『若草を濡らす少女たち』
第十一話 天野桂子の巻
     第四章 十対一の輪姦パーティー    

第四章 十対一の輪姦パーティー

 「じゃ、和夫君来たら宜しく言っておいてね」
 母親はそう言うと出かけて言った。
 毎月の最初の週末は大阪にいる父の所へ行き、一泊して来るのが通例になっていた。新婚時代に戻れるからと一人で行く。桂子も一緒に行こうと思えば行けるのだが、電話はちょくちょくかかってくるし、桂子も特別会いたくて堪らないという事もなかったので取り立てて何も言わなかった。むしろ家に一人っきりになれる方が楽しみだった。母親を気にせずオナニーに没頭できるからだ。
 あのレディコミ企画のレイプ体験以来、桂子のオナニーは一段と淫らさを増していた。バイブで自ら処女を散らしてからまだ一ヶ月ちょっとだというのに、今では易々とその太い張り型を可憐な花裂に受け入れ、突き上げた腰をくねらせながら悦楽に溺れた。
 また演技とは言え本当のセックスを経験したせいもあって、レイプされているところを空想するときも、男のゴツゴツした手や、ヌメヌメとした舌の感触までリアルに思い浮かべることが出来るようになった。
 そういえば和夫さん来るって言ってたっけ。
 和夫と言うのは父の従兄弟に当たる人の息子で、この春から大学に通っているということだった。隣街に住んでいて時々家に来るので桂子も面識はあった。
 つい一週間前にも母を訪ねて来たのだが、今日は何でも届け物があって、用事で近くを通るので寄りたいと電話があったのだそうだ。
 今日は私一人だし、もしかしたらいきなり押し倒されて....
 そんなふしだらな想像を始めたときだった。
 ピンポーン
 玄関のチャイムが鳴った。
 え、まさかもう来たの?
 母親が出て行ってからまだ十分程度しか経っていない。まるて見計らったようなタイミングである。
 玄関の扉を開けると、やはり和夫が立っていた。ホッソリとしているが百八十五センチの長身で、キッチリと七三に分けた髪の毛がいかにも一年生という感じだ。
 「やあ、桂子ちゃん」
 「こんにちは、母から聞いています」
 桂子は手を上げた和男に軽く会釈をしつつ、ちらりと和男の手元に目をやった。やはり小さな紙袋を持っている。
 「どうぞ、良かったらお茶でも飲んでいって下さい」
 桂子は玄関の扉を大きく開けると和夫に言った。
 「その前にちょっとお願いがあるんだけれどいいかな」
 「何ですか」
 「友達が桂子ちゃん見たいって言うからそこで待たせてるんだけど」
 届け物に何故友達が付いて来るのだろう。桂子は不思議に思った。しかし見るだけと言うのを断るのもおかしい。
 「は、はい、別に構いませんけど.....」
 「ありがとう。おーい、お許しが出たぞ」
 後ろを振り向いて和夫が声をかけた。すると門の陰から男が一人顔を出した。茶色に染めた髪の毛を肩に届くくらい伸ばしている。
 「おっ、なかなか可愛いぜ」
 その男は後ろに声をかけた。どうやら一人ではないらしい。
 と思ったのもつかの間、その男を先頭に次から次へとやってきて、呆気にとられている桂子に構わず家の中に入っていく。
 「それじゃ桂子ちゃん、ちょっとお邪魔するよ」
 唖然とする桂子を後目に和夫も靴を脱ぎ、おもむろに中へ入る。
 な、何なの、一体.....。
 桂子は訳が分からなかった。しかし放っておく訳にもいかず、和夫達を追って慌てて家の中へと戻った。
 「へぇー、なかなかきれいな家じゃん」
 スポーツ刈りの男がリビングの中を見回し、感心したように言った。他にも茶髪、ロン毛、オールバックなど、和夫を含めれば十人はいるだろうか。
 「あの、和夫さん。これは....」
 「桂子ちゃん、ビデオあるかい」
 和夫が戸惑う桂子の問いかけを無視して訊ねた。
 「え、は、はい、テレビの下に.....」
 「おっ、これか。よしよし」
 和夫は手に持っていた紙袋から何かを取り出した。どうやらビデオテープのようだ。テレビを付けてから、しゃがみ込んでビデオデッキの電源を入れると、テープを中へ押し込んだ。
 カラーテストの画面の後、しばらくして現れた画面に桂子はハッとした。
 ま、まさか.....
 草原の中を歩いてくるセーラー服姿の少女、その画像には見覚えがあった。
 「これ、間違いなく桂子ちゃんだよな」
 和男が桂子に言う。それは間違いなく桂子だった。
 どうして、モザイクがかかっていないの.....?
 撮影の後謝礼と一緒に送られて来たテープは目の所にモザイクがかけられていた。しかし画面のものはモザイクなど全くなく、ハッキリと桂子と分かる。
 歩いていく桂子の背後から二人の男が忍び寄り、程なく襲われるシーンになった。這いつくばって逃げようとするがあえなく引き戻され、セーラー服を引き裂かれる。剥き出しにされた乳房を吸われ、泣き叫び抗う。そんな桂子の姿が画面いっぱいに映し出されている。
 桂子は和夫達の存在を忘れ、吸い寄せられるように画面を見つめていた。男優達の手や舌の感触が身体に蘇り、下腹部にジュンと熱い物がこみ上げるのが分かる。
 プリーツスカートが捲り上げられ、パンティストッキングが引き裂かれる。そして必死の抵抗も空しく、パンティも剥ぎ取られ下半身が露わにされていく。
「あっ!」
 桂子は思わず声を上げていた。モザイクがかからないのは顔ばかりではない。通常のアダルトビデオでさえ隠されているアンダーヘアまでもハッキリと映っている。
 丸出しにされた桂子の下半身に男が顔を埋めている。激しく抗っていた桂子の動きが弱々しくなり、やがて鼻にかかった声で喘ぎ始める。
 そしてフェラチオの強要。男優の勃起したペニスが桂子の唇へ押し込まれていく様も無論クッキリと映し出されている。
 片方の男に両腕を押さえつけられ、もう片方の男が桂子の脚を押し開き、そこへ腰を割り込ませる。桂子の哀願も空しく、猛りきった肉刀が桂子の恥裂へ挿入されていく。
 激しく突き上げられ、息を荒げて悶える桂子、しかしその表情から決して苦痛を受けているのではないことが分かる。
 そこでビデオは止められた。ハッと我に返る桂子。
 「どうしてモザイクがかかってないのか不思議に思っているんだろう」
 和夫が桂子の心を見透かしたかのように言った。
 「和夫、そいつは俺が説明するよ」
 メガネをかけた小太りの男が歩み出て来た。
 「モザイクっていうのはパズルと同じでね、画面をぶつ切りにして並べ代えているだけなのさ、だからそれを元通り並べ替えればこうなるわけ」
 「こいつは筋金入りのメカおたくでね、市販のモザイク除去機じゃいまいちよく見えないってんで自分で作っちまったのさ。お陰でどんな表ビデオでもこいつにかかったら裏ビデオにされちまうってわけ」
 スポーツ刈りの男がメガネの後ろから歩み出てきて言った。
 「おたくはないだろ。天才と言ってくれ」
 メガネが不満げな表情でスポーツ刈りを振り返る。
 「はいはい、分かったよ。お前さんは凄いよ。」
 スポーツ刈りは宥めるようにメガネの背中をポンポンと叩いて言った。
 「あっ!」
 桂子は思わず悲鳴を上げた。和夫が背後から抱きついてきたからだ。
 「か、和夫さん.....」
 「フフ、ノーブラかい?この前も随分大胆な格好だったね。桂子ちゃんがこんなにイヤらしいなんて思わなかったよ」
 和夫は桂子を羽交い締めにして、タンクトップの上からたわわな胸をこね回しながら耳に息を吹きかけるようにして囁きかける。
 「や、やめて.....」
 「こんなの桂子ちゃんのお母さんに見られたら大変だよな」
 「あっ、イヤッ!」
 不意に突き飛ばされ、床に崩れ落ちる桂子。すると四方八方から手が伸びてきて桂子の服をはぎ取っていく。
 「何するのッ、や、やめてッ!」
 桂子は懸命に抗ったが一人で十人に対抗できるわけはなく、アッという間に全裸に剥かれてしまった。
 「へぇーっ、いい身体してんじゃん、和夫、ホントにこの子中二かよ」
 「ああ、俺もこんなに大人っぽい身体してるとは思わなかったよ」
 胸の前で腕を交差させ、身を縮こませて震える桂子を見下ろして和夫は言った。
 「あっ、いやっ!放してッ」
 男達が数人桂子を取り囲み、貼り付けにするように大の字の形に抑え付けられる。その肢体にギラギラした和夫の視線が注がれる。
 お椀を伏せたような双乳は瑞々しく張りつめ、重力に反抗するかのように豊かな盛り上がりを見せている。小麦色に輝く膨らみの頂点には淡いピンクに色づいたやや大きめの乳暈が広がり、米粒大の乳首がチョコンと突き出している。
目を下の方へ移していく。愛らしく窪んだ縦長のへそ、大理石の円柱のようにツヤツヤとしてムッチリした太腿、ウェストは女らしく大胆にくびれ、既に成熟したたたずまいを見せる下半身へと続いている。十三歳の少女とは思えぬ早熟ぶりだ。
 和夫が覆い被さり、顔を近づけて来る。桂子は逃れようと激しく首を振る。しかし和夫に強い力で顔を押さえつけられ、あっさりと唇を奪われてしまった。
「んっ...ううっ」
唇を塞がれ、桂子が苦しさに呷く。
和夫の舌が侵入してきて、桂子の歯茎を隅々までなめ回す。更に根元からチューッと舌を吸われると頭の芯がボウッとなり、桂子はされるがままに口腔を弄ばれる。
 濃厚なキスを終え、和夫は桂子の耳から首へのラインを責め始める。耳たぶを甘噛みしたり、穴の中に舌を差し入れ内側を舐め回す。首筋からうなじへと何回も舐め上げる。その間に右手が豊かな胸の膨らみを揉み始める。
 「和夫さん、やめてっ、お、お願い....ああっ」
 桂子は弱々しい声で哀願する。手足を押さえつけられているため、されるがままになるしかない。しかし却って和夫の手や舌の動きに意識が行き、その感触が身体に響くように伝わってくる。
和夫は更に身体を移動させ乳房への愛撫にかかる。乳暈に沿って舌を這わせ、時折乳首を口に含みチロチロと舐め回す。
 「凄く柔らかい、吸い付いて来るみたいだ、最高だよ桂子ちゃん」
 滑らかな肌から立ちのぼるミルクのような芳香に、和夫が声をうわずらせて言った。
「ああっ.....だ、ダメッ...」
乳房を吸われ、弱々しく首を振って呻く桂子。しかし口から出る拒絶の言葉とは反対に乳首は固くなって勃起し、そこを中心に形容しがたい感覚が広がり始めていた。
 「お、お願い、和夫さん。許してッ.....ああっ」
 頬を真っ赤に上気させ、息を荒げながら桂子は哀願を繰り返す。相手は曲がりなりにも顔見知り、しかも親戚である。その前で痴態を晒す事にさすがの桂子も羞恥を禁じ得なかった。初対面のプロの男優を相手に、しかもある程度シチュエーションを決められていたビデオ撮影の時とは状況が違う。しかしそんな意志とは関係なく、甘美な波が身体中に広がり、桂子の中で少しずつ官能が溶け出して来ていた。
その間にも和夫の右手が桂子のウエストラインを滑り落ち、下半身に降りていく。ツヤツヤとした太腿を何回か撫でさすった後、こんもりとした神秘の丘を捕らえる。指先が淡いピンク色の花弁を押し開き、その内側を撫で摩るとそこは既にネットリとした蜜液をたたえていた。
「凄ぇ、ビショビショだ」
指を浅く膣の入口に挿入し上下左右に動かすと、ピチャピチャと蜜液がいやらしい音を響かせる。
「ああっ...い、いや」
おびただしく潤っている秘部を弄ばれる羞恥に、桂子はブルブルと身体を震わせる。
「見せてもらうよ、桂子ちゃん」
 和夫は身体を下方へ移動させると、艶やかな太腿を抱え、秘めやかな部分へ顔を埋めてきた。
 「い、いや!和夫さん、お願い、見ないでッ...」
 その部分に熱い息がかかるのを感じ桂子は思わず目をつぶった。
 「へぇーっ、きれいじゃないか」
 目前に広がる桂子の花裂の光景に、和夫は感心したように呟いた。ふっくらとした恥丘に走る一筋の亀裂、そこを栗色の春草が縁取るようにしてうっすらと生えている。その谷間を押し広げると、美しく色づいた小さな花びらが顔を覗かせ、その奥には淡いピンク色の新鮮な果肉が蜜液をたたえ、キラキラと濡れ光っていた。
 和夫はその谷間の中へ舌を差し入れると、分泌されている愛液をすくい取るように動かし始める。
 「あっ、和夫さんッ、だ、ダメッ.....」
 粘膜に当たる和夫の舌の感触に、桂子は身体をピクンと震わせる。
「お願い、許してっ...ああっ」
 桂子は、愛らしい唇から断続的に切なげな吐息を洩らした。下腹部から全身に広がって来る快美感にもはや体裁を保つのも困難になっていた。 
 「あっ、ああっ.....」
 吹きこぼす喘ぎも、今や鼻にかかった甘ったるいトーンが強くなっている。滑らかな肌は熱を帯び、うっすらと汗を帯びてきている。
 「おい、無理矢理されて感じてるぜ」
 「とんでもない淫乱だな。近頃の中学生は凄いんだな」
 桂子を抑え付ける役目にも与れず、後ろで指をくわえてみている男たちの中から、驚きと興奮の入り交じった声が聞こえてくる。
 和夫の舌先は、なおも執拗に可憐な肉層の内側をまさぐって行く。同時に幾重にも折り重なる肉唇を指でかき分け、薄皮に包まれた肉芽にもコリコリと刺激を与える。そんな絶間ない愛撫に花弁はすっかりほころび、溢れ出る愛液は蟻の戸渡りを伝い、アヌスの方まで流れ落ちている。
「ああっ!」
包皮を剥かれた陰核を舌で弾かれ、桂子は腰をピクンと跳ね上げる。雷に打たれたような峻烈な電流が背筋を貫いた。
「おおい、和夫、早いところ済ませてくれよ、みんな待ってるんだぜ」
「はいはい、分かったよ」
 なかなか挿入に移らない和夫にじれた友人たちにせっつかれ、和夫は渋々と立ち上がるとズボンとトランクスを脱ぎ、下半身を露出させた。
勃起した和夫の肉茎を捕らえた桂子の目がカッと大きく開いた。
 す、すごい、上を向いてビンビンしてるッ。あの男優さんたちのも凄かったけれど和夫さんのもすごいっ。
 和夫のペニスは先端がピンクがかっており、向井たちの逸物に比べると経験の浅さを感じさせる。しかし大きさは決して引けを取っておらず、しかも猛々しく反り返って、今にもお腹に付きそうな勢いだ。
 「だ、ダメ!和夫さん、やめて!」
 和夫が腰を落とし、両脚の間に割り込ませてきた。入口に固い肉塊が押し当てられたのが感じられる。
 「いくぞ、そらっ」
 「い、いやっ、あぅっっ...」
 可憐な花びらをまくり上げて和夫の分身が肉路を押し広げて入って来た。十分過ぎるほど潤っていたため挿入はスムーズだったが、その反動が若い肉幹のもたらすその圧迫感を圧倒的なものにした。
 「何がイヤだよ。すんなり入っちまったじゃないか。おお..気持ちいいぜ」
 和夫はゆっくりと抽送運動に入った。
 「い、イヤッ、ああっ!」
 ズーンと突き上げる衝撃に、桂子は本能的に腰を引く。そこを更にズンと突き上げられ、しなやかな背中がブリッジ状に反り返る。
 「あっあっあっ、い、いやっ、ああっ....」
 根本まで沈み込み、ミッシリと秘肉を押し広げるように埋め尽くす和夫の怒張の威力を認めないわけにはいかなかった。身体を駆け抜けていく甘い痺れが桂子から羞恥を奪い、欲望を目覚めさせていく。
 陰裂を突くたびにそこがグチュッ、グチュッと淫らな音を響かせ、豊かな双乳がプディングのように波打つ。和夫は手を伸ばしその膨らみを鷲掴みにして揉みしだく。
 「やべぇ、もうイキそうだぜ」
 よほど興奮していたのか、挿入してからまだ二,三分で早くも和夫は先端に絶頂の兆しを感じていた。桂子の腰を引き寄せ、子宮を貫かんばかりの勢いで突き上げる。
 「おおっ....で、出るッ」
 和夫は呻くと、桂子にグリグリと腰を押しつけてきた。と、桂子の下腹の奥に熱いものがドクドクと注ぎ込まれるのが感じられた。
 「あっ、い、いやっ.....」
 初めて経験する射精の感覚に桂子はハッと我に帰った。
 だ、ダメッ、妊娠しちゃうッ...。
 しかしそんな不安に捕らわれている暇はなかった。
 「よし、今度は俺だ」
 和夫が離れると入れ代わりにロン毛の男が桂子の前に立ちはだかった。
 「あっ、いやっ!」
 身体を乱暴にひっくり返され、悲鳴を上げる桂子。しかしロン毛は桂子の尻を持ちあげ、お尻を突き出すポーズを取らせると、後ろから貫いてきた。
 「ああっ!」
 すさまじい圧迫感と痺れるような戦慄が身体を貫く。
 「おお....あったかいし、締まりもいいな。こりゃ気持ちいいぜ」
 ロン毛は桂子の丸い尻肉を抱え、パンパンと腰を打ち付けながらうっとりとした顔で言った。
 「俺は口でやってもらうか」
 オールバックが佳子の顔を抱えると可憐な唇にいきり立った剛直を押し付ける。
 「い、いやっ.....」
 桂子が顔を背けると、オールバックは桂子の鼻を摘んで顔を自分の方へ向けさせる。そして息苦しくなった桂子が口を開けたところへ剛棒を押し込んだ。
 「うっ、うぐぅっ......」
 オールバックは桂子の頭を抱え、前後に揺する。
 「歯なんか立てたら承知しねえぞ。おお....気持ちいいぜ」
 オールバックが満足そうに深い吐息を漏らす。
 「すげえ、ヒダヒダが絡みついてくるみたいだ。中学生のくせにイヤらしいオマンコしてやがる。おおっ...いく、行くぜ!」
 ロンゲが一際激しく腰を打ちつけると、肉壁に熱い樹液が浴びせられる。
 「俺ももうイキそうだ」
 オールバックも一際激しく桂子の頭を揺すったかと思うと、ウッという呻きと共に桂子の口の中へおびただしい量の白濁液を迸らせた。
 「グッ、ゲホッ、ゲホッ.....」
 喉の奥まで精液を打ち込まれ、むせる桂子。青臭い味に顔をしかめ、口の中に残った白濁液を手のひらに吐き出す。
 「ほら桂子ちゃん、お楽しみはこれからだよ」
 代わって再び和夫がうずくまる桂子の前に立ちはだかる。先ほど放出したばかりだというのに、肉棒は硬度を取り戻し、天を向いていなないている。
 「ずるいぞ、お前ばっかり」
 「俺まだやってねーぞ」
 まだ射精を果たしていない連中からブーイングが沸き起こる。
 「最初はウォーミングアップみたいなもんさ。だいたい元ネタを提供したのは俺なんだからな」
 和夫はグッタリとしている桂子の両脚を開き割ると、ドロドロに滑っている陰裂を突き立てていく。
 「ああ、ダメェ...ああっ」
 肉路を押し広げて和夫の分身が入ってくる。休む間もなく、突き上げるような快美感に襲われ、引き絞るような呻きを漏らす桂子。
 繋がったまま、和夫が桂子を抱き上げ、騎乗位の姿勢に移行する。
 「あああっ!」
 和夫がドンと腰を下ろした時に、剛棒の先端が子宮口を突き、脳天まで衝撃が突き抜けた。
 「あっ、はぁッ.....ああっ、い、いいっ...」
 もう体裁を取り繕っている余裕はなかった。顔を真っ赤にして髪を振り乱しながら、桂子は腰をくねらせ込み上げる愉悦を貪った。上になるのは初めてだったが、そうは思えないほど巧みにクイックイッと淫らに腰を使う。
 「ああっ!い、イクっ....」
 その声と同時に桂子の身体がブルブルと震え、頂上に達した事を告げた。しかし和夫の方は一度放出しているせいか、今度はまだ果てる気配はない。
 「俺はまだまだだよ、桂子ちゃん」
 「ああっ!」
 崩れ落ちそうになったところをズンッと下から突き上げられ、桂子はオルガスムスの余韻に浸る暇もなく、再び悦楽の波の中へ引き込まれていく。
 「次は僕だ。和夫に次ぐ功労者なんだからな」
 小太りメガネがトランクスを脱ぎながら歩み出てきた。
 「おい、待て。まだ和夫がやってるところだぜ」
 オールバックが前に出ようとした眼鏡に声をかける。
 「大丈夫さ、まだ空いているところがあるだろ」
 メガネは薄笑いを浮かべると、ズボンのポケットから小さなプラスチックの瓶を取り出した。中には透明な液体が入っている。
 「和夫、悪いけどその子をちょっと押さえててくれないか」
 「どうするんだ」
 「後で和夫にも貸してあげるよ」
 「ふーん、何かわからんが」
 「あっ、いやっ!」
 我を忘れて悦楽に溺れていた桂子は突然抱き寄せられ、ちょうど和夫に覆い被さる形で抑え付けられてしまった。
 「えっ...。い、いや!そんなところ無理です!」
 無防備な菊穴に突然ヒンヤリした感触を覚え、桂子は驚愕した。身体を支配していた目くるめくような快感も吹き飛び、恐怖に身体を強ばらせる。
 しかしメガネは構わず尻穴を中心にクリームを塗り、丹念に揉みほぐしていく。
 「い、痛いっ!」
 ついに指が挿入された。ゆっくりと動かしながら、徐々に奥まで埋没させていく。
 「ああ...イヤッ、あぅぅっ...」
 今まで経験したことのない異物感にブルブル震えながら呻く桂子。
 「なるほど、そう言うことか。しかしおまえが指つっこむたびにアソコがキュッキュッ締まって気持ちいいぜ」
 メガネの企みを理解した和夫は微笑みながら言った。
 「こっちも凄い締め付けだ。指が痛いくらいだよ」
 そう言いながらメガネは指を桂子のアヌスに指を使う。クリームのおかげで動きが徐々にスムーズになり、とうとう根本まで入るようになった。
 「お、お願い、お願いです!それだけは許してッ!」
 菊門にメガネのペニスが押しつけられた。
 「いや!痛い、やめて!ああっ、痛ァーッ!」
 ゆっくりとメガネの分身が裏門に埋め込まれていく。バイブレーターで処女を破った時とは全く異質の異物感を伴う裂痛が桂子を襲う。
 「凄い締め付けだ、ナニがちぎれそうだよ」
 メガネは呻いた。指で路を付けておいたことと、ペニスにもクリームを塗っておいたこともあって挿入にはそれほど苦労はなかったが、押し入った途端入ってきた異物を追い出そうとするかのように直腸が凄い力で締め付けてくる。中のたぎるような熱さも手伝って下手をするとすぐに果ててしまいそうだ。
 「お前のが壁一枚隔てて当たってる。何か気色わりー」
 「そうだね、こっちも分かるよ」
 和夫とメガネは顔を見合わせて苦笑した。
 「ああっ!イヤッ、やめてェッ!」
 前と後ろで同時に抜き差しされ、悲鳴を上げる桂子。目には涙さえ浮かべていた。焼け付くようなお尻の痛みと異物感が気になり、とても快感どころではない。
 「ああっ、ああぅ...お願い、はぁっ、もう許してっ...」
 苦悶の表情を浮かべ、喘ぎながら桂子は哀願を繰り返す。裂けるような痛みは徐々に薄らいできていたが、異物感と直腸が焼け付くような感覚に相変わらず苛まれる。
 「おお...そろそろイキそうだ」
 「ぼ、僕もだよ...」
 和夫の後を受けてメガネも絶頂が近いことを告げる。
 「何だよ、お前。今入れたばっかたろ」
 「和夫も後でやってみなよ。凄いんだよ、この締め付け」
 「ああ、後で試させてもらうよ」
 和夫がラストスパートに入ったのに続き、メガネも桃のような尻肉を抱えると、肉幹を更に奥へと突き立てていく。
 「い、イヤァァァッ!」
 前後から激しく突かれ桂子の口から凄絶な悲鳴が迸る。
 「おおっ...」
 「出、出るッ...」
 和夫とメガネがほぼ同時に呻き声を上げた。まず和夫が子宮奥へ迸りを浴びせかけ、その直後メガネが直腸の中で樹液をぶちまけた。
 「あっ、ああっ.....」
 地獄のような二穴責めからようやく解放され、グッタリする桂子。
 「おーし、次は俺だ」
 「俺も行くぞ」
 しかしそんな桂子に構わず、まだ射精を果たしていない男たちが、堰を切ったように次々と桂子に挑んでいく。スポーツ刈りの男が、和夫が射精したばかりの膣穴に正常位で押し入ってきた。黒メガネは桂子の上に跨ると胸で己の肉棒を挟み、扱き始める。ロンゲは一度放出して萎えた分身を桂子の口に押し込んできた。
 もうどこをどうされているのか分からない。男たちは入れ代わり立ちかわり、桂子の口に、肉路にと押し入ってくる。その間にもある者は豊麗な乳房に肉茎を挟み、またある者はその手に握らせしごかせる。
 「おおっ...で、でる」
 口の中に青臭い香りが広がる。フェラチオをさせていた男が出したらしい。しかし吐き出そうとする間もなく、次の肉棒が口の中へ押し込まれた。
 続いて子宮奥に熱いものが打ち込まれ、更に右手にヌルッとした感触を覚える。胸の上にも温かいものが降りかけられる。
 「お、お願い...少し休ませて.....」
 荒い息の下から桂子はか細い声で訴えた。もうかれこれ三時間近く休みなしで攻め抜かれている
 「生憎だけどご覧の通りまだ後がつかえてるんでね、ほら立って」
 休む間もなく身体を抱えられ、今度は茶髪の剛直が下で待ちかまえている。
 「い、いや、もう許して...あああ!」
 腰を落とされるとズブズブとそれが入ってきて脳天まで戦慄が突き抜ける。
 「ああっ、あっあっあ、はぁっ..」
 茶髪が下から激しく突き上げ、新たな愉悦が身体に沸き起こってくる。快感もここまで立て続けだと拷問に近いものになってくる。
 「い、いやっ、そ、そこはっ!」
 背後から誰かが迫ってきた気配に桂子は振り向いた。和夫が回復した砲身をぶらつかせながら近寄ってきて、桂子の後ろで腰を落とした。
 「さっきの約束だからな」
 和夫は言いながらメガネから借りたクリームを己の肉刀に塗りたくっていた。
 「いや、そこはいや!」
 ついに和夫がそこへ狙いを定めてきた。押し当てられる肉棒の感触に何とか逃れようともがく桂子。しかし逃げようにも茶髪にしっかりと抱きかかえられ、身動きすらままならない。
 「和夫さん、い、いや...ああぅっ」
 一度犯された菊穴はまだポッカリと口を開けており、あっさりと和男を受け入れてしまった。
 「い、いやっ...あうぅっ」
 初めて貫かれた時に比べるとあの裂けるような痛みは随分と薄らいだ。しかし焼け付くような感覚と異物感が再び桂子を襲う。
 「あああ...あううっ、はぁぅっ」
 顔に脂汗をにじませ、苦しげにあえぐ桂子。
 「確かに、凄い締め付けだな」
 「ほんとだ、和夫のが当たってるぜ」
 桂子とは対照的に茶髪と和夫は遊びに興じているような笑顔で桂子を犯し続ける。
 「ああっ、な、何なの、この感じ.....」
 前と後ろから突き上げられているうち、ふと桂子は苦痛とは明らかに違う感覚が押し寄せて来るのを感じていた。それは予想もしなかった大きな喜悦のうねりだった。
 「ああっ...凄いっ、凄いわ」
 頭の中が真っ白になり、身体が蕩けていく。今まで経験したことのない喜悦の嵐に、桂子は放尿するかのように花裂から果汁を溢れさせ、身体をわななかせた。
 「い、いくぞ」
 「そらっ」
 腸の中に、続いて肉襞に熱い迸りが浴びせられる。瞼の裏で火花がスパークし、痺れるような悦楽の余韻が身体中を支配する。しかしそれに浸る間もなく次の剛直が肉路を貫き、別のそれが口の中に押し入ってくる。乳房に熱く火照った肉棒が挟まれ、両手にも握らされる。
 ああっ...もう、どうにでもしてッ、メチャクチャに犯しまくってェッ!
 身体がバラバラになりそうな歓喜の渦に桂子は狂ったように歓喜の声を上げ続けた。

 「う、ううん.....」
 気が付くと桂子は裸のまま横たわっていた。
 和夫達はいなかった。既に夜になっているらしく、閉じられたカーテンのの向こうに街灯がともっているのが見えた。
 「うっ...」
 目覚めてすぐに身体を包む違和感に気が付いた。
 やだ、身体中精液でベトベト.....
 身体ばかりではない。顔にも大量にかけられており、乾き始めた所はゴワゴワして突っ張るような感覚がある。
 「痛ッ.....」
 身体を起こすと下腹部に鈍い痛みを感じた。お尻の穴もズキズキと痛む。
 やっとの思いで立ち上がると身体の中からドロッと何か流れ出てくる感覚があった。和夫達の放出した精液が大量に膣穴やアヌスからトロトロと滲み出して来る。口の中もネバネバして青臭い味が充満している。
 とにかくシャワーでも浴びなくちゃ、このままじゃまた誰か来たら大変な事になっちゃう。
 桂子は股間を手で押さえながらバスルームへ向かった。腰に力が入らず真っ直ぐ歩くことが出来ない。それでもどうにかシャワーを浴び終えると、ダイニングの床の精液で汚れた所を掃除して完全に痕跡を消した事を確認してから部屋に戻った。
 ベッドに倒れ込むと猛烈な疲労感が襲ってきて、桂子はそのまま深い眠りに落ちた。十人の男達を相手にしてさすがに疲れたのか翌朝まで眠り続けた。

 


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