細い呻きが友美の唇からこぼれ出た。凄く手慣れている感じがする。まるで友美の性感帯を知り抜いているような愛撫の仕方なのだ。
友美はいつしか長い睫毛を閉ざし、ウットリと愛撫を甘受した。このまま天国まで昇りつめたい気分になってきた。
「そう.....いい子よ、友美」
純子は無抵抗になった友美を見てニンマリした。首筋に熱いキスを注ぎながら、右手でプリーツスカートのホックを外し引き降ろす。滑らかでムチムチした太腿がこぼれた。
「あっ、だ、ダメッ.....」
狼狽する友美が恥じらいの声を上げる。純子の手がスーッと太腿を撫で上げ、パンティの中に入り込んで来たのだ。
「そ、そこはいやっ...」
羞恥の亀裂をまさぐられ友美は顔を真っ赤にして身悶える。
「すごい...びしょ濡れじゃない」
純子の声はその潤み具合に対する少なからぬ驚きを表していた。肉の扉を開くと内側からドッと蜜液が溢れ出て指を濡らした。そのまま花肉をグチュグチュ指で弄ぶ。
「感じやすいのね、友美って。可愛いわ」
「あんっ...ああっ.....」
友美はもはや拒む事を忘れ、無意識に腰を揺すっていた。微かに開いた唇からは悩ましい甘え泣きがとめどなくこぼれる。
友美の陶酔の表情を痺れたように見つめながら、純子は自らもタンクトップを脱ぎ捨て、胸の膨らみを露出させた。友美のそれに比べるとやや小ぶりだが、先端がツンと上向いた形の良い乳房だ。
「友美、大好きよ。私のものになって」
純子は再び友美に覆い被さり、胸を重ねた。真っ白な乳房と乳房が擦れ合い、互いの隆起が一つに溶け合うくらいになる。
「ああっ!佐藤さんっ」
「だからダメ、純子って呼ぶのよ。友美は純子のものよ、って言って」
「ああっ...と、友美は...あんっ...純子の....ものよ」
「嬉しいわ、友美。もっと気持ち良くしてあげる」
純子は耳元で囁くとパンティに手をかけ、引き下ろしにかかる。
「あっ、い、イヤッ.....」
脱がされまいと慌てて下半身に手を伸ばす友美。しかし純子は友美の動きを巧みに利用してあっという間に剥ぎ取ってしまった。
更に純子は友美の股間に割って入り、中心部に顔を埋めてきた。
「だ、ダメッ...恥ずかしい.....」
顔を真っ赤に染めて訴える友美。その声は興奮にかすれている。
「とても素敵だわ、友美のここ」
純子はウットリした声で呟いた。
繊毛に縁取られた初々しいピンク色の狭間がほんの少し口を開き、その内側にネットリと蜜液をたたえている様子が伺える。
「大好きよ、友美」
純子はそう言うと清らかな色合いの花弁を指で押し開き、口を付けてきた
「ああ...そ、そんなっ.....」
同性、それもクラスメートに恥ずかしい部分を口で愛される羞恥。レズビアンという行為など想像した事もなかったし、そんな趣味もないつもりだった。しかし敏感な身体は友美の意志と関係なく熱く疼いていた。
「きれいよ、本当に食べてしまいたいくらい」
優しい声で友美にいいながら、純子は花弁の裾野をなす大陰唇にチロチロと舌を這わせる。更にそれはピンク色の花弁の外側を伝って肉芽を包む鞘へと伸びる。
既に膨張して包皮から少しだけ顔を覗かせている敏感な突起にすぼめた舌の先端を当てる。
「だ、ダメェ、そこはダメェッ!」
敏感な突起を刺激され、友美は顔を真っ赤にして身を捩った。
純子は包皮から完全に姿を表した花芽を口に含み、舌をそよがせる。同時に白魚のように細い指を秘裂に挿入し、微妙な指使いで抽送を行う。
「アアッ、ダメッ、ダメェッ!」
次々と押し寄せる甘い愉悦の波に、友美はたまらず腰をくねらせる。清らかな花裂は新たな蜜を昏々と溢れさせ、純子の指を根元まで濡らしている。
「友美、いいのよ、イッちゃって」
純子は指の動きを早めた。中指を巧みにグラインドさせ、蜜壷の急所を抉りぬく。
「ダメッ、アッ、アッ、アッ.....アアーッ!」
腰を浮かせ、背筋を反らせて友美が引き絞るような声を上げる。身体がブルブルと震え、閉じた瞼の裏で閃光が二度、三度とスパークする。今までに経験した事のない、めくるめく絶頂の瞬間だった。
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