『七世・ふたたび』自主規制版
     第一章     
 
第一章 性奴になる為に生まれてきた娘

第一話 悪魔の小姑

 六年生の夏休みに入ってすぐのことであった。
 それまで、月に一度しか会えなかった母が突然訪れてきて、新しい父親ができることを告げた。
「七世ちゃん。これからは一緒に暮らせるのよ……」
 それは、七世にとってこの上もなく嬉しい知らせであった。
「これからは、幸せになれるのね……」
「そうよ……幸せに……」
 父親を知らない七世は、実の母の恵子とも一緒に暮らすことができず、母親の遠い親戚であるこの伊藤家の夫婦に育てられてきたのだった。
 幼い七世にも、母親が誰かから逃げていることは判っていた。そして、自分が一緒にいれば逃げ切れなくなることも……。
 それが、母と一緒に暮らすことができ、おまけに欲しかった父親までできるとなれば、喜ばすにはいられなかったのだ。
 新しい父親の元で始まる新しい暮らし。それは幸せに満ちたものであると思っていた。
 七世にとって初めてできた父親の柳田庄司も、七世には優しく接してくれたし、七世も母が愛した人だからと思い、父親に可愛がられようと努力した。
 だが、庄司が時折見せる冷血動物のような目は、七世を子供としてではなく、一人の女として見つめる嫌らしいものであった。
 それでも七世は、ずっと欲しかった父親という存在に、そんな嫌悪感を抱く自分を騙しながら、父親に好かれるいい娘になろうとしていた。
 しかし、そんな七世にも、耐えられないもう一人の存在が居たのであった。庄司の妹である茜の存在である。
 両親から相続したのだから、この家に住むのは当然と言わんばかりに、新しい家庭になったこの家に住み着いている茜は、事あるごとに母の恵子を罵倒し、まるで女中かメイドのように母を扱き使ったのであった。
 七世に対する態度も、冷酷で高圧的なものであった。
 いつしか七世が勢いよく階段から下りてきたとき、足を滑らせて階段から落ちてしまったことがあった。
 あと数段と言うところから落ちたので、大した怪我も無かったが、勢い余って階段の先に置いてあった花瓶を割ってしまったのだ。
「な、七世ちゃん……大丈夫?」
「騒々しい……あ、花瓶……」
 七世の悲鳴を聞いて駆け寄った母と茜が同時に声をかけたが、母の恵子は娘の身を案じて娘の方に駆け寄り、茜は割れた花瓶に駆け寄った。
「まったく女の子の癖に、家の中でバタバタと走り回るなんて……いったいどういう教育をされているのかしら……」
 強かに打ちつけた向こう臑をさすりながら泣いている七世に向かって、憎まれ口を聞く茜に、
「す、済みません……良く叱っておきますから……」
 と、母の恵子が頭を下げた。
 それでも茜は許さず、
「この花瓶は代々家に伝わる家宝なのよ……どうしてくれるのよ……」
 と、今度は恵子を責め立てた。
「ああ、お許しください……本当に良く叱っておきますから……」
 恵子は、娘の頭を押さえて同時に頭を下げながら、必死に謝った。
 七世も、自分が花瓶を割ってしまったことは事実だけに、謝るしかないと思った。まさかこの事がきっかけに、茜の手によって折檻されるようになるとは思わなかったのだ。
「フン、我が子でありながら他人に任せて育てるから、こんな我が儘な娘になるのよ……余所の家じゃ知らないけど、柳田家の家族になるのなら、私が躾なおしてあげるわ。いいわね」
 七世の素行が悪いのは、母親のせいだと言わんばかりに恵子に怒鳴りつけた茜は、七世の躾を自分がすると言い出したのだ。
「はい……ど、どうぞ、宜しくお願いします……」
「えッ……」
 恵子が何の戸惑いもなくふたつ返事をしてしまうのを、驚きと悲しみの入り交じった想いで聞いていた七世は、それからと云うもの、事あるごとに茜に叱られ、躾という虐待を受けるようになったのだった。

 

 

「ごちそうさま……」
 夕食が終わって、席を立った七世に、
「あら、女の子なのに後片づけもできないの?」
 と、茜が意地悪く言う。躾は自分がすると言ってからは、七世の行動の全てに難癖をつけてくるようであった。
「そ、そうね……七世ちゃんも来年は中学生なんだから、自分のことは自分でしなくちゃね……」
「はい……」
 母にまでそう言われると、従わざるを得ない。七世は自分の食器を流しへと運ぶと、居間の方へ行こうとした。見たいと思っていたテレビが、もう始まっていたからである。
「ちょっと待ちなさい……それで片づけたつもりッ」
 箸を食卓にバシンと叩きつけるように置いた茜は、七世に向かって声を荒げた。
「まったく、何様のつもりかしらね……ちょっとテレビに出てるからと云って調子に乗るんじゃないわよ……」
 結局七世は、母と茜が食事が終わるまで待たされた挙げ句、全員の洗い物をさせられる羽目になったのだ。
 食器を洗い終わった頃には見たかったテレビも終盤を迎え、七世自身焦っていたのかも知れない。洗い終わった食器を棚に戻そうとしたとき、茜に背中を小突かれて、食器を落としてしまった。
 −−ガシャン−−
 背中を押された弾みに、手から茶碗が滑り、派手な音を立てて床に砕けてしまったのだ。
「まあ、なんて事をしてくれるの。それは庄司、貴女のお父さんの大事な茶碗よ」
 途端に茜は目くじらを立てて怒鳴りつけた。
「ああ、でも、茜さんが……」
 背中を押したのだと言いたげに、七世が反論しようとすると、
「まあ、恐ろしい……自分のしでかしたことは棚に上げて、私が突き飛ばしたとでも言うの?……恵子さん、貴女見ていたでしょ。何とか言いなさい」
 と高飛車に叫んで、今度は恵子に問いつめた。
「ああ……茜さんは突き飛ばしてなんかいません……七世が自分で落としたんです……」
 恵子は娘から目を逸らしながら呟くように言った。それは、まるで茜には逆らえないんだと言わんばかりの態度であった。
『ああ、お母さん……』
 恵子に背中を押されたのは事実だが、突き飛ばすほどのものではない。茶碗を割ったのは七世の落度に違いない。それは仕方のないことであったが、七世には母が自分をかばおうとしなかったことが悲しかった。
「済みません。ごめんなさい……」
 仕方無しにピョコンと頭を下げた七世は、ジロッと氷のように冷たい一瞥を浴びて、思わず身がすくんだ。
「フン、心がこもってないね。第一、突っ立ったまま謝るなんて、どんな躾をされてたの」
 険を含んだ茜の言葉に、七世は慌てて床の上に正座して、
「ああ……私の不注意から……お、お父様の大事な茶碗を割ってしまいました。どうか許してください……」
 と、頭を床まで下げて謝った。
「フン、謝って済みゃあ、警察はいらないよ……躾をすると言った以上、私はスパルタ主義で行きますからね。お仕置をして上げるから、身体で覚えるのねッ」
 母とは暮らせなかったが、優しい夫婦に育った美少女は、お仕置という言葉を聞いた途端、青くなってワナワナと震え始める。
「ご、ごめんなさい、おば様……これから気を付けますから許して下さい」
 小羊の様に震える様子を眺めているだけで、茜の残虐な血はたぎってくる。
「おば様、おば様と、人をおばさん呼ばわりするんじゃないよ……いいこと、これからはお姉様とお呼びッ」
 茜は七世の可愛らしい耳朶を摘んで、おもいっきり引っ張った。
「ヒイッ……い、痛いッ……許して、おば様……いえ、お姉様ッ……ヒイッ、許して下さいッ……」
 二重瞼で黒瞳がちのつぶらな瞳に、涙の玉が盛り上がる。苦痛に歪む美少女の白い頬に、ビシッと茜の平手がとんだ。
「ご、ごめんなさいッ、お姉様……ぶ、ぶたないでッ……」
 可憐な頬に涙が流れ、素直に許しを乞う姿に、茜は快感を覚えた。
「フン、お前も一応アイドルらしいから、顔だけは許してあげるわ……でも、見えないところならいいでしょ。さあ、お仕置しやすいようにスカートをお脱ぎ」
 茜はそう言って、恥じらいの強い年頃の少女に残酷な命令をした。
 誰からも手を上げられたことの無かった少女は、生まれて初めて加えられる暴力に動転して、あらがう気力もそがれてしまった。
 その性格のように素直に長い黒髪を、胸まで垂らした七世は、立ち上がって震える指でスカートを脱ぐと、羞恥に頬を染めて花柄模様のパンティの前で両手を重ねた。
 ミルクを固めたような太股は、痛々しいまでにか細く、女になりきらない少女のそれだった。
「さあ、床の上に四つん這いにおなり……犬の格好をするのよッ」
 膝を付け合わせても太股の間に隙間が出来るか細い脚を、ブルブルと震わす七世を楽しげに眺めながら、茜が冷酷に言った。
「そ、そんな……もう、許して下さい」
 涙ながらに謝る七世は、横目で母に救いを求めるが、恵子は顔を背けたまま黙っていた。
『フフフ、いくらお母さんに泣きつこうとしても無駄よ……恵子は逆らえないんだから……』
 茜は母親の前で娘をいたぶる快感に、ゾクゾクと昂奮しながら、ネチネチと幼気な少女を嬲る。
「フフフ、いっそ裸にして、お仕置をして遣ろうか」
「いやッ……嫌です……お願いだから、脱がさないで……」
 まだあどけないフランス人形のように愛らしい顔が羞恥に染まり、恐怖に震え、苦痛に涙を振りこぼすのを見ると、茜はますます嗜虐心をそそられて、まだ小学生の七世を虐めたくなる。
 だが、懸命に抵抗する七世に手を焼いた茜は、さらに残酷なことを考えた。
「恵子さん……貴女の娘に躾をしてやろうって言ってんだから、貴女も手伝いなさい……」
 茜の口から発せられた言葉は、まさに命令だった。しかし七世を驚かしたものは、そんな命令に従った母の姿だった。
「そ、そんな……お母さんッ……」
 抗う少女を後ろから羽交い締めにする母に、七世が叫んだときには、茜は可愛いパンツに手をかけ、哀れな美少女の下半身を裸にしてしまっていた。
「七世ちゃん、許してッ……我慢してッ……」
 耳元で囁く母の声に、七世は全てを理解した。
『母が逃げようとしていたのは、この女からだったのね。でも、もう逃げられないの?』
 抗う力が抜けてしまった七世は、居間の方に連れてこられた。
 可憐としか言い様の無い桃尻が、シャンデリアの光を浴びて艶やかに剥き出されると、哀れな少女は茜の言いつけ通りに四つん這いにさせられてしまった。
「可愛いわ。小さいけどクリッとして素敵なお尻」
 茜は微笑みながら舌舐めずりするように言うと、過酷なスパンキングが始まった。
 庄司のSMクラブで女王様として振る舞う茜にとって、どうすればいい音を立てて叩けるか、そしてどうすれば一番痛いかは、心得たものである。そして普通の女をマゾに仕立てていくことも……。
 茜は七世の逃亡を防ぐために、まず恐怖心を植え付けていったのだ。
 茜は満身の力を込めて、初々しいお尻を叩いていく。ご免なさいを繰り返して許しを求める美少女の悲鳴や哀願が、茜には快く聞こえていた。
「今日は手始めだから、この位にして遣るよ。この次からは、素っ裸にしてお仕置するからね」
 茜はそう言うと、下半身裸のままの七世と、唇を噛んで見ているしかなかった恵子に、感謝の言葉を強制した。
 恵子は涙を堪えながら頭を下げて、泣きじゃくる七世に、お仕置きをされたあとの言葉を教えながら二人声を合わせて感謝の言葉を口にした。
 それは、母娘奴隷の生まれた瞬間ではあったのだが、これから迎える運命を知らない七世にとっては、ただ厳しすぎる躾に脅えるばかりであった。

 

 

「おい、七世の様子はどうなんだ……」
 深夜遅くに帰ってきた庄司が、人間テーブルと化した恵子の前で、ブランデーを傾けながら茜に聞いた。
「フフフ、今日はパンツを脱がせて、思いっきりお尻を叩いてやったわ……」
 風呂上がりのバスローブを纏った茜が、笑みを浮かべて言うと、そっと庄司に寄り添いその唇を重ねていった。
「今頃は火照ったお尻の痛みと同時に、あそこも濡らしているわよ……」
 茜は言いながら、庄司のワイシャツのボタンをゆっくりと外していく。
「フン、もうあの薬を使ったのか……」
 庄司は絡めてくる茜の手をうざったく振りほどきながら、股間を突き出すように四つん這いの姿勢で震えている恵子の、ふたつの穴に深々と突き刺さったバイブレーターを、足の裏で押し込み、グリグリとこね回しては、恵子の悲痛な呻きを搾り取っていった。
 恵子の背には、居間に置いてあるテーブルから取り外されたガラスの板が置かれており、その上にほぼ一杯に注がれたブランデーグラスが置かれている。
 そして恵子には、ブランデーをこぼしたら、お仕置きだと言い聞かせていたのだ。
 敏感な二つの穴を責め嬲る強烈なバイブレーターの刺激にも、身悶えすらできない恵子は、悲痛な声さえ上げられずにいた。
……声を出せば、七世が起きてしまう……
 こんな姿を見せられない恵子は、地獄の苦しみに耐えていたのだ。
「だって、貴方が早く七世を奴隷にしたいって言うから……」
 恵子は甘い声で庄司に言いながら、再び庄司に抱きついていった。
「まあ、あの娘にも早く自分の事を知ってもらって、組のために稼いで貰わないと、俺の立場も微妙なところだからな……」
 庄司はなおも恵子を嬲りながら言うと、
「うううッ……ああ、お願いッ……あの娘だけは……七世だけは許してッ……」
 恵子が小声ではあるが必死になって哀願した。
 もうこの男に捕まってしまった以上、七世の将来は決定したものではあるが、母親としては哀願せずにはいられなかったのだ。
「フン、娘のオ○ンコに媚薬を塗りたくった癖に、良く言うわね……」
 今度は茜がバイブレーターを足で押しつけた。
「うがッ……くううッ……」
 子宮を押し上げられ、直腸を傷つけるような容赦のない責めに、恵子が思わずうめき声を上げると、茜はさらに容赦なく足蹴にしていった。
 お仕置きの後に感謝の言葉を言わされた母娘は、真っ赤に腫れたお尻を癒すためと言って、遅延性の強力な媚薬の混じった薬瓶を手渡された。
 それを母親の手で七世のお尻と、幼いワレメの中にまで塗り込めさせられたのであった。
 勿論、七世は、それが強制的に発情を催す媚薬だということは知らない。涙と共にベットについた七世は、お尻の痛みと共に初めて知る恥ずかしい疼きに、眠れぬ夜を明かす羽目に泣いてる筈であった。
「おいおい、随分と残酷なことをするねえ……」
 言葉とは裏腹に、これっぽっちも残酷とは思っていない庄司は、ブランデーをグイッと飲み干した。
 恵子と結婚し七世の義理の父となった男、柳田庄司は、関東の古くから有るヤクザの中堅であった。
 組から運営を任されている店は、彼の趣味でもあるSMクラブを含めて四軒。順調に売り上げを献上できれば、時期若頭候補と噂される彼であったが、折からの不況で思ったほどの上がりがない。このままでは若頭どころか、恵子とであった頃のチンピラに逆戻りである。庄司が微妙な立場と言ったのは、その事であった。
「ね、だから私が頑張ってるんじゃない……だから、ご褒美をちょうだい」
 茜は、甘い声で庄司の胸に顔を埋めると、その右手をズボンの中に入れていった。
「ああ……だが、あまり事を急ぐなよ……七世はまだ小学生だ。ショックが大きすぎると気がふれてしまうぞ……大事な金蔓だと云うことを忘れるな……」
 庄司は言うなり、茜の手淫に我慢できなくなったのか、茜を押し倒して体を重ねていった。
 七世の前では、兄妹だと偽っている二人は、二階で寝ている七世のことなどお構いなしに、獣のような声を上げて男と女の交わりを始めていた。


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