『芽以・劇団哀奴留(アイドル)』
  第一章 罠に堕ちた哀奴留  
※※ 転落 ※※

「な、何をやってるんだ……」
「この娘が、黒川芽以かね……」
 度重なる絶頂と、限界まで来た排泄感に、芽以は事務所の社長と劇団の理事長が、すぐ傍に来るまで気がつかなかった。
「縛られてるのか?……何があったんだ……」
「おお、縄で恥ずかしい処を擦り付けてるぞ……」
 そして二人の男に、女の子の一番恥ずかしい処を覗き込まれて、初めて悲鳴を上げた。
「キャアアーッ……み、見ないでッ……あああ……嫌だぁ……」
 絶望的な状況なのに、どうすることもできず、芽以はただ泣き叫ぶだけだった。
「い、いたい何があったんだ……いや、何をしてる……」
 清純で汚れを知らないはずのジュニアアイドルと呼ばれた芽以が、素っ裸で縛られているだけでも大変なことなのに、そのか細い両脚をVの字に開いてレッスンバーに縛られ、女の子の恥ずかしい部分を突き出すようにして鏡に映している。
 しかも中学生になったばかりとはいえ、生えだしていなければならない陰毛が綺麗に無くなり、丸見えになった幼いワレメには、ささくれ立った縄が埋没していた。
 さらに、その縄を芽以自身が揺らしては、敏感な粘膜を刺激しているのである。
 誰の目にも、まだ十三歳の芽以が、縄を使ってオナニーしているにしか見えなかった。
「何をしてるんだ……止めないか……理事長さんまでおみえなんだぞ……」
 自分たちに見られていても、オナニーを止めようとはしない芽以に、社長の狭山は怒ったように怒鳴った。
 しかし、自分の意志で縄を揺らしているわけでは無い芽以にとって、それは不可能なことだ。
 新しく移籍したばかりの事務所の社長と、これからお世話になる劇団の理事長に見られている恥ずかしさに、可憐な顔を真っ赤にして、止めどもない涙を流していても、性に対して免疫のない処女の芽以には耐えられない縄の刺激と、限界まで来ている排泄感に、華奢な身体の震えか止まらないのだ。
「うあああッ……お願いッ……な、縄を……ヒイイーッ……痛いよう……」
 縄を解いてもらう以外、この無限地獄から逃れることができない芽以は、社長に必死になって頼んだ。
 しかし、芽以が自分の意志でオナニーを続けていると思っているのか、狭山は残酷に言う。
「痛ければ、オナニーを止めなさい……だいたい自分が何をしているのか、解っているのかね?」
 さらに理事長の佐川までも、
「全く近ごろの中学生ときたら、恥じらいというものが無いのかね……よくそんな恥ずかしいことが人前でできるもんじゃ……」
 と呆れるばかりであった。
「うあああーッ……恥ずかしいッ……恥ずかしいです……あううッ……だから、縄を……ヒイイーッ……お願いッ……」
 悲痛な声で訴えつつも、まだオナニーを止めない芽以に、狭山達がどうしたものかと考えあぐねて居たときに、裏階段のドアが開いて、アヤと斉藤の二人が入ってきた。
「キャアーッ……な、なに……」
 芽以の無残な姿を見たアヤが、わざとらしい悲鳴を上げた。
「ち、違うぞ……わしらが来たときには、もう縛られていたんだ……」
「そうじゃぞ。この娘は、こうやってオナニーを続けておったんじゃ……」
 狭山と佐川は、突然批難されて、慌ててそう言った。
「……それじゃ、自分から素っ裸になって、自縛したうえ、縄でオナニーしていたの?……」
 女の子の一番恥ずかしい処を丸出しにしたまま身動きのとれない芽以を見下ろしながら、アヤが大げさに呆れ顔で言うと、
「フン、そうよね、恥ずかしいならこんなにスケベ汁を垂らす訳無いじゃない……貴女は恥ずかしいところを見られるのが好きな、露出狂の変態なのよ!」
 とすぐに芽以を変態だと決めつけた。
 何を言われようと、本当のことが言えない芽以は、ただ涙を流して絶望感に頭を振った。
「つまり、お前は、こういうことが大好きなマゾの露出症だというんだな」
 社長の狭山に侮蔑的な口調で念を押された芽以は、うなじまで朱に染めて、
「あああッ……そんな……ううッ……ククッ……」
 違うと言いかけて言葉を呑み込んだ。
 アヤ達に辱しめられたことをひと言でももらしたら、あの恥ずかしいビデオや写真が世間に出まわると釘をさされていては、絶対に真相を打ち明けるわけにはいかないのだ。
「ううッ……お願いです……あああッ……縄を……ヒイイーッ……解いてッ……早くッ……うあああッ……」
 とにかく一刻も早く、この無限地獄がら開放されたかった。
 身体の震えの元凶でもある排泄感は、もう限界を超えて芽以を責め立て、同時に敏感な粘膜とクリトリスそのものを直接擦られて、耐えられない快感に、またも恥辱の絶頂に達しようとしていたのだ。
 股間の縄さえ外して貰えれば、こんな恥ずかしくて屈辱的な醜態を、続けなくてすむ。しかし、誰一人として、芽以の悲痛な訴えに答えようとはしなかった。
 そして、ついに耐えに耐えていた官能の嵐が、限界を超えて襲ってきた。
「うあああッ……お願いよう……見ないでッ……ぐわあああッ……もう、駄目……ヒイイーッ……」
 哀れな少女は、四人に見詰められながら、恥辱の絶頂に達してしまったのだ。
 華奢な身体をのけ反らせ、縄が激しく揺れるのもお構いなしに、その身体を痙攣させた。
「呆れたわ! 私達が見ていると云うのに、恥ずかしくないのかしら……変態もここまで来れば、もう人間じゃないわね……」
 気を遣る瞬間を見られてしまう恥ずかしさを感じている芽以に、アヤが追い撃ちをかけるように罵倒した。
 しかし、死んでしまいたくなる程の屈辱感にさいなまれていても、股間を虐める縄を止めることができずにいた。
「なんという娘だ……気を遣ってもまだ、オナニーを止めようとしないぞ……」
 社長の狭山までが、呆れた顔で言った。
 何度絶頂に達しても、限界まで来た排泄感による震えで、また縄のオナニーを続けなければならない。
 だか、敏感な粘膜を荒縄で擦り続けて、その痛みは耐えられないもとなっていた。
「フン、どうやら、この娘は恥というものを知らんようじゃの」
「まったく、可愛い顔しおって……とんだ淫乱娘を引き取ったもんだ……」
 と、全員が芽以を取り囲んで高笑いを上げた。
『うう……もう、駄目……芽以は変態の娘になっちゃう……』
 恥ずかしい姿を見られ、オナニーとしか言い様のない仕草で絶頂に達する姿まで晒し、女の子が口にできないような言葉まで言ってしまっては、もう否定することさえできなくなってしまった。
「ハハハ、何が将来を有望されたジュニアアイドルよ。これがこの娘の本性よ。ろくに演技もできない癖に、生意気な顔しちゃってさ……露出狂のマゾならそれらしく、これから毎日虐めてあげるわ……ほれ、もっと泣きなさいよ……」
 結局、社長の狭山が際限なく続く縄のオナニーから、芽以を解放したのは、哀れなジュニアアイドルがもう一度恥辱の絶頂に達した後であった。
「とにかく一度、縄を解いてやれ。これでは事情を聞くにも、聞きようがない」
 社長の命令に、斉藤が芽以の股縄を解きにかかった。レッスンバーにくくりつけられていた両脚はそのままで、敏感なワレメの中を責め続けていた股縄だけが取り除かれる。
「嫌ああっ……見ないで……うああッ……」
 股縄がなくなると、芽以の女の子として一番恥ずかしい部分が丸出しになってしまったのだ。吊り上げられていた両手はそのままなので、芽以は丸出しになった秘部を隠すこともできない。
「うう……見ないで……ああ、こんな……恥ずかしいッ……見ないで……」
 芽以はどうすることもできず、弱々しく哀願を続けるしかなかった。
 だが、そればかりに気を取られている状況ではなかった。
 股縄によって押さえつけられていたアヌス棒が、限界を超えている排泄感の内圧によってズルズルと抜け出してきて、お尻の穴をいっぱいに拡げて太いアヌス棒が顔を覗かせてきたからである。
「うあッ、こいつ……ケツの穴に何か入れてやがるぜ」
 斉藤がわざとらしく素っ頓狂な声で言う。
「なんだ、芽以ちゃんはお尻の穴でもをオナニーをしていたのか」
「何という事じゃ……中学一年生の女の子がお尻の穴までとは……」
 隠しようのない事実を前にして、社長の狭山や理事長の佐川までが、軽蔑した様に言った。
「ああ、違います……お尻でなんか……」
 芽以は、もう何を言っても信じてもらえないと知りつつも、悲しげに否定した。思春期に入ったばかりで最も羞恥心の強い年頃の芽以にとっては、お尻の穴でまでオナニーする変態娘だと認めることができないのだ。
 だが本人の意思とは関係なく、周りの人間はすでに芽以のことを変態だと決めつけていた。
 そして、芽以が変態の娘に見えるようにし向けた張本人のアヤが、
「フン、貴女はオ○ンコだけでなく、お尻の穴も虐められて悦ぶ変態じゃないの……そんな太い棒をお尻の中に入れているぐらいだから、どうせ浣腸もして愉しんでいたのでしょう……まだ他にも嫌らしいことをしていたのかも知れないわね……」
 と、浣腸されていることまで暴露して、芽以から僅かに離れたところに置いてあるバッグの所へ行き、中を探し始めた。
「あら……何よ、これは!」
 と素っ頓狂な声をあげて、SMの写真集を取り出した。
「へえ、こんな本まで持ち歩いてるとは恐れ入ったわ」
 面白そうにページをめくっていたアヤは、
「このポーズを参考にして、自縛オナニーをしていたわけね!」
 と、芽以と社長達の前に開いたページを突きつけた。
 後ろ手で縛られた全裸の女が、両脚を逆八の字に吊りあげられるという、ちょうどさっきの芽以と同じポーズの写真を目にして、芽以の愛らしい顔が蒼白になった。
「ああ、それは……あうッ、ゆ、許して……す、すみません……許してくださいッ……」
 そんな写真集、自分のものでは無いと言いかけるとアヤに睨まれて、芽以は口惜しげに唇を噛みながら謝った。
「やっと中学生になったばかりの女の子が、わしらでさえ恥ずかしくて買えない、こんな嫌らしい本を持ち歩いているとは……これは相当なマゾじゃな……」
 理事長の佐川が、マゾの烙印を押した。
「やっぱり、露出狂で淫乱なマゾではないか……素直に認めて、何もかも白状するんだ!」
 マゾと露出症の証拠が揃うと、狭山は厳しい口調で芽以に迫った。
「ああうッ……み、認めます……ああ……認めるから、トイレに……あああ……お願いッ……トイレに行かせてッ……」
 耐えられない排泄感に、とうとう芽以は社長と理事長の前で、自分が露出狂のマゾであることを認めてしまった。
 認めてしまえば、これから先、恥ずかしい烙印を押されて、より惨めな思いをしなければならないことなど、判っていたのだが、限界を超えた排泄感は、芽以に正常な判断能力まで奪ってしまったのだ。
「トイレなど我慢しろ! 露出狂のマゾの癖に、ジュニアアイドルとは笑わせる……清純だと偽って我が社と契約したのか!」
 芽以が自ら認めたことで、狭山は一転して怒鳴りつけた。
「ああ、そんな……うううッ……ご、ごめんなさい……あああッ……謝りますッ……謝りますから、先にトイレに……クッ、ククッ……トイレに……」
 偽りの告白をした以上、芽以は謝るしかなかった。誤りながらも限界を超えた便意に身体を震わせ、トイレに行くことだけを哀願した。
「ウンチをしたかったら、素直に白状しろ! 自分がどういう女の子か、はっきり認めるんだ!」
「そ、そんな……」
 狭山に詰め寄られた芽以は、愛らしい美貌を屈辱に歪めて首を横に振った。そのゴロゴロと不気味な鳴動をつづける下腹部を、斉藤がグイッと押す。
「ヒイッ! や、やめて……言います。言いますから、押さないで……」
 お腹を押されて、また数センチ飛び出したアヌス棒に、芽以は惨めさを噛みしめながら、アヤに教えられていた言葉を口にした。
「わ、私……黒川芽以は露出狂で……うううッ……縄で縛られて……虐められるのが……す、好きな……ああ……マ、マゾです……うッ……ああああ……きょ、今日も自分で……ううッ……浣腸したあとで縄のオナニーをしていました……」
「それで、ウンチが我慢できなくなったのね!」
 アヤが鋭い口調で確認すると、
「ああ……は、はいッ……さっきから、もう、我慢ができなかったんです。お願いですから……さ、先に、トイレに行かせてください……ああ……も、もう駄目、出ちゃうッ……」
 腹も千切れんばかりの苦痛に、また数センチアヌス棒が抜け出るの止められなかった本当に我慢ができなくなっ芽以は、悲痛な声をあげた。
「こりゃあ、本当に限界みたいだ。とてもトイレに行ってる暇はないぞ。何か持ってきてやれ」
 狭山に促されたアヤは、シャワー室まで走って洗面器を持ってくると、正面の鏡から五十センチと離れていない大股開きで両脚を吊りあげられている芽以の前に置いた。
「ほら、お前のトイレはここだ。さっさとこの中にヒリだしてみろ」
 斉藤に一肩を押されて、芽以の愛らしい美貌が屈辱に歪む。
「あ、こんなとこじゃいや……お願いですから、お、おトイレに……」
 恨めしげに哀願したものの、両手両脚を縛られたままの芽以には、どうすることもできない。
 斉藤が悲痛な声をしぼりだす芽以の吊りあげられた両腿に手をかけて腰を浮かさせると、その下にアヤがすかさず洗面器を押しやる。
「いやあ……こんな格好でさせないでッ……」
 こんな格好で抱き上げられると、目の前の鏡に大きく開いた女の秘部と同時に太いアヌス棒が抜け落ちそうになったお尻の穴まで晒すことになる。だが、どんなにアヌスを引き締めようとも、アヌス棒が抜け落ちてしまうこと止めることはできなかった。
 瞬間、まだ中学生の可憐なアヌスが引き締まったかと思うと、鏡の前でみるみる前にせり出してきて、菊の花が開くように緩んだとみる間に黄金の花吹言が宙に舞った。
「うあああ……み、見ないでッ……嫌あぁ……」
 悲痛な声を振りしぼって悲鳴を上げると、恥ずかしい音と異臭とともに、黄金色の流動物がみるみる洗面器を満たしていく。
「おう、臭い! ジュニアアイドルと呼ばれるくらいなら、もう少しましなウンチをしたらどうなの」
 人間として最も恥ずかしい排泄という行為を見られてしまった芽以は、シクシクと泣くばかりで抵抗する気力さえも無くしてしまったようだった。
 もうどんな恥ずかしい女の子に仕立て上げられようとも、アヤ達に促されるままに告白という形で認めるしか、この場から逃れることはできないことを理解したのだ。
 そして精気の抜けた芽以は、相変わらず素っ裸のままレッスンルーム奥に急遽設置された仮説舞台の上で、後ろ手縛りの姿で正座をさせられていた。
 そこへビデオカメラを抱えた山崎が入ってきて、舞台の正面にカメラを設置し始めた。
「初めまして、山崎です」
 ヤクザっぽいスタイルからラフなジーパン、セーター姿に着替えていた山崎は、ついさっき、アヤ達と一緒に芽以の凌辱場面を撮影したことなどおくびにも出さずに挨拶をした。
「この破廉恥な容疑者が縄つきの素っ裸で取り調ベられるところを、たっぷり撮ってくれ」
 狭山が山崎に声をかけるのを聞いて、芽以ば愕然とした。
 こんな場面をビデオで撮影するなどとは、地位や分別のある大人のすることではない。これではアヤ達のいやらしい虐めと大差ないではないか……。
 そんな思いに駆られた芽以は、もう一度気力を振り絞って狭山に抗議した。
「どうして、こんな格好で調ベたり、それをビデオで撮らなきゃならないんですか? いくら社長さんでもあんまりです……こんなの卑怯ですッ……」
「フン、神聖なレッスンルームで破廉恥な真似をしておきながら、いっこうに反省してないようね……貴女は罪人なんだから、縛られるのは当然でしょう……」
「ビデオは取調の証拠を残すためだ。そんなことを言った覚えはないとか、したことはない、と後で否定されては困るからな……」
 とアヤと斉藤が横から口を挟んだ。
「そんな、罪人なんて……確かに露出狂のマゾだとを認めました……でも、どうしてそれが罪になるんですか?……お願いです……こんな恥ずかしい姿……ビデオに撮らないで……」
 芽以は必死になって社長の狭山に哀願した。
 だが狭山は、芽以の瑞々しい裸身に熱っぽい視線を這わせながら、
「君は自分がジュニアアイドルであると云うことを、忘れていまいかね?」
 と静かに説教を始めた。
「君は、黒川芽以という商品なんだよ。可憐で清純なジュニアアイドルという商品を、三億という借金の代わりに矢沢君の所から譲り受けた訳だ。その商品が届いてみたら清純とは真っ赤な嘘の露出狂の淫乱なマゾだった……これは、はっきり言って詐欺だよ。君は、我々を騙して我が事務所に移籍したのだ。これは立派な犯罪だと思わないかね……」
「そ、そんな……」
 難しいことは判らないが、狭山に詐欺だ犯罪だと言われれば、芽以は返す言葉を失ってしまった。
「明日にでも理事会を招集し、君の処分を決定するからの……これから撮るビデオは、理事の人達や事務所の人達の意見を聞くためにも必要なんじゃ」
 理事長の佐川が、ビデオを撮るためのもっともらしい口実を説明した。しかし、これから撮られるビデオを他の理事の人や事務所の人達にまで見せると聞いて、
「ほ、他の理事さんや、事務所の人にも見せるというんですか?」
 芽以のまだ幼い顔から、みるみる血の気が引いていった。
 この部屋にいる五人の男女には、これからしなくてはいけない恥辱の告白と露わになった裸の身体を隠すすベもないが、これ以上、他の理事や事務所の人にまで暴露されて恥の上塗りをするのは耐えられなかった。
「そ、それだけは、許して……こんな格好で調ベるところをビデオに撮って他の人に見せるなんて、あんまりです……深く反省してますから……ど、どうか事務所の人や、他の理事の方にはビデオを見せないでッ……」
 その場に正座した芽以が、後ろ手縛りの上体をふたつに折ると、額を床にすりつけて哀願した。
 本来であれば被害者であるはずの自分が、必死になって哀願しなくてはいけない惨めさに、芽以はその華奢で幼い身体をブルブルと震わせて、また涙が溢れそうになった。
 本当のことを言ってしまえば、あの恥ずかしいビデオや写真が全国のファンやマスコミにばら蒔かれるとあっては、破廉恥な行為が自発的なものと認めたうえで、その罪をなんとか許してもらうより他はなかったのだ。
 そんな芽以の胸の内が手にとるようにわかるだけに、男たちは愉快でたまらない。
「だが、こんな事件がマスコミに出ると、当狭山興行の名前に傷がつくからな。取り調ベに素直に応じて、なんでも我々の言うことを聞くと誓うなら、ビデオは誰にも見せんし、内緒にしてやってもいいよ」
 その言葉の裏に隠された意図も見抜けないまま、純情な芽以は素直に答えた。
「は、はい……なんでも言うことを聞くと誓いますから、どうか内緒にしてください」
「その言葉を忘れるんじゃないぜ」
 斉藤が芽以の縄尻を引き絞って立たせ、ソファにかけた狭山と佐川の前に連れていくと、縄尻をとって狭山の前に佇立させる。
『まだ女になりきらないあそこの眺めもこたえられんな。どうやら俺まで、ロリコン趣味にかぶれそうだわい……』
 狭山は、目の前に堂々と展示された芽以の、恥丘を縦に割る薄桃色の切れこみを痺れるような思いで眺めながら、心の内で呟いていた。
「本当に縛られるのが好きなマゾなら、こんな格好じゃもの足りないだろう。もっと罪人らしく、磔台に縛り付けてお取り調べくださいと頼んでみろ!」
「そうだな。カメラに向かってこういうふうに頼んだら、お前が本当にマゾの露出症だと認めてやるよ」
 狭山が一転してヤクザの口調のように怒鳴り、斉藤がとても中学生になったばかりの女の子が口にできないような恥ずかしい言葉を囁く。
 芽以はバラ色に染まった頬をさらに赤く染め、口惜しそうに唇を噛んだ。だが、露出狂のマゾに徹するしかない芽以にとって、もう逃れる術はなかった。
 覚悟を決めた芽以は、羞恥に霞む視線を山崎が構えるビデオカメラに向けると、狭山に囁かれた言葉を消え入りそうな声で口にした。
「わ、私、黒川芽以は……は、恥ずかしい格好で縛られたり、それを……人に見られるのが大好きな……マ、マゾの露出症です……どうぞ、このいやらしいマゾの芽以を……は、磔台に縛り付けて……厳しく取り調ベてください……素直に白状しない場合は、どのようなお仕置き……ご、拷問にかけられても異議はございません……」
「ハハ、それでこそマゾの露出症だ。お望み通り磔台に縛り付けて厳しく調ベてやるから、ありがたいと思え!」
 狭山が勝ち誇ったように言うと、斉藤と山崎が、嬉々として仮説舞台の中央に磔台を運んできた。
 磔台と言っても、男の股ぐらぐらいの高さの細長いベッドのような台であった。ただ普通のベッドと違う点は、拘束するための革のベルトが幾つか取り付けられていることと、真ん中から左右の脚と同じように二つに別れている点だった。
 後ろ手縛り腕をを頭の後ろで組むようにして縛り直された芽以は、男達に担ぎ上げられ台の上に寝かされた。
 素早く斉藤と山崎が、ジュニアアイドルの細いウエストと太股、足首を革の拘束ベルトで固定してしまう。
 そして芽以の最も恐れていたことが、現実となった。
 斉藤が磔台の下にあるハンドルを回し始めると、少女の痛々しいまでにか細い脚が乗せられた台が、ゆっくりと左右に開き始めたのだ。
 太股と足首を台に固定されていては、台と共に真っ直ぐに伸びた脚が開いていくことを、どうすることもできない。ビデオカメラと男達の前に、幼いワレメが露わになり、さらに股が開いていくと内股の筋か浮き立ち幼いワレメも口を開き始める。
「ううッ……い、いやッ……見ないで……こんなの……ああッ……嫌だぁ……ヒイーッ……撮さないでぇ……」
 完全な股裂きである。股関節がきしみ、突っ張った筋が今にも引きちぎれそうになる。それでも機会仕掛けの強制開脚は止まることなく、左右の脚が真一文字になるまで開いていった。
 十三年間、陽が当たったことの無い股間が、限界まで開ききった。幼い芽以が、何とか耐えていられるのも、小学生になった頃から続けてきたバレエのお陰だろう。
「まぁ、凄い格好ね。見ているこっちの方が恥ずかしくなっちゃうわ……」
 アヤがさらに言葉で追い詰めていくと、
「うああッ……酷いッ……どうして……どうして、取り調べをするのに、こんな格好にさせるの……ううッ……」
 いたたまれなくなった芽以は、悲痛な声で羞恥の一点を見詰める男達に叫んだ。だが、そんな少女の抗議にも、狭山達は平然と答える。
「おや、君は露出症のマゾだったんじゃないのかね?」
「普通の女の子なら、死んでしまいたいほど恥ずかしい格好かも知れんが、露出症の芽以ちゃんなら、嬉しいはずだ……」
 それを云われてしまえば、帰す言葉が無い。
「ううッ……そ、それは……」
 唇を噛んで瞳を伏せる芽以に、ニヤリと笑った狭山と佐川の手が、震える内股を撫で廻し、無毛の恥丘までも触れてくる。
 今まで言ってきた告白が、嘘だとは言えない芽以は、そんな男達の傍若無人な振る舞いにも、もう抗議をすることすらできなくなっていた。
「そ、そんな……お願いですから、そんな恥ずかしいことは、言わせないで……」
 社長や理事長の前で、抗うことすら封じられた芽以を見て取った斉藤が、耳元で更なる屈辱の言葉を囁いたのだ。
「大好きな浣腸をしてもらいたいから、わざと逆らってるんだよな。お腹が妊婦のように膨らむまで浣腸するぞ」
 さっき屈辱の排泄をした時の、死にもまさる恥辱を思いだした芽以は、観念の目を閉じて、斉藤に囁かれた言葉を口にした。
「く、黒川芽以は……オ、オ○ンコを人に見られたり、いじられるのが大好きなマゾの露出症でございます……どうぞ、芽以の……オ○ンコをひろげて、中までよくご覧になり……ううッ……ぞ、ぞんぶんに……いじりまわしてください」
「フフフ、まだ子供のくせに、言うことはえげつないな」
 頬をゆるめた狭山の指が、薄桃色の切りこみを大きく左右にくつろげる。
「見せびらかしたがるだけあって、綺麗な色じゃ」
 奥底までさらけだされたピンク色の柔襞に涎れの垂れそうな目を注ぎながら、狭山達が感嘆の声をあげると、つられたように山崎のカメラが近寄っていく。
「ああ、は、恥ずかしい……見ないで……ビデオは許してッ……」
 消え入りそうな声で訴える芽以の胸に、斉藤が手を伸ばし、
「へへ、このペチャパイもモミモミしてやるよ……毎日揉まれてりゃ、そのうち大きくなるだろう」
 縄目に絞り出された、まだ膨らみきらない乳房をヤワヤワ揉みしだきはじめる。
「ついでにこっちのほうも、毎日みんなでいじりまわしてやるから、せいぜいいい声で啼いてみろ」
 狭山の指がヌメヌメした柔襞の合わいに沈むと、横たえられた芽以の華奢な裸身に、痙攣が走った。
「ヒイイーッ……い、いや……もう許して……あああッ……」
 先ほど目覚めさせられたばかりの官能の炎に再び火をつけられて、芽以は哀切な声をあげた。
 どんなに恥ずかしく、おぞましいと思っていても感じさせられしまう。今日、初めての絶頂を晒した恥ずかしい記憶が蘇ってきて、芽以は激しく狼狽した。
「うああッ……やめて、お願いッ……ああ、あああ……こんなの、取り調べじゃないよッ……ヒイッ……ヒイイーッ……」
 芽以は拘束された身体を激しく震わせて泣き叫んだ。しかし、どんなにもがいてみても、男達の手から、指から、逃れることはできなかった。だか、地獄を見る取り調べは、これから始まろうとしていた。


    概要・目次    
恥辱小説の部屋

動画 アダルト動画 ライブチャット