『若草を濡らす少女たち』
第十一話 天野桂子の巻
     第二章 バイブに捧げたバージン    

第二章 バイブに捧げたバージン

 宿題を終え、パジャマに着替えた桂子は、ベッドの上で初めて買ったレディスコミックを読んでいた。
 『危険な愛体験』という、読者の手記をコミック化している雑誌で、SMとレイプの特集を一ヶ月交代で掲載しており、レディスコミックの中ではかなり過激な部類に入る。夕食後散歩に出た時、何の気なしに立ち寄ったコンビニの雑誌コーナーで、サブタイトルの『レイプ体験』という文字が目に止まり、つい衝動的に買ってしまったのだ。
 表紙こそ普通の女性雑誌のように、モデルらしき男女が並んで微笑んでいるものだったが、中身は男性のエロ漫画も顔負けの、赤裸々なストーリーが読者の体験としてリアルに描かれていた。恋人と公園でデート中に、暴漢に輪姦され処女を奪われるOL、タレントを志願してプロダクションの面接に行ったものの、社長の毒牙にかかり麻薬を打たれ、肉奴隷にされてしまう女子大生、新婚旅行で海岸を夫と散歩していたところを襲われ、輪姦されてしまう新妻などが読者の体験談として赤裸々に描かれていた。
少女マンガのような美麗な画風が、ストーリーを余計エロチックに感じさせる。
 す、凄い。私もこんな風にされてみたい。
 桂子は胸を震わせながらページをめくった。
 と、最後にあったバイブレータープレゼントのページに桂子の目は釘付けになった。
 こ、こんな感じなの、バイブって.....
 言葉やイメージでは分かっていても現物などまだ見た事はなかった。
 「わっ、もうこんな時間」
 ふと時計に目をやると十二時を回っている。桂子は慌てて雑誌を引き出しの奥にしまうと灯を消した。
 布団に潜り込み仰向けになって目を閉じる。しかし睡魔は一向に訪れない。さっき見たバイブレーターの生々しい形が瞼に焼き付いていた。
 どうしよう、応募してみようかしら.....
 抽選だから当たる可能性はごく僅かだ。しかし試してみたいという欲求は桂子を激しく誘惑する。このままでは気持ちが高ぶって眠りに就くどころではない。
 あれが私の中に入ってきたら.....。
 下腹部にキュンと妖しい疼きが沸き起こった。指を滑らせるようにパンティの中へ差し入れ、恥ずかしい部分に触れるとそこは熱を帯びネットリした蜜を滲ませていた。
 ああ、犯されてみたい。洋服を引き毟られて身体中を舐め回されてみたい。うんと恥ずかしい格好で乱暴に貫かれてみたい。
 桂子は愛らしい花模様のパジャマの胸を開いた。仰向けになっても形を崩さない量感のある見事なバスト。その頂きにある小さな突起を指で転がす。ぽってりした唇が微かに開き、吐き出される息が荒くなってくる。パンティの中へ潜り込んだ指は、花びらの合わせ目をなそり、ヒリヒリ疼く肉豆をツンツンと突いてはリズミカルに揉み回す。
 誰か、私を犯して、そして私の清らかなアソコを汚らしい液体でいっぱい汚して!
 今や布団を大きくはだけ、桂子はベッドの上ではち切れんばかりの悩ましい肢体をクネクネと悶えさせた。

 次の日、桂子は学校を一時限目で早退し、自宅に戻った。生理が重くて具合が悪いと仮病を使ったのだ。
 朝起きてから学校に着くまで迷い抜いた挙げ句、桂子は自分でバイブレーターを買いに行く事にした。学校が終わるまで待てなかった。お金の方はまず心配ないし、そういうお店も心当たりがある。
 家に戻るころには、母は既に仕事に出かけている事は計算済みだった。桂子は自分の部屋でセーラー服を脱ぎ下着だけになると、母親の部屋へ向かった。時々桂子はこうして母親の服を拝借しては、ポルノ小説を買ったり、レイプ物のアダルトビデオを借りたりしていた。そしてその主人公のように無理矢理犯されているところを想像しながら、オナニーに耽っていた。
 洋服ダンスを開け、手近な洋服を取り出し、身につけてみる。
 レースの刺繍が施された金ボタンの白いブラウスに、クリーム色ののブレザーとタイトスカート、ベージュのパンティストッキングに包まれたスラリとした脚が艶めかしい。母親と身長やスリーサイズが殆ど変わらないので桂子が着てもピッタリなのだ。
 更に鏡台で軽くファンデーションを塗り、口紅を引く。元々大人びた部分のある顔立ちが、化粧をする事で同居していた幼い部分が消されることにより一層大人っぽく見えるようになる。中学生に見えないどころか、OLと言われても誰も疑う事はないだろう。
 最後に鏡台の引き出しにしまってあったサングラスをかける。こうすると家を出るところさえ見られなければ、近所の人でもまず感づかれる事はなかった。
 家を出ると桂子は電車を乗り継ぎ新宿へと向かった。友達と新宿に遊びに来たときにアダルトショップを見かけた記憶があったからだ。
 新宿に着いて記憶を頼りに歩いていくと、程なく目的の店は見つけることが出来た。しかしさすがにいざ店内に入るとなると躊躇した。入口の扉はボタンを押して入る自動ドアのようだがガラスが真っ黒で中の様子を伺う事が出来ない。
 しかしここまで来て後に引く訳には行かない。意を決して入ってみると未知の世界が桂子の目の前に広がっていた。広いとは言えない店内に所狭しと並べられた数々の品々は、十三歳の少女を圧倒するには十分すぎるほどだった。
 す、凄い.....。
 桂子は思わず息を飲んだ。
 雑誌やビデオは勿論の事、妖しげな液体の入ったビンや、女装用のかつらや洋服、化粧品や生理用品まで置かれている。中にはどうやって使うのか見当のつかないものもある
 お目当てのバイブレーターはすぐに見つかった。これにも種類がいくつもあり、迷ったものの一番リアルだと感じた物を選んだ。
 努めて平静を装いレジに持っていくと、若い男性店員がそれとは絶対に分からないような紙袋に入れてくれた。その応対は桂子が拍子抜けするくらい普通だった。中学生である事がバレるとは思っていなかったが、女性がバイブを求めたら、何か言われるだろうと思っていたのに普通の店とまったく同じだった。客の買う意欲を損なわないよう教え込まれているのだろう。
紙袋を受け取り代金を支払うと足早に店を出る。
 「フゥーッ」
 桂子は緊張から解放され大きくため息を吐いた。履き慣れないハイヒールのせいもあって脚がフラフラする。まだ心臓がドキドキしていて息苦しい。口の中もカラカラに乾いていた。自動販売機で買った缶コーヒーを一口飲んで、ようやく少し平常心を取り戻す。
 家に戻ってもまだお昼過ぎ、時間は十分あるわ。
 コーヒーを飲み干すと、桂子は足元をふらつかせながらも早い足どりで駅の方へ引き返した。

 家に戻った桂子は、洗面所で化粧を落とすと、拝借した母親の服を元のとおりにタンスに戻し、下着姿のまま自分の部屋に駆け上がった。
 部屋のカーテンを全て閉めて照明を点けると震える手で包みを開ける。緑色の化粧箱の中から現れたそれは、長さ十五センチ程度、太さは桂子の手首くらいはありそうだった。テカテカと黒く輝き、グロテスクな男性のペニスの形をリアルに再現していた。
これが、あたしの中に.....
 胸の鼓動が高鳴り、息苦しくなってくる。滑らかな肌にパァーッっと汗が吹き出して来て、性的興奮のせいで、背中がムズムズして来る。
 「犯されたい、レイプされたい.....」
 桂子は抱きつづけている願望を口にした。その事で欲望のボルテージが更に急カーブを描いて上がって行く。
 家の中には誰もいないのだ、桂子の他には。どんな痴態を演じても恥ずかしい事など何もない。
 「あっ、イヤッ!」
 桂子はベッドに倒れ込むと滅茶苦茶に身体中を撫で回した。レディスコミックで読んだ下校途中にレイプされた少女の話を思い浮かべ、頭の中で悲劇のヒロインに自分を重ね合わせていく。
 クラブ活動で帰宅が遅くなった帰り道、通りすがりの男にいきなり襲いかかられ必死に逃げるが人気のない工事現場に引きずり込まれ、荒々しく土の上に押し倒される。
 「あっ、ひどいっ!」
桂子は叫びながら自らブラジャーを引きちぎった。瑞々しく張りつめた胸の膨らみがプルンとこぼれ出る。
 どうなってもいい、今日は我を忘れて思いきり乱れてみたい。
 「ああっ...いやっ、いやです」
 男に乳房を吸われ、こね回されるのをイメージしながら双乳を鷲掴みにして、荒々しくこね回す。
 「お願い、やめて、やめて下さいッ」
 清らかな膨らみがたちまち男の唾液で汚されていく。舌が這うおぞましい感触に泣きじゃくる。ゴツゴツした手が滑らかな太腿をサワサワと撫で回す。そんなシーンを思い浮かべながらせわしなく身体中を撫で回す。大胆になれる分、空想の世界に深く没頭でき、興奮の度合いも激しい。身体もいつもよりずっと敏感になっていて、どこに触れてもゾクゾクするほど感じてしまう。
 「あっ、そ、それはいやッ....」
 桂子はパンティのゴムに手を掛ける。左手は男の手の役割を担い、パンティ横部の縁の部分を掴み引き降ろそうとする。逆に右手は上部中央を掴んで引き戻そうとする自分の手の役割だ。
 「お願い、パンティだけは許してッ」
 桂子は想像の中の暴漢に哀願する。目いっぱい引き延ばされた薄布はやがてその限界を越え、ビリッという音と裂けボロ布となって太腿に巻き付く。
 「イ、イヤッ!見ないで、お願い!」
 桂子は叫びながらしなやかな両脚を思い切り開いた。男に恥ずかしい部分を覗かれるのを思い浮かべながら、指を可憐な花裂に当てがう。
 すごい、こんなに濡れてる.....。
 自分でも驚くほどそこはネットリした蜜液を大量に溢れさせていた。
 バイブレーターを手に取ると先端を亀裂に沿って上下に行き交わせる。
 「そ、そんな...汚ないッ、やめてッ」
 男に秘所を舐められる所をイメージしながらスイッチを入れる。無論そんな経験など無いがアダルトビデオで見慣れている桂子にとって、それを想像する事はさほど難しい事ではなかった。
 「ああっ!」
 芳烈な快美感が背筋を貫き、思わず腰をはね上げる。
 「ああっ、だ、ダメェッ!」
 敏感な肉芽に当てた瞬間、峻烈な電流が身体に走り、意識を無くしそうになった。
 ダメ、これじゃ強すぎる。
 桂子はスイッチを動かし、振動の強さを弱くすると先端を再び亀裂に沿って行き交わせる。
 「ああっ....いいっ、気持ちいい」
 桂子は腰を浮かせ、淫らにくねらせながら愉悦の波に身を委ねる。花芯から溢れ出る愛蜜は会陰から菊門を伝いトロトロと流れ落ちて行くほどおびただしい分泌を見せている。 いよいよ、いよいよだわ...
 桂子は、先端を蕩けきっている花裂へと狙いを定める。
 「い、いやっ!お願い、それだけは許してッ...あたし、まだバージンなんです」
 処女を奪われる迫真の演技をしながらも、桂子は一瞬躊躇した。こんな形で大切なバージンを捨ててしまって後悔しないかしら.....
 オナニーで異物を入れた事はない。いつもいじるのはクリトリスや花びら中心で、膣には指さえ挿入した事がなかった。
 しかし、迷ったのも一瞬だった。
 桂子は意を決して、その塊をまだ男を知らない可憐な花肉の中へ挿入した。
 「あっ!い、痛いッ!」
 錐で刺されたような鋭い痛みに桂子は思わず手を止めた。
 恐る恐る股間に目をやると、まだほんの先端しか入っていない。溢れるほど濡れているのに、意外な程の痛みだ。
 桂子も処女を失う時は痛いという事は知っていた。ポルノ小説で処女を奪われた少女が盛んに痛みを訴えるシーンは良く出てくるからだ。
 ここで止めるなんて出来ない。そうよ、どうなってもいいの。
 桂子は目を閉じ、息を詰めると反動をつけて更に奥へと突き立てた。
 「い、痛ァーッ!」
 今まで経験した事の無いお腹に灼け火箸でも突っ込まれたような激痛に意識が遠のきそうになった。何かを突き破った感触があり、身体の中でメリッと言う音が聞こえた気がした。
 「うっ....ああぅッ」
 激痛に身体をこわばらせながら、桂子は顔を上げ自分の股間を覗き見た。黒い塊が根元まで確かに自分の中に埋まっている。
 桂子は身体をこわばらせながらも上体を起こし、膝を付いて立ち上がると恐る恐る再び股間に視線をやる。
 うっすらと恥毛に縁取られた可憐な亀裂を割って黒い張り型が突き刺さっている光景はこのうえなく淫媚だった。そして太腿の内側を赤黒い破瓜の鮮血が一筋流れ落ちていく。 犯された処女.....。
 桂子の脳裏にそんな言葉が浮かんだ。そして背筋がゾクッとするほどの興奮を覚える。桂子は再び仰向けになり脚を開くと目を閉じ、妄想の世界へ没頭していく。
 ああ...こんな形で大切な処女を奪われるなんて。まだ十三歳なのに、中学生なのに.....。
 「痛っ...痛いの。お願い、もう許して...」
 刃物でお腹をかき回されているような激痛に苛まれながらも、桂子は抽送を止めようとはしない。野卑な男に処女を破られて泣きじゃくる自分を想像する。すると奇妙な背徳感を覚え、性的興奮がかき立てられるのだ。
 「ああっ...い、痛いッ、痛いんです、助けて....」
 花びらは充血して真っ赤に腫れ上がり、蜜液に混じって破瓜の鮮血が会陰を伝って流れ落ちていく。それでも桂子は狭い肉路に突き刺した疑似男根を抜き差しする。
 「ううっ.....ああっ」
そうするうちに痛みが段々と薄れてきた。代わって焼け付くような感覚が下腹部を支配し始める。
 「あっ...な、何なの、これ.....」
 自分の中に入っているバイブが蠢いているのが分かり始めた。すると身体が蕩けていくような感覚が広がってくる。
 「ああっ、き、気持ちいいッ.....」
 心地よいさざなみが身体中に広がり始めた。痛みから解放され、桂子はためらう事なくバイブを動かす。
 「あああ...凄い、ああっ」
 しなやかな脚を目いっぱい開き腰を浮かせてくねらせる。もはやレイプの空想をする余裕もなく、なりふり構わず愉悦を貧る。
 「ああっ!いくっいくっ、イッちゃうッ!」
 子宮にキューンと突き上げるような快感が湧き起こり、瞼の裏で閃光がスパークする。桂子は腰を突き上げ、全身を震えわななかせながら、今までに経験した事のない強烈なオルガスムスに到達した。

 


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