『若草を濡らす少女たち』
第十一話 天野桂子の巻
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第三章 企画AV出演

 「いらっしゃい、どうぞこちらへ」
 TシャツにGパンというラフなスタイルをしたその男は、意外に礼儀正しい態度で桂子を迎えた。
 レディスコミックに読者参加のアダルトビデオ撮影の記事が出ていた。
 『貴女の願望叶えます』
 要するに読者に女優になって貰って、企画側がその女性が希望するプレイが出来るようお膳立てして、その行為をビデオに収めると言う物である。
 桂子は早速応募した。バイブレーターオナニーを経験した桂子にとって、残された願望は本当の男性に犯されることしかなかった。
 中学生をアダルトビデオに出演させるわけはないので名前は母親のものにして、歳は十九歳と偽った。連絡希望時間も母親が絶対に家にいない平日の三時から五時までの時間帯を指定した。
 桂子が応募してから一週間程で電話連絡があり、次の日曜日に事務所にきて欲しいという事になった。桂子の希望した内容との絡みもあって、朝の八時半に来て欲しいと言う事だった。
 事務所は新宿駅西口を出て徒歩五分ほどの所にある小さな雑居ビルの一室だった。部屋はさほど広くはなく桂子が案内された応接スペースの他は事務机が三つあるだけだ。
 「もうすぐカメラマンが来ます。軽くインタビューを撮ったら移動しますから」
 桂子を案内した高橋という男がコーヒーを持ってきて言った。
 「あ、は、はい」
 桂子は緊張しながらコーヒーを一口すすった。
 高橋の説明によると、この企画は桂子が読んだレディコミの出版社とのタイアップで行われているもので、始めてから半年近くになるという。出版社にとっては読者サービスになり、ビデオ会社にとっても手間を掛けずに企画と出演女優が得られるのでメリットは大きいらしい。プロのAV女優を使うより遥かに安上がりだし、おまけに最近はそういう素人物が良く売れるのだそうだ。市販する際には顔にモザイクをかけるので、身元が割れる心配はないし、読者にも好評らしい。毎回二十名前後応募があると言うことで、参加した読者から願望を叶えてくれた事に対して、お礼の手紙が来ることもあるという。
 「何人ものプロの男優さんを相手にしたいという人妻さんとか、野外で羞恥プレイを希望されるOLさんとか、色々いましたよ」
 高橋が事も無げにする話に桂子はただただ圧倒されるばかりだった。
 程なくカメラマンがやってきて、桂子達は移動する事になった。
 連れて行かれたのは事務所から五分ほどの所にある、ワンルームマンションの一室だった。六畳ほどのフローリングの部屋には、ベッドとソファ、そしてガラステーブルが置かれているだけだった。
 「最初はインタビューから入るけど、カメラの方は余り意識しないで自然に受け答えしてね」
 カメラをのぞき込みながらカメラマンが桂子に言う。
「じゃ、本番行くよ。三、二、一、スタート!」
「あなたの願望叶えます。今日はこの方です」
高橋が言うとカメラのレンズが桂子の方に向けられる。
「あ、天野け...美代子です。宜しくお願いします」
 危うく本当の名前を言いそうになり、桂子は肝を冷やした。中学生である事がバレたらとんでもない事になってしまう。
 「美代子ちゃんか、じゃプロフィールから話して下さい。」
 「はい、年齢は...十九歳、た、短大に通っています」
 間違えられない年齢の事をどうにか無事話し終えると、後は嘘をつく必要もなく身長、体重、スリーサイズとスラスラと話す事が出来た。初経験の事も聞かれたが、バイブレーターの事はさすがに言い辛かったので、高校の時好きだった同級生相手にロストバージンしたと答えておいた。声を出して話しているうちに、緊張も徐々にほぐれていく。
 「で、今日の美代子ちゃんの希望なんだけど、自分の口から話して貰える」
 「え...そ、その.....」
 桂子は思わず口ごもった。自分の希望は応募のハガキに全部書いてあるから、知っているはずなのに、やはり女性の口から言わせたいのだろうか。
 「大丈夫、みんなもっと凄い事してる人もいるから」
 「は、はい...わたし、その...男の人に...されて、みたいんです」
 促されて桂子は恥じらいながらもようやく応えた。
 「どんな風に?」
 「え、その....ら、乱暴に」
 それだけ言うのがやっとだった。いくらもっと凄い事をしている人がいると言われても、自分の希望だって負けず劣らずではないだろうかと思う。恥ずかしくて顔が火照るように熱い。自分では見ることが出来ないがきっと真っ赤になっている事だろう。
 「つまりレイプ願望があるんだね」
 「は、はい.....」
 「それでどんな感じで犯されてみたいの?」
 変にからかわれたりしなかった事で桂子はホッとして、今度はゆっくりとだが落ちついて希望を話す事が出来た。
 それはいつかのビデオで見た、何度も思い描いていたあのシチュエーション、セーラー服姿の女子高校生が野外で強姦されるというものだった。
 「それではこれからあなたを夢の世界へご案内しまーす」
 高橋のその言葉で撮影は一度終了し、桂子は高橋とカメラマンについて外へ出た。
 案内されやって来たのは駅の西口にあるスバルビルの前。高橋の話だと、ここはアダルトビデオ撮影の際、待ち合わせ場所に使われる事が多いのだそうだ。
 高橋がハザードを点滅させているワゴン車に近づき、窓ガラスをノックすると二人の男が後部座席から降りてきた。一人は背が高くスリムで長髪、もう一人は髪を短く刈っている色黒の男だ。どちらも身体をかなり鍛えているようで引き締まった体格が服の上からでも分かる。
 二人とも桂子の希望を聞いているらしく、かなり驚いている様子だ。
 「高橋さん、本当にこの子なんですか?昨日言ってた子って」
 「そうだ。美代子ちゃん、こちらが男優の弘田君と向井君。今日の相手役だ。二人ともプロだから心配はいらないよ」
 「み、美代子といいます。宜しくお願いします」
 「あ、こちらこそ宜しく」
 厳つい外見に似合わず二人とも礼儀正しく桂子に頭を下げる。
 「それじゃ出発しようか」
 高橋の合図で四人は車に乗り込んだ。中にはドライバーともう一人いる。高橋によると後ろに乗っているのがカメラマンでドライバーが助手という事らしい。
 車は新宿を出ると初台から首都高に乗り、そのまま中央道へ入る。朝まだ早いせいか渋滞もなく車は快調に飛ばしていく。
 空は雲一つない快晴で春の暖かい日差しが社内にも差し込んでくる。最後列に一人で座っていた桂子は流れていく車窓から外を眺めていたが、心地よい暖かさにやがて眠ってしまい、高橋に声をかけられて、ハッとして目を開けた時は既に車は停止していた。
 車から降りた桂子はアッと思った。眼下に広がる草原、遠くに見える小川、それはどこかで見た風景だった。あのビデオで少女がレイプされていた場所.....?
 田舎の方であれば似たような場所はまだあるだろうし、同じである可能性は低いかも知れない。しかし初めての陵辱を受けるのに、そこがまさに桂子が望んでいた舞台であることに変わりはなかった。
 「聞いていた希望から、この場所にしたんだけれどどうかな」
 「はい...ここでいいです」
 無意識のうちに桂子はそう答えていた。
 高橋に言われて、桂子は車の中でセーラー服に着替えた。着替えながら胸の中で期待と不安、それに興奮が複雑に交錯する。今まで空想するだけだったレイプという行為が、これから実際に体験できる。しかしバイブで処女喪失を済ませているとはいえ、実際に男性を受け入れるのはもちろん見るのもこれが初めてだ。
 着替え終わると鏡を見ながら髪を三つ編みにしていった。そうあのビデオの少女と同じように.....。
 「美代子ちゃん、そろそろいいかな」
 「あ、は、はい」
 半袖の白いセーラー服、赤いリボン、紺のプリーツスカート、そして黒のパンティストッキング。自前ではないが現役の女子中学生、似合わないわけはない。
 「へぇ...」
 高橋が感心したように呟いた。
 「何だか本物の女子校生みたいだね。全然違和感無いよ」
 「うん、なんか凄くそそられる」
 男優二人も口々に感心した顔で桂子を褒めそやす。
 「それじゃ美代子ちゃん、用意はいいかい?」
 「は、はい、宜しくお願いします」
 「それじゃ行くよ、用意、スタート!」
 着替えている最中は色々と考えていたが、高橋の合図を聞いた途端、良い意味での開き直りが桂子の心の中に生まれていた。
 雲一つない空、頬を撫でていく心地よい春風。爽やかな空の下、桂子は草原の中の小道を歩いていく。授業が終わって家へ帰る途中の田舎町の女子高生、桂子はそんなシチュエーションを思い描いていた。
 やがて後ろでガサガサと音がしたかと思うと、突然背後から抱きつかれた。
 「キャーッ!」
 ビックリして悲鳴を上げる桂子を男達は軽々と抱え上げ、生い茂る草むらの中へ連れ込んだ。
 「あっ、痛ッ!」
 乱暴に地面に放り出され呻く桂子。見上げると広田と向井がニヤニヤしながらこちらを見ていた。恐怖に顔を引きつらせ、男達を見上げる桂子。
 「なかなか可愛い子じゃないか」
 弘田も向井もさすがにプロである、先ほどまでの実直そうな表情はなく、邪な欲望をたたえた暴漢者になりきっていた。
 「お嬢ちゃん、俺達とちょっと遊んでいってくれよ」
 「時間はとらせない。いい気持ちにしてやるからさ」
 向井と弘田が薄ら笑いを浮かべ桂子ににじり寄る。
 「い、いや.....」
 向井が這いつくばって逃げようとする桂子の脚首を掴んで引き戻すと、弘田が馬乗りになりセーラー服の襟元に手をかける。
 次の瞬間、ビリッと音がしてセーラー服は無惨に引き裂かれていた。
 「イヤァーッ!」
 桂子の唇から凄絶な悲鳴が迸る。
 露になった白いスポーツブラをゴツゴツした手がめくり上げる。瑞々しい膨らみがプルンとこぼれ出た。
 「おお、こりゃたまらねえや」
 弘田はまだ幼さの残る容貌にそぐわない、量感のある発達した乳房を下から揉みしだき、押し潰さんばかりにこね回しつつ、先端の突起を口に含みチロチロ舐め回す。
 「いやっ、いやです、ああっ.....や、やめて下さいッ」
 ヌメヌメしたものが敏感な突起を包み込みモゾモゾと動いている。初めて他人に乳房を吸われるその感触に、桂子は抗いながらも甘美な波が身体に広がり、下腹部にジュンと熱いものがこみ上げるのを感じていた。
 「へへ、弾力のあるオッパイだ。こいつはなかなかの上玉だぜ」
 悪漢を演じる弘田は胸の膨らみを荒々しくこね回しながら、プリーツスカートをまくり上げパンティストッキングの上からムチムチした太腿をサワサワと撫でさする。
 一方、桂子を押さえつけていた向井が唇を奪いにかかる。激しく頭を振って避ける桂子、しかし頭をガッチリと抱えられて動けなくなったところへ向井の唇が重なり、こじ開けるようにして舌が入ってきた。
 「うっ、ウグッ.....」
 侵入してきた舌はヌラヌラと卑猥に蠢き、口腔を、歯茎の裏側をねちっこく舐め回してくる。更に舌を絡め取られ、根元からチューッと吸い上げられる。
 桂子にとっては初めてのキスだった。年頃の女の子が夢見るような甘い幻想を求めてはいなかったが、強烈なディープキスに頭の芯がクラクラしてきた。
 その間に弘田がパンティストッキングのゴムに手をかけ、引き下ろしにかかる。
 「いやっ、や、やめてッ」
 桂子はハッと我に返りそうはさせじと手を伸ばし、弘田の手を制しようとする。
 「そうか、やっぱりレイプならこれかな」
 弘田は呟くとパンストに太い指を突き立て薄い布地に穴を開ける。
 「あっ、ひどいっ!」
 バリバリと音を立ててパンストが引き裂かれ、ムチムチした太腿が露わにされる。
 「いい脚してるじゃねぇか。おっ、何だお前濡れてるぜ」
 白いパンティの中心部に楕円形にシミが広がっているのに気づいた弘田が驚いたように言った。
 「何がやめてだよ。可愛い顔してるくせに、とんだ淫乱女だぜ」
 「そ、そんな...ち、違います!」
 桂子はムキになって否定した。
 「なら身体に聞いてみるか」
 弘田の手がパンティのゴムにかかった。
 「い、いや!お願い、パンティだけは許してッ!」
 桂子は手を伸ばし、おろされようとするパンティを必死に引き戻そうとする。しかし懸命に抵抗する桂子の身体の動きを巧みに利用し、弘田は破れたパンストと一緒にパンティの薄布を荒々しく引き下ろした。
 「イ、イヤァーッ!」
 もっとも恥ずかしい所が男の視線に晒される恥辱に、桂子は太腿を摺り合わせて隠そうと試みる。しかし儚げに秘唇を縁取る若草は隠しようもなかった。
 「身体付きの割に生えっぷりは可愛いな。見ろ、ベトベトじゃねぇか」」
 蜜を吸い込んでペットリと恥丘に貼り付いている恥毛を見て、弘田がからかうように言う。
 「お願い、見ないで、見ないで下さい!」
 今や桂子はすっかり役の世界に入り込み、悲劇のヒロインになりきっていた。めくるめく羞恥に身を捩り、悪の手から逃れようと試みる、しかし向井に後ろから羽交い締めにされ、どうしようもない。
 弘田が艶やかな桂子の太腿を抱え、中心部に顔を埋めてきた。
 「ほーっこいつは綺麗だ」
 弘田は桂子の秘園の光景に感に堪えたように言った。ふっくらとした恥丘に走る一筋の亀裂、まばらな繊毛がその回りを飾っている。充血して開いている花弁の奥に、薄いピンクに色づいた媚肉が愛液に濡れてキラキラと光っている。亀裂の頂点には鞘に包まれたクリトリスが、少しだけ顔を覗かせていた。
 「あっ、い、イヤッ、そんな.....」
 恥ずかしいところを柔らかくて暖かい物が這っている。その感触から桂子は自分が何をされているかをすぐに察知していた。
 「アアッ...だ、ダメッ....」
 ポルノ小説やアダルトビデオで、そう言う行為があることは知っていた。しかしいざ自分がされてみると、めくるめく羞恥に身体がカッと熱くなってくる。何と言っても一番女性にとって見られたくない部分を間近で見られているのだ。しかも弘田に指摘されたとおり、そこがはしたない程濡れていることは自分でも分かっていた。下の方から聞こえてくるピチャ、クチュッという音が恥ずかしさを倍加させる。
 「い、いやっ...あ、ああっ.....」
 花びらを行き交う舌の動きに合わせて、ジーンと甘い痺れが身体にこみ上げてきた。お腹の奥の方から新たにジュンと熱い物がわき上がるのが分かった。
 弘田はチュウチュウと音を立てて、わき出てくる蜜液をすすり、舌を伸ばして果肉の奥まで舐め回す。媚香が次第にきつくなり、愛液も粘度を帯びてくる。
 「ダメッ、ああっ、許して.....」
 桂子はひっきりなしに恥辱の喘ぎを吹きこぼす。向井に揉みしだかれる豊かな乳房の谷間に汗が光り、薄桃色の乳首が敏感そうに固く尖っている。
 「よし、今度は俺のことも気持ちよくして貰おうか」
 向井は身体を起こすとズボンをおろし、股間の肉幹を桂子の目の前に突き出した。
 こ、これが本物の...
 桂子は息を飲んだ。バイブレーターでおおよその形状は知っているつもりだったが、初めて生で見るペニスはこの世のものとは思えない不気味な姿だった。自分の腕くらいはあろうかという太さ、大きさ、赤黒くテカテカと輝き節くれ立つ砲身、それにニュッと傘を開いた雁首の凶々しさは桂子を狼狽えさせた
 弘田が桂子の顔を抱え唇に勃起を押しつけて来た。頑なに唇を閉じ、拒む桂子。すると弘田は桂子の鼻をつまみ、息苦しさに桂子が口を開けたところへ強引に押し入ってきた。 「うっ..うぐぅっ」
 喉の奥からくぐもった桂子の呻き声が響いた。きつい男性ホルモンの刺すような匂いかムンと匂い立つ。おぞましい剛毛が頬をチクチクと刺す。
 「ほれ、喰えてるだけじゃなくて舌でしゃぶるんだよ」
 弘田がせかすように桂子に命じる。そう言われても口の中を目一杯に塞がれ、くわえているだけでもやっとなのだ。桂子はそれでも命じられるままに口の中の肉塊に舌を押し当て、懸命に動かした。
 フェラチオなど経験のない桂子の舌使いは稚拙そのものだった。しかしそれでも弘田の肉塊は桂子の口の中でムクムクと膨張していった。
 「さて、頂くか。先に失礼するぜ」
 向井は桂子の口から剛直を抜き取ると桂子の両脚を押し開き、その間に腰を割り込ませてきた。
 「イヤァーッ!」
 桂子の両脚が宙を蹴った。激しく踊る太腿を両脇に抱え込み、押さえ込む。間近に秘園を儚げに飾る繊毛があった。その内側の初々しい肉唇は捩れたように口を開き、奥の複雑な粘膜を垣間見せている。
 その入口に猛り狂った肉棒が押し当てられる。
 「お願い、お願いです!それだけは堪忍して!」
 桂子は涙に濡れた顔を上げた。
 「ああッ!」
 狭い通路を押し広げ剛直が入ってくる。可憐な花びらをまくり上げてズブズブと肉塊が桂子の中に埋没していく。その衝撃に桂子は一瞬意識が吹き飛びそうになった。
 これが、これが男なの.....?
 息苦しいほどの圧迫感、子宮に広がる痺れるような衝撃に桂子は驚いていた。それはバイブレーターとは全く異質の感覚だった。
 「おお...なかなか具合のいいマンコじゃないか」
 桂子の中に根元まで肉幹を納めた弘田は、秘肉を通じてたぎるような熱さやピクピクと蠢く肉襞の感触に満足そうに呻くと、激しく腰を使い始めた。
 「いやっ、ああっ!」
 プロの余裕を感じさせながらも力強いストローク、粘膜が抉られ、子宮に先端が当たる度に頭の天辺にまで衝撃が突き抜ける。それは、ともすると苦痛と紙一重の、気が狂いそうなほどの圧倒的な快感だった。
 「ああっ、あっあっあっ...」
 「なんだ、こいつレイプされてるのにヨガッてやがる」
 「可愛い女子高生と思ったら、やっぱりとんだ淫乱女だぜ」
 弘田と向井は喘ぎ身悶える桂子に目をやって言った。
 下から弘田に激しく突かれ、上では向井に乳房を弄ばれ、唇を吸われる。その相乗効果は桂子に怒濤のような悦楽の荒波をもたらしていた。
 もはやレイプされる女学生という役割を忘れ、桂子は無意識のうちに弘田の腰に脚を巻き付けていた。膣路を突かれる度に白く濁った粘液が抉り出され、会陰部を伝わって流れ落ちていく。
 「あああ...!ダメェ、イク、イク、イウゥーッ!」
 身体をブルブルと震わせ、桂子が断末魔の悲鳴を上げた。頭の中が真っ白になり、身体が蕩けていく。勿論初めて経験する峻烈な絶頂感だった。
 「おおっ...」
 弘田も限界を迎え、剛直を桂子の中から引き抜くと腹の上に白濁液を迸らせた。
 「よし、次は俺だ」
 弘田が離れると、向井が待ってましたとばかりに、グッタリとしている桂子の身体をひっくり返した。
 桃のような尻肉を抱え、突き出すような姿勢を取らせると、まだ滑っている秘唇に天を向いていなないている分身を突き入れた。
 「あああッ!」
 新たな衝撃に襲われ、桂子が意識を取り戻す。
 「おお...たしかに具合がいい。温かくて、ヒダヒダが吸い付いて来るみたいだ」
 向井も満足そうに頷くと、パンパンと腰を打ち付け始めた。
 「ああっ、く、狂っちゃうッ」
 意識を取り戻した途端、あの激烈な喜悦の嵐がまた襲って来る。後ろから突かれる度に子宮を痺れるような快美感が襲い、稲妻に打たれたような感覚が脳天へ突き抜ける。身体が溶けてなくなってしまいそうなあの感覚が身体中に広がっていく。溢れ出る蜜液はもはやヨーグルトのように半固形化し、淫裂を出入りする向井の肉棒にも白い物が付着している。
 「はぁっ、ああっ、あうっ!」
 息を荒げ、四つん這いで髪を振り乱し喘ぐ桂子。もう演技などする余裕はない。次々とこみ上げる肉の悦びにすっかり翻弄され。我を忘れていた。
 「おおし、イクぞ!」
 向井がラストスパートに入る。ズンズンと子宮まで貫かんばかりに激しく突き上げる。手を伸ばしプルンプルンと揺れる胸の膨らみをこねるように揉みしだく。
 「ダメェ、あああ...!もうダメェッ!」
 背筋を仰け反らせ、桂子が引き絞るような叫びを上げる。瞼の裏で火花がスパークし、意識が遠くなっていく。
 「おおっ..出、出るっ」
 向井も絶頂を迎え、膣路から肉刀を抜き取ると、倒れ込んだ桂子の尻の上に白い樹液を迸らせた。
 「良かったぜ、お前も随分楽しんだだろ」
 「全くとんでもない女の子だな、でも良い思いをさせて貰ったぜ」
 二人は身支度を整えながらグッタリとしている桂子に向かっていった。
 「暗くならないうちに家に帰るんだな、風邪を引くぜ」
 二人は捨てぜりふを残すと去っていった。
 カメラは向井と弘田の後ろ姿を写してから桂子に寄り、尻肉の上にぶちまけられた白濁液のアップ、更にズームアウトしてグッタリとしている桂子の姿を捕らえる。
 「よーし、OK!」
 高橋の合図にカメラマンは撮影を止め、桂子から離れた。入れ替わりに高橋が桂子の元に小走りに駆け寄ってきた。
 「美代子ちゃん、お疲れさん。なかなか良かったよ」
 しかし高橋がポンポンと背中を叩いても、桂子は全く反応を見せず、死んだように動かなかった。
 「お、おい...美代子ちゃん、美代子ちゃん」
 高橋は慌てて桂子を抱き起こし、頬をパチパチと叩いた。やがてうっすらと桂子が目を開ける
 「大丈夫か」
 ホッと安堵の溜息を付き、高橋は桂子の顔をのぞき込んだ
 「凄く...感じました。こんなの、初めて.....」
 か細い声でそう告げた桂子は、汗にまみれた顔に満ち足りた笑みを浮かべた。

 


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恥辱小説の部屋

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