『復讐の標的』
        第一章 黒沢ゆうこ        

第一章 黒沢ゆうこ

2.

 松本はゆうこに覆い被さると、まず手始めとして唇を奪うことにした。
 いきなり艶と張りのあるピンク色の唇に吸い付く。
 「んー、んぐっ、んんん」
 呻きながらも必死に逃れようとするゆうこ。だがしっかりと押さえ付けられてはどうしようもない。
 息苦しさに深く鼻から呼吸をする。そのとき松本の吐いた生温い息を吸い込み、途端に胸が悪くなる。
 やがて唇を重なってるだけから、松本は口を開き舌でゆうこの唇を舐め始めた。
 こ、こんなのいや!気持悪い。たすけてえ!
 叫ぼうと思うが恐ろしくてとても口など開けない。
 ゆうこももう十八歳、もちろんキスぐらいした事はある。
 中学を卒業するとき違うクラスの男の子に告白してしたのが初めてだった。
 そのときはもちろん無我夢中で唇を押し付けるだけだったが、高校に入って間もなくつきあいだした三年生の先輩とは何度か口づけを交わした。
 しかし今ゆうこか受けている行為はそれとは根本的に違っていた。ムードのかけらもなく、まるで口の中を蹂躙されているようなものである。
 そのうち松本の舌が容赦なく唇を割って入って来た。
 こ、こんなのイヤッ...
 不快感と嫌悪感と恐怖感に身体が堅くなる。おぞましさと悔しさに涙が溢れて来る。
 舌は上唇と下唇の内側を動き回り、前歯と歯茎をくすぐりだす。更にゆうこの舌に絡みつき、その裏側をくすぐってくる。その動きを感じてゆうこは吐きそうになった。
 イヤァ...き、気持悪い.....
 必死になって耐えるゆうこ。
 「俺は社長のように紳士じゃないからな」
 松本はニヤリと笑うと、ゆうこのブラウスの胸元に手をかけた。
 「い、イヤァァァッ!」
 ゆうこの絶叫が部屋の中に響く。ブチブチッと音を立ててボタンがはじけ飛び床に飛び散る。前がはだけられ、大人っぽい刺繍が施された水色のブラジャーに包まれた胸の膨らみが露わにされた。
 「あっ、いやっ...」
 ブラジャーがたくし上げられ、瑞々しく張りつめた乳房がプルンとこぼれ出た。Bカップくらいだろうか、決して大きくはないがいわゆるお椀型の、形の良い乳房である。日に焼けた跡がまだ残っていて、肉丘の白さとのコントラストが何とも悩ましい。
 松本は再びゆうこの唇にふるいつく、同時に空いた右手で乳房を愛撫し始める。
 「ううう、んんっ、くう」
 唇を塞がれ、喉の奥からくぐもった呻きを漏らすゆうこ。
 き、気持ち悪いッ、誰か、誰か助けてッ.....。
 タバコ臭い唾液を送り込まれ、歯茎や歯の一本一本まで舌を這わせてくる松本のねちっこいキスに、嘔吐感が増幅される。
 胸への攻撃も大きく揉み、小さく揉み、乳首を弄びとねちっこく行っていた。
 フフ、乳首が堅くなってきたな。
 反応を見せ始めたゆうこに、松本はほくそ笑んだ。
 「感じてるのか。乳首がこんなにたってるぜ」
 「か、感じてなんかいません!」
 「へえ、じゃあこれならどうだい」
 松本は充血して固くなった乳首を口に含みチロチロと舐め始めた。更にそこを中心に円を描くように、舌で唾液をなすりつけていく。
 「い、イヤァッ!やめて、やめて下さい!」
 敏感な乳房をナメクジが這い回るようなおぞましい感覚に涙が込み上げ、滑らかな肌にサーッと鳥肌が立つ。
 「もう止めて下さい。放して下さい。帰して下さい!」
 泣きじゃくりながら懸命に訴えるゆうこ。しかし松本はまるで聞こえないかのように黙々とゆうこの双乳を嬲り続ける。
 「始めたばかりじゃねえか、まだまだこれからだぜ」
 乳房から口を話した松本は言うと、紺のタイトスカートに手をかける。
 「や、やめて.....!」
 身を捩って松本の手から逃れようとするゆうこ。しかし松本は隙をついてベルトを緩め、サイドのジッパーを引き下ろすとゆうこの動きを利用して巧みにスカートを下半身から剥ぎ取ってしまった。
 「ほう.....」
 ゆうこの下半身を目の当たりにした松本は思わず感嘆の声を上げた。
 全体的にスレンダーな体型ということもあるが、腰回りに今ひとつ肉付きが足りない。しかし両脚はまっすぐにスラリと伸びていて、ボードで鍛えられた太腿は適度に引き締まり、程良い肉付きを見せている。ベージュのパンストの下にはブラとお揃いの水色のパンティが透けて見え、股間の部分がふっくらと盛り上がっている。
 松本の手がパンストのゴムにかかった。
 「い、いや!それだけはイヤァッ!」
 ゆうこは手を伸ばし、松本の手を制しようとする。
 「やっぱりこういうものはただ脱がしたら面白くないんだよな」
 松本はゆうこの手を払いのけると、パンストの布地に太い指を突き立てる。いとも簡単に空いた穴に、松本はもう片方の手の親指を入れ、左右に開いた。
 「あっ、ひ、ひどいっ....」
 バリバリと音を立ててパンティストッキングが引き裂かれ、光沢のあるナイロン地のパンティが姿を見せる。
 「あとはこいつだけか」
 松本は言うと続けてパンティの縁の部分を掴み、引き下ろしにかかる。
 「イヤッ、お願いっ、パンティはやめてェッ!」
 剥ぎ取られそうになるパンティを懸命に引き戻そうとするゆうこ。ピタッと腰に張り付いていたナイロンの薄布が大きく引き伸ばされる。しかし極限まで引き延ばされたゴムはその限界を超えつつあった。やがてブチッと音を立ててゴムが千切れ、ボロ布と化したそれはゆうこの太腿に絡みつく
 「イヤァッ、見ないでェッ!」
 目くるめく羞恥に、激しく頭を振り、泣き叫ぶゆうこ。しかし松本はゆうこの股間をM字形に開き割り、その間に顔を埋めていく。
 「ほう、これが黒沢ゆうこのオマンコか」
 松本は呟いた。
 漆黒の茂みは既に生えそろい、大人のたたずまいを見せている。水着の仕事をしているせいだろう、剃った後がありきれいな逆三角形を形成している。
 その下には初々しい肉唇がほんの少し口を開き、奥の複雑な粘膜を垣間見せている。それは瑞々しい鮮紅に色づいていた。
 松本は両手の親指をゆうこの花弁に押し当て、左右に広げる。
 「い、いやあ!」
 腰をふって手をどかそうとするがあまり効果がない、激しく抵抗したため体力を消耗し力が入らないのだ。
 「ふふ、ホントにいいマンコだぜ。型くずれもないし、色素沈着も起きていない」
 自由自在に広げて中をみる。
 「やっ、止めてっ、おねがい!いやあ、そんなの見ないでよ、手をどけてっ!」
 最後の力を振り絞って声を張り上げ、身体を揺するゆうこ。
 「処女じゃないらしいが、それほど使い込んでいないようだな。ここが入り口か.....おいどうだ、感じるかよ?」
 「いやっ、いやっ、いやっ、いやっ!」
 もうゆうこには松本の声に答えている余裕などない。ただただ女として、自分の意志にそぐわない相手に身体を奪われ、汚される事への屈辱に悔しさで一杯だった。
 一方松本はそんな様子をむしろ楽しんでいた。
 ふふ、そう来なくちゃ。素直になられたら面白くないぜ。しかし最後はヒイヒイよがるようになるんだ。女の身体ってのはそう出来てるんだからな。
 松本はそう思いながら舌を汗ばんだ太腿に這わせ始め、次第に秘唇の方へと移動していく。
 両手も遊ばずに触手のようにゆうこの滑らかな肌の上を蠢いてその感触を楽しむ。
 そしてついにその秘唇の中心に松本の舌が辿り着く。
 「ああ...そ、それはいやっ、許してっ....」
 恥ずかしい部分に暖かくて柔らかいものが蠢く感触に、ゆうこは何をされているかを察知し呻きを上げる。その声はすっかり弱々しくなってしまった。恥ずかしいところを間近で覗かれる恥辱に抵抗する力も既に失われ、顔を手で覆い、肩を震わせて嗚咽するだけであった。
 もう少しだな
 徐々に優位に立っていくのを感じ、松本は余裕がでてくる。
 舌の先を膣口の回りに当てチロチロと舐めしゃぶる。円を描くよう、少しずつ少しずつ細い穴へと近付いけていく。
 「!」
 ピクッとゆうこが反応する。
 近付いては遠退き、遠退いては近付く。何度も何度も執拗に愛撫を繰り替えす。
 「ああ...やめて....もうやめて」
 時折発するゆうこの哀願と、松本がピチャピチャとゆうこの花裂を舐め回す音、他には何も聞こえてはこない。
 「あっ...いやっ、ああっ....」
 そのうちゆうこの発する声のトーンが変わってきた。明らかに鼻にかかり、甘い響きが含まれている。
 松本も自分の唾液とは違う、ヌルヌルした別の液体の舌触りを感じていた。
 フフ、いよいよ我慢できなくなってきたな。
 松本は心の中でほくそ笑むと、手を伸ばしてゆうこの双乳を揉みにかかる。
 やや突起しかけた両乳首を手のひらに感じ、すりつぶすように愛撫していく。
 「んっ...あっ、ああっ、だ、ダメッ.....」
 ゆうこは下腹の奥に熱い疼きが沸き起こるのを感じていた。恥裂を舐めしゃぶられながら同時に乳房をまさぐられ、乳首をいじられているうち、それはどんどん大きくなってきて自然と声が出てしまう。決して不快とは言えないその感覚は、三日前あの男に同じ事をされた時に感じたのと同じものだった
 どうして、どうしてこんな.....
 ゆうこは身体に広がっていく感覚に困惑した。
 ふふ、だいぶ出来上がってきたようだな。
 ゆうこ身体から緊張から来るこわばりが取れてきたのを察知した松本は最後の追い込みにかかった。
 乳首はかなり堅くなって熱を帯びている。痛いぐらいだろう。
 膣口から小陰唇、大陰唇と万遍なく舐めまわす。もう、口も鼻もべとべとである。だんだん汗の匂いとそれ以外のオンナの匂いが強くなっている。愛液の量もかなり増え、粘りけが強くなってきている。
 松本は舌先をクリトリスへと移すと、舌先でほじるように刺激を加える。
 「ああっ!」
 ゆうこが鋭い刺激に驚きの声をあげる。腰を動かして避けようとするが、疲れのせいで力が入らない。
 「ううっ、や、やめて下さいっ...」
 新しい刺激、未体験の刺激に恐さが先に立つ。でもどこかしら不思議とふわっとする感じも混じっているのだ。
 松本は包皮から少しだけ顔を覗かせている肉芽の先端にに舌を当て、チロチロと舐め始めた。
 「ダメッ、そこはダメェッ!ああっ、やめて、やめてェッ!」
 直接敏感な肉芽を刺激され、芳烈な感覚が身体中を走り抜ける。背筋をピーンと反らせ息も絶え絶えに喘ぐゆうこ。
 またあの感覚がゆうこに迫ってきた。
 いけない、こんな事では!
 そう思ってももう身体が言うことを聞かない。クリトリスにゾリッと舌が当たるたび派生する熱波に逆らうことが出来ず、桃源郷に溺れ続ける。
 不本意な相手にまたも感じさせられてしまった悔しさが、かすかにゆうこの心を締め付けた。しかしそんな感傷に浸る間もなく狂おしいまでの快美感が襲いかかってきた。
 「ああっ、ダメ、ダメ...あああああ....!」
 ゆうこの唇から絶叫が迸った。頭の中が真っ白になり、瞼の裏で火花が飛んだ。身体が引きつるような激しいオルガスムスの瞬間だった。

 


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