『遥・性奴に堕ちたチャイドル』
  第三章 罪を背負った天使  
※※ 謝罪 ※※

「ほら、どんな償いをするか考えたのか」
 女の差恥を晒け出したままの遥に、藤井が意地悪く言う。
「……ああ……こ、これだけ、辱めたら……気がすんだでしょ……もう、許して」
 遥、は蚊の鳴くような声で訴えた。
「何を言ってやがる。こんなもので償ったと思ったら、大間違いだぞ。今のは淫乱な遥ちゃんへのサービスなんだぜ」
「嬉しそうな声を上げて喜んでいたのは、遥ちゃんなんだぜ。自分だけいい思いをして、ずらかろうなんて甘いんだよ」
「……そ、そんな……ひ、酷い……」
 男達のあくどさに、遥は絶望の声を上げた。
 この悪魔達に、とことんいたぶられなければならないのか……追い詰められた遥は、自暴自棄になったように叫んだ。
「ああ、もう……犯すのなら、早く犯して……早く、帰して……」
「ほう、犯してくれとはね……さすがは自分から淫乱で露出狂のマゾだと認めるだけのことはある」
 富田は拍子抜けしたみたいにいった。彼らはいやがる女の子を無理やり辱め、犯すところに快感があったのだ。
「フフフ、しかし、俺達は善良な市民なんだ……まだ中学生の女の子を強姦するような真似はできないな……」
「それに、罪を犯したのは遥ちゃんの方だということを忘れるな……罪を償うということが、どうゆう事かわかるまで、その可愛い顔から涙を絞り取ってやる……」
 絶望の涙にむせぶ、哀れな女子中学生を見下ろしながら、富田は胸の中で淫靡な計画を思い巡らしていた。
「で、では、どうしたら……どうしたら、許して貰えるの……」
 やはり、この男達も自分のことを嬲り者にするつもりなのだ……
 不安に慄く遥の、限界まで開かれた部分を、柴田が指さして言った。
「だいたい謝罪しようとしている奴が、悲劇のヒロインみたいに振る舞っているのが気にくわねえ……本来なら、詫びを入れる時には、頭を丸めてさせるところだが。中学生の女の子だから多目にみて、そこの毛を剃るだけで許してやろうぜ……」
「お願いです……そ、そんな恥ずかしいこと……」
「なあに、今だってほとんど生えていないじゃないか。遥ちゃんのように幼い女の子は、邪魔な毛など無い方が可愛いぜ」
「それとも丸坊主の方がいいのかな。ツルツル頭になったら、もうアイドルなんかやってられないぜ」
 と、遠廻しに脅されては、たまらない。
「ああ……頭は嫌ッ……あ、あのう……下の方を剃って下さい……」
「下の方じゃ、判らないな。償う気持ちを表すために、オ○ンコの毛を剃って下さいと頼むんだ」
「……そ、そんな……」
 その部分の淫語をズバリと言われて、幼い遥は真っ赤になった。そんな遥の、あられもなく開いた股間に、藤井と柴田の手が伸びる。
「剃られるのが嫌なら、むしってやるぜ」
 嗜虐の眼を光らせた二人は、慎ましく生えかけた絹草を数本づつ指に絡めて、ピッピッと引き抜いた。
「ヒッ、ヒイイーッ……」
 遥の口から甲高い悲鳴が沸き起こる。
「へへへ、これっぽっちのお毛々なら、剃るより抜いた方が早いぜ」
 藤井が言いながら、また数本を引き抜いた。
「ヒイイッ……ゆ、許して……」
 引き抜かれる度に、遥の青白い股間が面白い様にはね上がった。
「へへ、こりゃ面白れえや。ほれ、もっと鳴け」
 遥は女の差恥を晒け出したままのいたぶりに、恥ずかしさと苦痛を同時に受けなければならなかった。
 勿論男達は、そんな可憐なチャイドルの苦悶する姿に、たまらなく欲情をそそられていた。
「まったく、いやらしい女の子だよ、遥ちゃんは」
「へへへ、そんなに俺達に犯されたいのかねぇ」
 藤井と柴田は遥をからかいながらも、まばらに生えている恥毛を抜いていく。
「ヒイイッ……ち、違いますッ……ヒイッ……許してえッ……」
 悪魔としか言いようのない男達のいたぶりに、遥は泣き叫けんで否定した。しかし、それがかえって男達を喜ばすことになる。
「さすがはマゾだぜ。わざと逆らって、痛い目に合いたいらしい」
 言いながら、また数本、引き抜かれる。
「ヒッ、ヒイッ……恥ずかしい……」
 哀れな女子中学生は、恥毛を引き抜かれる激痛に、か細い体をのけ反らせながら、差恥の最奥まで覗かれる恥ずかしさに泣き叫んだ。
 そんな少女の可憐な唇に、柴田のぶ厚い唇が吸い寄せられるように重ねられ、縄目にくびられた幼い乳房の頂点に、恥ずかしく勃起したピンクの乳首を、藤井がチューチュー音をたてて吸う。
「恥ずかしいだと。可愛いことを言うじゃねえか……フフフ、それならもっと恥ずかしくなるように、記念写真を撮っておいてやろう」
 柴田に舌を絡めとられて、やに臭い唾液を呑まされていた遥は、富田の言葉を聞くなり、
「いやッ……いやですッ……」
 と、引きつったような声を上げた。
 その狼狽振りを面白そうに眺めながら、写真の用意をする。
「お、お願いです。何でもいうことを聞きますから、それだけは……写真だけは許して下さい」
 恐怖と屈辱に、歯の根も合わぬような幼い生贄を眺めながら、サディスト達はめくるめく嗜虐の陶酔に浸っていた。
 彼等は同じ鬼畜連合の加藤達が撮影した、遥の卑猥な全裸緊縛写真を持っている。しかし、今は変態の女子中学生に騙されて、金を取られたり踏み倒された被害者を演じているのである。
 処女だった遥を強姦して脅迫している悪人達だけでなく、卑劣な痴漢や暴漢達。さらには一般のファンや富田達のように遥のために被害を受けた人達から、寄って集って嬲り者にすることで、清純だった女子中学生チャイドルの身も心もズタズタに引き裂いて、マゾチャイドルに突き堕とすために、彼等は手を変え品を変えて、憧れの偶像を嬲り抜くつもりなのだ。
「……お願いですから、かんにんして……写真を撮るのだけは許して……」
 差恥と屈辱にフルフルそよぐ若草にカメラが近付いて何度もたかれる。
 藤井と柴田の手が左右から伸びて、美少女の開かれた秘奥を更にくつろげる。
「ああッ……やめてえッ……」
 思わず遥の口から悲鳴が漏れる。
「むしられたくなかったら、お目々を開けてカメラを見るんだ」
 またも少女の絹草を面白半分に引き抜きながら、藤井と柴田が言った。
「も、もう、許して……言う通りにするから……もう、むしらないで」
 と、涙に霞む切れ長の人見をカメラに向けるのであった。
「さすがに中学生のチャイドルだ。色情狂のわりには、全然荒れていないな。処女みたいに奇麗だぜ」
「だが、いくら露出狂の色情狂でも、この濡れ方はひどすぎるぜ。ちっとは、恥を知れ!」
 卑猥な野次を浴びて、遥は身も世もない差恥に震えながら、自分の意思に反して感じてしまう体を呪った。
『ど、どうして……こんな酷い目にあっているのに……私は本当に露出狂で色情狂になってしまったの……』
 うつろな瞳でレンズを見つめる遥の絶望と差恥が混ざったような美貌もフィルムに焼き付けられていった。

 二十分後、陰惨な地下室では幼いチャイドルに対する壮絶な凌辱場面が展開されていた。
 高手小手の菱縄縛りにされた遥は、逆八の字に開いた両足首を添乗から垂れたロープで逆さ吊りにされているのだ。
 その生贄を囲んで、これも全裸になった三人の男達が立ちはだかり、ちようど腰の辺りに揺れている幼い美貌を、グロテスクなもので突き嬲っていた。
 写真を撮られて遥は人形のように従順になってしまった。しかし、人形のようになった遥を抱いても面白くないと、サディスト達によって更なる地獄が始まった。
「色情狂の女とやっても、おとしまえをつけたことにはならんからな」
「うんと惨めな方法で犯して、泣きわめかせてやるぜ」
 男達が予告したように、逆さ吊りにされた遥は、その幼い顔を三方から硬直で小突かれてヒイヒイ泣き叫けんでいた。
「眼をつぶるんじゃねえよ」
「よく見ろ、これからお前がくわえるものだぞ」
「どれからくわえたいか言ってみろ。モタモタしてると、三本同時に突っ込むぞ」
 ヤクザになりきったような男達は、逆さに吊られた幼い女子中学生の恐怖と苦痛に歪む美貌を、熱い硬直で突き嬲りながら興奮に上ずった声で脅した。
「か、かんにんしてください……く、苦しいッ……ああ、許して……」
 必死に哀願する遥の切れ長な瞳や白い頬を、小柄な藤井の硬直がなぞりながら、
「許して欲しけりゃ、誰の物からくわえたいか言うんだ」
 柴田も同じように、遥の可憐な顔を自分の硬直で突き嬲る。涙を流す瞳や真っ赤に上気した頬に耳たぶ、愛らしい唇や鼻筋に、男達のおぞましい肉棒が擦りつけられるのだ。
「ヒイイーッ……いやッ……いやだあ」
 遥は死にも勝る屈辱に泣きわめいた。
「へへへ、こいつはマゾだから、いつまでも嬲られていたいと見える」
「じゃあ、ここはホテルの持ち主に敬意を表して、おやじさんからにしますか」
 藤井と柴田が譲渡の美徳を発揮すると、富田がズイッと腰を進めた。
「おあとがつかえてるんだ。早う始めんかい」
 恐ろしい灼熱の肉棒が可憐な唇をこじ開けて突っ込まれた。
「ウグッ……ウウグッ……」
 哀れな女子中学生は巨大なものに口を塞がれ、くぐもった悲鳴を上げる。
「へへへ、どうですかチャイドルのお口は」
「おちょぼ口なのが、こたえられんな。喉まで届いているぜ」
 チャイドルの口を、犯すことが出来た喜びに浸っている富田の眼の前には、扇のように開いた形のよい脚の付け根に、全ての恥毛をむしられた無毛の丘が、これ見よがしに開陳されているのだ。
「こいつあ、眼の毒だな」
 富田はどうしようもなく晒け出された恥丘を撫で廻して悦に入ったように言った。
「まったく奇麗なオ○ンコだ。フフ、いやらしいものまで覗かして」
 翳りを失った恥丘から恥しげに頭をもたげている。
「ヒッ……や、やめてッ……そんなとこ、いじらないで」
 錯乱する少女の髪の毛を、藤井と柴田が掴んで富田の硬直に押し付ける。
「サボるんじゃねえよ」
「いやッ……ウググッ……」
 再び喉の奥まで犯されてしまう。
「フフフ、そうだ遥ちゃん。一つチャンスをやろう。遥ちゃんが気をやる前に、俺達三人をいかすんだ。それが出来たら自由にしてやるぞ」
「へへへ、その代わり、遥ちゃんが負けたら賠償金を2倍にするぜ」
 言い終わらぬうちに、富田の唇が女子中学生の秘園に吸いついた。
 くぐもった呻きを漏らして逆さに吊られた身体に痙攣を走らす美少女を、他の二人がほおっておく筈がない。
 柴田が切り裂かれたセーラー服から丸出しになっている幼い乳房を揉みたてると、藤井も可憐な丸みを見せる双臀を撫で廻わし、舐め上げながら恥辱にヒクつく可憐な菊座に、指を突き立てた。
「ウギャッ……いやあッ……ウウヒッ……ヤベテーッ……」
 遥は富田の硬直をくわえたまま絶叫した。またも男達に体中の性感帯を嬲り廻されると思うと、気が狂いそうになる。
「ほら、ちゃんとやらないと、自由にはなれないぞ」
 だが哀れなチャイドルはそれどころではない。縄目に絞られた乳房も、一番敏感なクリトリスや肉襞も、さらには排泄器官までも嬲り廻され刺激されては、か細い体に痙攣を走らし、ガクガクとのけ反りながら泣き叫ぶしかなかった。
「ハハハ、可愛い女子中学生が泣き叫びながら身悶えるのは最高だ。もっと泣け、もっと叫べ……おお、いい刺激だ」
 女子中学生の、喉が裂けんばかりの悲鳴が、かんしゃくを起こしたような痙攣が、富田の肉棒を心地好く刺激するのだ。
 だがそれ以上の屈辱の快感を受けているのは、遥だった。しかし、幼い女子中学生の遥が、手練にたけた男三人にかなう訳がない。
『……いやあッ、いやよおおッ……そんなとこ舐めないで……おっぱいを許して……お尻は、だめえッ……』
 遥の絶叫も、富田に喉を塞がれて声にならない。溢れ出る涙を滴らせ、小枝のようにか細い体を痙攣させながらのけ反らせて、恥辱の絶頂へとかけ昇っていった。
「ウギアアッ……ダベエッ……あうッ……あああうッ……」
 富田の眼の前で幼い蜜壷が激しく収縮した。哀れな女子中学生の惨めな敗北の証だった。
「ううッ……た、たまらん。一滴残さず呑み込むんだぞ……それ、くらえッ……」
 富田もたまらなくなって、遥の頭を掴んで自分の腰に打ちつけながら、美少女の口内に欲情を注ぎ込んだ。
「フフフ、俺の勝ちだな遥ちゃん」
「へへ、一人目で負けちまったら話しにならないじゃねえか」
 富田の多量の欲情にむせながら咳き込む女子中学生を、吊りから解放しながら柴田が言った。
「次は俺だ」
 二番手は、ジャンケンに勝った藤井だ。
 胡座縛りに縛り直された遥は、前のめりに倒されて、その可憐なお尻を高々と突き上げさせられていた。
「俺にも負けたら、賠償金が更に倍になるぜ」
 股間に隆立したものを遥にくわえさせながら、藤井が言った。
「ここは俺が責めてやるぜ」
 ジャンケンに負けた柴田が、いち早く少女の股間に陣取って、二本揃えた指を女子中学生の蜜壷に突き入れる。勿論、惨めに勃起させられたクリトリスをいじり廻すのも忘れない。
「ウギアアアーッ……いやああッ……ヒイイーッ……」
 遥は絶叫を繰り返す。男達が満足するまで、何度嬲り続けられなければならないのか。十四歳の幼い精神は、もうズタズタにされていた。
 藤井も、可憐な女子中学生のあられもない絶叫に、我慢し切れなくなって欲情を放出してしまった。
「へへへ、これで中学生だと言うからたまんないぜ」
 藤井が満足げに言いながら、ゆっくりと遥から離れる。
「おい、早く替われッ」
 言ったのは最後になった柴田だ。
「……ああ、許して……少しだけ休ませて下さい……」
 遥は、息も絶え絶えに言った。
「もう、くたばっちまったのかよう。俺が終わるまでは、泣き狂っててもらわないとな」
 まさにサディストの言い分であった。
 つい、この間まで何も知らない中学生だった末長遥は、三人目の柴田がサデイスティックな欲情を出し尽くすまで、その幼い体を身悶えさせ、舌たらずの声で絶叫し続けなければならなかった。
「その濡れ具合じゃ、本番をやらなければとても収まるまい……どれ、自分から犯してくれと頼んだんだ。望みをかなえてやるとするか……」
 自分達のことは棚にあげて、富田は胡座縛りの女子中学生をベッドの上にうつ伏せに突き倒すと、高く突き上げた稚く可憐なヒップの後ろに回った。
 セーラー服姿の女学生を座禅転がしのスタイルで犯すことが、富田の長年の夢だった。しかも相手が、まだ中学生になったばかりの美少女チャイドルとなれば、言うことはない。
 富田は、ただ泣き叫けぶことしか出来ない美少女を、後ろから犯していった。
「ヒイイーッ……嫌ッ……嫌だあッ……あああッ……やめて……壊れちゃうッ……うああーッ……」
 背中で束ねられた華奢な手で空を掴みながら、遥は声を限りに叫んだ。
 まさに自分の欲情を処理するだけの乱暴で無慈悲なセックスなのに、催淫剤でただれきった遥の蜜壷は、恐ろしいまでに感じてしまう。
 そんな目眩く快感に耐えて富田がピッチを上げていくと、おぞましさと恥辱の中で哀れな少女が先にねを上げた。
「ウアアーッ……もう、駄目ッ……こんな……ヒイイーッ……遥……もう……だめえッ……」
 十四歳のか細い身体がのけ反り、ガクガクと癇癪を起こしたように痙攣すると、遥は恥ずかしい絶頂に達してしまった。
「うおおッ……くらえッ……」
 絶頂に達した蜜壷の激しい収縮に、富田も至福の中で精を放った。
 富田の古風な凌辱が終わると、待ちかねた二人は、天井の滑車から下ったロープに遥の後ろ手の縄を繋いで立たせ、前後に立ちはだかった。

 朧げな意識を取り戻し始めた遥の耳に男達の声が聞こえてきた。
「おい、後始末もしないで、いつまで寝ているつもりだ」
「チャイドルとか呼ばれて甘やかされてるから、躾けがなってないんだ……」
 覗き込んでいる男達の顔を認めた遥は、慌てて起き上がった。
「たいした乱れようだったな。色情狂の女子中学生と言うだけのことはあるぜ」
「失神するまでとは恐れ言ったよ……ハハハ……」
 男達は面白そうに笑った。
「そんな身体じゃ、帰る訳にもゆくまい。ひと風呂浴びてこい」
 富田の許しを得た遥は、胸と下腹を隠しながら浴室に急いだ。
『ああ、これでやっと家に帰れるんだわ』
 遥は浴槽の中で、か細い身体に刻まれれた縄目の跡を揉み解しながら、ホッと安堵の吐息を漏らした。
 その後に本当の差恥地獄が待ち受けていることなどは、知る由もない。
「あのう……すみません……何か着るものを貸してもらえないですか?」
 タオルをまとって浴室から出てきた遥は、切り刻まれたセーラー服を見ながら、ビールを飲みながら卑わいな会話をしている男達に恐る恐る頼んだ。
「あいにく、ホテル代を踏み倒して逃げようとするやつに貸す服など無いね……そうだ、あんたの店には女物の服があっただろう」
 富田がニヤニヤ笑いながら言うと、藤井も底意地の悪い微笑みを返して答えた。
「女物のといってもボンデージファッションとか云うやつですよ……しかし、帰してもらえるかどうか判らない相手じゃ、貸すわけにもいきませんわ。十万円払ってくれるなら売ってあげてもいいけど」
「そ、そんな……」
 青ざめた遥は、足元につけ込む男の前に、恥も外聞もなくひれ伏して哀願した。
「お願いです。必ず明日お礼と一緒にお返ししますから、一日だけ貸してください」
「まだ中学生のくせに、美人局や無銭宿泊の常習犯の言うことなど信用できんね」
 遥が無一文なことを知りながら、藤井は幼いチャイドルをネチネチと言葉でいびっている。
「お前のスカートも使い物にならないみたいだぞ。どこに住んでるのか知らないけど、家まで素っ裸でストリーキングでもしたらどうだ……それとも、その恥ずかしいセーラー服の上着だけ着て帰るかね?……露出狂の遥ちゃんなら平気だろ」
 布切れのように小さくなったスカートは、遥の汗と男達の汚汁に汚れた床でも拭いたのか、ボロ雑巾のようになっていた。そして恥ずかしい乳首をかろうじて隠していた露出的なセーラー服も、新たに鋏で切り刻まれ、幼い乳房が丸見えの状態になっている。
「ああなたたちは、どこまで私をいじめれば気がすむの」
 恨めしそうに顔を上げる遥の頬に、バシッと富田の平手打ちが飛んだ。
「オケケをむしったり、抱かれたくらいで帰してもらえると思ったら、大間違いだぜ……警察へ突き出すのだけは許してやるが、示談金の話はまだついていないんだからな」
「ですから、お金の方は、あとで幾らでも……」
 オロオロ答える遥の頬に、再び富田の平手が飛ぶ。
「何度言ったら判るんだ。お前が本物の末長遥かどうかだって、俺達には確かめようがねえんだ……ここで賠償金を払ってもらうよ」
「で、でも……私はお金をもっていないんです……」
 思いあまった遥は、ワッと号泣して肩を震わせながら言った。
「無一文なら、その身体で稼げばいいさ」
 本音を吐いた富田に、他の二人も口を添える。
「客は俺達が呼んでやるから、お前はこの部屋で、黙って客にされるがままになってりゃいいんだよ」
「元手いらずの、それこそ裸で儲かる商売だ」
 柴田にタオルを引き剥された遥は、ヒッと悲鳴を呑んで両手を胸に交差させ、湯上がりのしっとりした全裸を縮ませた。
「そ、それじゃ、売春じゃないですか」
 可憐な顔を屈辱に歪めるチャイドルを、男達はゾクゾクする思いで眺めながら、
「それを云うなら援助交際だろ……ここはSMの部屋だ。遥ちゃんはM嬢となって、客に虐められて犯されるんだ……だが、何も強制している訳じゃないぜ。ただ、示談金を稼ぐ方法を教えてやってるだけだ」
「その為に、スケベでサディストなオヤジを斡旋してやろうと言っているのさ」
「ああ、お願いです。これ以上、他人のおもちゃにしないで下さい」
 凌辱のかぎりを受けても尚、許してもらえない美少女チャイドルは、床に土下座して涙にむせびながら哀願するよりすべがなかった。
 その惨めな姿に優越感を覚えたのか、男達は可憐な美少女チャイドルを、更なる差恥地獄に堕としこむ計画を口にした。
「SMの援助交際が嫌なら、キャンペーンガールをしてもらおうか……」
「キャンペーンガールですか?……」
 非道な男達の口から、まともな言葉が出てきたので、遥は一瞬驚いたが、彼らのことだから、とてもまともなキャンペーンではないと思い直した。
 案の定、藤井からキャンペーンの内容を聞かされた遥は、あまりの恥ずかしさに顔を真っ赤にして愕然となった。
 藤井が経営するポルノショップの前に、ポンテージファッションで身を包み、大人の玩具を手に持って客寄せしろというのだ。
「露出狂のマゾの癖に、縛られた裸を見せるのが嫌だとは言わせないぞ……」
「フフフ、それこそ趣味と実益をかねた商売じゃないか。ボンデージルックを見せて金を稼ぐだけなら、モデルと一緒で、チャイドルの遥ちゃんが少女向けのファッション雑誌でしているのと同じまともな商売だ」
 富田が柴田に相ずちを打つと、遥の号泣が激しくなった。
「うううッ……イヤ、イヤです……お願いですから、そんな恥ずかしいこと……」
 ファッション雑誌と同じモデルと言われても、可愛い洋服を着るのと女の子の恥ずかしい部分を強調するように丸出しにしたボンデージファッションでは、まるで反対のものである。
 いくら露出狂と言われても、それは無理やり恥ずかしい格好をさせられただけで、遥は思春期に入ったばかりの普通の女の子なのだ。大勢の人が行き交う通りで、オッパイも無毛にされて丸見えの股間も晒して平気なはずはない。
 泣きじゃくる生贄の肩を撫でながら、藤井が因果を含ませる。
「見せたって経るわけじゃあるまいしメソメソするな。ちょっと辛抱すれば無事に帰してやると言ってるんだ。それとも警察にいって、お前の素姓を調べてもらおうか」
「フフフ、そんなに心配するな。俺達の言うことを聞いていりゃ、警察へは連れていかねえよ」
「そうだよ……オ○ンコ丸出しが恥ずかしいなら、その可愛いワレメちゃんだけは隠してあげるから」
 泣き続ける遥の胸のうちには、次第に諦めの気持ちが芽生えてきた。
 警察に突き出されても仕方のない立場の遥は、相手に逆らうことは出来ない。
「で、でも……素顔で出たら……大変なことになる……」
 いくら裏通りにあると云っても、繁華街のど真ん中なのだ。日も暮れた今では、日中よりも人通りが多いくらいである。そんな大勢の群衆が行き交う通りで、素顔のまま立たされたら、すぐに素性がばれてしまう。
「心配ないさ……素顔がわからないように、これを鼻に嵌めるんだ……」
 と言って柴田が釣り針の様な金具が二つついた鼻吊り様の責め具を取りだすと、遥の可愛らしい鼻に嵌めて乱暴に引っ張ると、バンドを額から頭のてっぺんを通って、首の後ろの首輪に結びつけた。
「うがッ……」
 鼻を歪に吊り上げられ、思わず叫んだ遥を壁の鏡の前まで連れていくと、
「ほら、こうやって豚みたいな顔になっていれば、だれもテレビや雑誌で有名な末長遥だと気がつかないよ……」
 と言って遥自身に無残な顔を見せた。
 鼻の痛みにくわえて、鏡に映る惨めな姿に、遥は新たな涙を溢れさせた。
「判りました。か、顔とあそこを隠して頂けるなら、おっしゃる通りにします」
 諦め切った遥は、泣き濡れて潤んだ瞳を加虐者達に向けて、泣きながら答えた。
「よし、それじゃ示談金は三百万で手を打とうじゃないか」
「そ、そんな……無茶ですッ……」
 真っ青になる女子中学生を尻目に、彼等は平然と話を進めていく。
「まあ、ボンデージルックで客寄せするだけで、それだけ稼ぐのは無理だろうな……」
「それなら、デモンストレーターもやってもらったらどうだ……お前の所の商品が、女の子にどれだけ効き目があるか試用してもらうんだ、この遥ちゃんの身体で試せるとなりゃ、一万や二万を代金に上乗せしても商品を買うスキ者はゴマンといる筈だぜ」
「……な、何ですって……」
 一瞬、茫然とした遥は、彼等が一般の客達に店の商品で責めさせようとしていると知り、引き吊った声で叫んだ。
「ひ、ひどい……あんまりですッ」
「ひどいどころか、感謝して欲しいね。淫乱なマゾなら、虐めて貰える方が嬉しいはずよ」
「ヒヒヒ、露出狂の遥ちゃんは、部屋の中より外で虐められるほうがいいのかな……」
「いや、いやですッ……それだけは……人前で虐めるのだけは、許してッ……見せ物にされるくらいなら、死んだ方がましです……」
 遥は彼等の悪魔のような計画に戦慄した。差恥心の一番強い年頃の遥にとって、人前で大人の玩具で虐められるところを見せ物にされるなど、耐えられる筈がない。それは死ぬより辛いことだった。
「街の通りで虐められたくなければ、せいぜい客を喜ばして、たくさん買ってもらうんだな……売り上げが悪いと、本当に街頭でやってもらうぜ」
 まだ中学生でしかないチャイドルの羞恥心など無視して、藤井が言った。
「ううッ……酷い……酷すぎるッ……ああッ……」
 賠償金を身体で払うしか選択の無い遥にとって、三百万という金額は途方もないものに思えて、絶望の呻きを漏らした。

 


    概要・目次    
恥辱小説の部屋

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