『遥・性奴に堕ちたチャイドル』
  第二章 性奴に落ちた天使  
※※ 玩具屋 ※※

 田辺は小さな路地に面したビルの前に立ち止まった。
「あ、あ……ここは……」
 遙は、不安げに田辺に尋ねた。それもそのはず、ビルの一階はケバケバしい店で、一見してそれがポルノショップと分かったからである。
「約束通りに弁償して貰おうか……フフフ、この店で二本のイルリガートル浣腸器を買ってくるんだ」
「…………」
 遥は思わず絶句した。唇がワナワナとふるえて美貌がひきつった。
「バイブ好きの遥ちゃんにぴったりの、一番デカいのを買うんだぜ」
 田辺は遙の財布を渡すと、ポルノショップで遥がどうふるまえばいいかをネチネチとささやいた。
 いやいやと遥は声もなく頭を振りたてた。
「……ゆ、ゆるして……そんな恥ずかしいこと、させないで……」
「やるんだ。これも御主人様の命令に従い無かったお仕置きなんだからな……フフフ、言うことが聞けなければお仕置きが増えるばかりだぜ」
「いや……ああ、できない……」
「やるしかないんだよ……できなければ、今度は商店街の真ん中でお仕置きするぞ。大勢の通行人の見ている前で末長遙の名前を出して責めてやる」
「ああ……」
 遥は田辺を見てワナワナと唇をふるわせて何か言おうとしたが、言葉にはならない。
 絶望のなかにもう観念したように、遥はガックリと頭を垂れた。
 ポルノショップへ向かう脚が、膝がガクガクと震えて何度もよろめいた。
 田辺に背中を押されて、遥はポルノショップへ入らされた。
 店のなかには背広を着たサラリーマン風の男客と、奥のカウンターに中年の店主が一人、ひまそうにスポーッ新間を読んで店番をしていた。二人は顔見知りらしく、なにやら猥談を言って笑っている。
 チラッと遥を見た店主は、思わず新聞を落として立ちあがると、好奇に満ちた視線で白い肌を舐め回した。
 一目で女学生だとわかるセーラー服の美少女がこんな店へ入ってくるなど、まずありえないことなのだ。
 遥は超ミニスカートの裾を押さえて、男性客から眼をそらしたまま、オズオズとカウンターに近づいた。
 いやでも遥の眼にはおぞましい店内の陳列品が入ってくる。
 女を責めるための淫らな道具であることはひと目でわかった。遥はあわてて眼をそむけた。
『……なんていやらしい店……ああ……』
 だがいくら眼をそむけても、おぞましい責め具は遥の眼に入ってくる。
 遥はそわそわと眼を動かしながら、
「す、すみません……」
 今にも萎えそうな気をふり絞って、中年の店主に声をかけた。
「バ、バイブをください……」
 声がふるえ、遥はカアッと真っ赤になった。膝がガクガクした。
 そして少女の口から出た言葉に、中年の客が寄ってくる。
「バイブは色々とありますが、どれでしょう?……」
 店主はガラスケースの中に陳列している各種のバイブを指さして尋ねた。
「あ……あの……一番大きなものを……」
 遙は田辺に教わったとおりの言葉を述べた。恥ずかしさに雪白の全身までがピンク色に染まっていく。
 店主は黙って後ろの棚から大きな箱を取り出すと、中から巨大なバイブをカウンターの上に置いた。
「ヒッ……」
 遙はその巨大でおぞましい形をしたバイブレーターを見て、思わず悲鳴を上げそうになった。長さは三十センチ、そして太さは遙の手首の太さ程もあったのだ。
「これが一番を大きいやつですがね……外人さんが使う向こうのやつだから、お嬢ちゃんのような若い女の子にはきついですぜ……どうします?」
 店主の言うように、その大きさは中学生の未熟なオ○ンコに入る大きさではなかった。しかし田辺の命令を無視することはできない。
「そ、それでいいです……わ、私はまだ中学生なのに……い、淫乱で……虐められて悦ぶ……マ、マゾだから……痛いぐらい大きなバイブがいいんです……」
 遙は、血を吐くような思いで田辺に教わった言葉を言った。
「へえ? こんな可愛いお嬢ちゃんがマゾとは、信じられませんなあ。柴田さん」
 主人が意外そうに言うと、柴田と呼ばれた赤ら顔の客も、うなだれた遥の顔を下から覗きこむようにしながら相槌を打つ。
「同感だな、藤井さん。サングラスを外したらどうか知らんが、顔立ちなんか、ほら、有名なチャイドルの末長遙にそっくりじゃないか」
「本当だね。体つきなんか、この娘の言うとおり中学生ぐらいだし……可愛い顔はまさにあの末長遥そのものだ」
 主人と客に顔を覗きこまれて、遥は、もう生きた心地もない。
「ああ……に、似ている……似てるだけです……あの……お尻用のバイブもください……あと、イルリガートル浣腸器も……」
 遙は素性がばれそうになって、慌てて話題を切り替えようと二本目のバイブと浣腸器を注文した。
「おいおい、尻も調教されてるのか……いくら淫乱かどうか知らないが、よくそんな恥ずかしい事を言えるな……まだ中学生だろ……」
 と酔っている柴田は、無遠慮にも遙に言い寄ってくる。店主の方は反対に呆れた顔で、アヌス用ではなく、オ○ンコ用のやや大きめのバイブを取り出した。
「イルリガートル浣腸器を買うぐらいなら、アヌス用のバイブじゃ物足りないだろ……」
 そういって、特大サイズのバイブの横に置いた。
「ああ……こんな……」
 うろたえる少女を横目に、大きなガラス容器を並べた。底からゴム管が伸びて先端にノズルのついた浣腸容器である。
「これが二リットル、一番大きいのだよ。へへへ、お嬢ちゃん、きつい浣腸をされるのが好きなのかい」
 店主はいやらしく笑って、剥きだしの遥の太股をなめるように見た。
 眼の前に置かれたバイブとイルリガートル浣腸器の大きさと、店主のいやらしい視線に遥は思わず身ぶるいしたが、
「は、はい……好きです……」
「それじゃこいつを見ただけで、オ○ンコがうずきだすんじゃないのか」
 遥をマゾ少女と思った店主はあざ笑うように言って、イルリガートル浣腸器のゴム管の先端のノズルで、遥の胸のふくらみを突ついた。
「ああ……はい、感じちゃう……」
「ノーパンなんだろ、お嬢ちゃん。マゾの露出狂が、へへへ、首輪までしちゃってよ」
 中年の客と店主はしだいに大胆になって、手をのばして遥のお尻を撫でまわそうとする。
 男の手を振り払って逃げだしたいのを、遥は必死にこらえた。店の客や主人にいたずらされても、じっとしているように命じられたのだ。
 そして客の柴田が布切れのようなスカートを捲り上げた。
「ヒイイーッ……いやッ……」
「ヘへヘ、やっぱりノーパンじゃないか。浣腸が好きなだけあって、いい尻をしてるね」
 大胆になった柴田が遙の背後から抱きつき、裸のお尻を撫で廻すと、もう片方の手で縄目に絞られて丸出しの乳房を、柔々と揉み廻し始めた。
 さらに店主までもカウンタ−から出てきてスカートの前を捲り上げ、なかへ手をすベりこませた。
「あ、あ……いやぁ……あううッ……あああ……」
 遥は撫でまわされる身体をよじるのがやっとだ。
『た、たすけて、お願い……こんなことって……いや、いやだぁ……』
 店のすぐ外にいる田辺に、必死に眼で救いを求めても、田辺は素知らぬ顔だ。
「お嬢ちゃん、奥の部屋でイルリガートル浣腸をしてやるよ、へへへ。売る前に商品に欠陥がないか調ベとく必要があるだろ」
「へへ、この特大のバイブが、お嬢ちゃんの可愛いオ○ンコにはいるかどうかも、試さなくちゃな……」
「そんな……ああ……いいです……」
「うるさい、こっちへ来るんだ。虐められるんが好きなんだろ」
 遥が抵抗しないのをいいことに、藤井と柴田は、奥へ連れこもうとした。
『いやッ……ああ、たすけて、お願いッ……』
 遥はズルズルと引きずられながら、必死に田辺に眼で哀願した。
 抵抗しないように命じられていなかったとしても、もう遥は恐ろしさに声も出ず、あらがう気力もない。
 カーテンの奥の三畳ほどの部屋に遥は連れこまれた。
「……か、かんにんして……」
「気どるなよ、中学生の癖してマゾが。学校に知られたくなかったら、さっさと四つん這いになって、尻をこっちへ向けねえか」
 店主は声まで荒々しくなって本性を剥きだしにし、いきなり遥の頬を張った。
「ひいッ……」
 遥はのけぞり、畳の上へ倒れた。黒髪をつかまれて引き起こされ、四つん這いにされてしまう。
「ああ、いや……やめて……」
「ほれ、浣腸好きの尻を見せてみろ」
 店主の藤井は遥のうしろへしやがみこむと、ミニスカートをスリットの切れこみからまくって、裸のお尻を剥きだしにした。
「なるほど、可愛い尻してるじゃないか。こりゃたいした上玉だぜ、へへへ」
 眼を細めて遥のお尻をながめつつ、客の柴田は欲情の笑みをこぼして舌なめずりした。
 そして店主の藤井が品定めをするようにゆっくりと遥のお尻を撫でまわす。小ぶりな遥の臀丘は、男の指がはじき飛ばされるような肌の張りと肉づきだった。
「誰がこの娘を飼いならしてるか知らねえが、そいつのひとり占めにしとくのはもったいねえ娘だぜ、へへへ」
「どれ、お顔を拝見させて貰おうぜ」
 と言いつつ、柴田が遙のサングラスを奪い取った。
「ああ、いや……いや……」
 慌てて顔を背けようとしても、柴田にを捕まれる。
「ほう、変態の癖に可愛い顔してるじゃないか……」
 店主の藤井も、覗き込むようにして遙の素顔を見ながら言った。
「あれ……こりゃ、本物の遙ちゃんじゃないのか?……」
 顔を掴んだままの柴田が言うと、
「なるほど、見れば見るほどチャイドルの末長遙にそっくりだ……」
 店主の藤井も改めて気がついたように言う。
「ち、違います……似てるだけ……似てるだけよ……」
 またも素性がばれそうになって、遙は必死になって否定した。だが今度ばかりは、遙の事をテレビや雑誌で有名なチャイドルだという事を確信してしまったようだ。
「ヒヒヒ、あの有名な末長遙が、こんな変態のマゾ少女だとは思わなかったぜ」
 酔った客の柴田が言うと、
「いやいや、儂は芸能界の裏情報に詳しくてな、まだ中学生の末長遙が露出狂で無理矢理恥ずかしい事されたり虐めされたりすると、感じてしまう淫乱なマゾだって言うこと読んだことがある。どっかの雑誌に詳しく書いてあったぞ……」
 と、町田が書いたデタラメな記事を鵜呑みにしているようだった。
「へへへ、こうなりゃ、徹底的に虐めてやろうじゃないか……スキャンダルを気にするタレントなら、何をされたって訴え出ることはねえってもんだ」
「ああ……そんな……助けて……誰か……」
 なぜ田辺は助けにこないのだろう……
 その田辺は、もう店の中に入っていて。遥を覗いているだけだった。遥を見知らぬポルノショップの主人と客に陵辱されようとしているのを、カーテンの陰からニヤニヤと覗き見て楽しんでいたのだ。
 哀れなチャイドルは男達に押さえつけられ、自分で注文したイルリガートル浣腸器で浣腸されてしまった。
 さらに激しい排泄感に苦しむ遙を、巨大なバイブで責め立てたのである。苦痛と快感を同時に味合わされ、幼い遙が何度も泣きながら絶頂に達すると、店の主人の藤井と客に扮した柴田達は我慢できなくなったのか、ズボンを脱ぎ始めた。
(この辺かな……)
 そのすべてをニヤニヤしながら見つめていた田辺が、奥の部屋に入り怒鳴った。
「おい、俺の女に何しやがる!」
 田辺は、下半身裸になって遙に襲いかかろうとする二人に向かって、すごみをきかせて怒鳴った。二人は慌てて振り向くと、そこにヤクザ風の男を認めて、慌ててパンツを履いた。
「てめえら、随分と酷いことをしてくれたな……お楽しみ料として、お一人、十五万ほどいただこうか」
 可憐な美少女チャイドルが悶え狂う様を堪能し、いざこれからと云う時になって、やくざ風の男に怒鳴られた二人は、これが悪質な罠だったことを悟って、
「そ、そんな馬鹿な!」
「誘ったのは、この娘の方だぞ……」
 と、反対にくってかかった。
 だが男達の前にナイフを見せながら、田辺は平然と答えた。
「こいつはお前のところの商品を買いに来ただけじゃなかったのか。幼い女子中学生を縛り上げ、素っ裸にして弄びながら、ただですまそうとは、虫が良すぎるんじゃないかな」
 田辺は、歯ぎしりする二人を尻眼に、縄を解いた遥に白々しくいたわりの言葉をかけた。
「お前もひどい目にあったな。慰謝料としては安すぎるが、三十万円で我慢しな」
「畜生! お前たちはグルだったのか。これじゃ、色仕掛けの美人局じゃねえか」
「それじゃ、この娘はチャイドルの末長遙じゃなかったのか……」
 田辺の登場で、遙達のことを悪質な美人局と思ったように、二人は悔しがって見せた。
「あんた達も、本物のチャイドルだと思って楽しんだんだ。末長遙相手のSMプレイなら十五万は安いだろう……ツベコベ言わずに諦めるんだな……」
 田辺の言葉に二人は渋々お金を渡した。
 田辺は行きがけの駄賃に転がっている巨大なバイブや緊張容器をバッグに詰めこむと、歯ぎしりする二人を尻眼に遥を促してポルノショップを出た。
「奴らに訴えられたら、有名なチャイドルも豚箱入りだな」
 田辺は、美少女局の共犯にされてオロオロしている遥をさらに怯えさせてから、慰めるようにつけ加えた。
「なあに、奴らだって弱みがあるから訴えるはずはないさ」
 田辺が手のこんだ芝居を打ったのはもちろん金が目当てではない。遥に犯罪の片棒を担がせることによって清純派のチャイドルを抜きさしならぬ泥沼に突き落とし、憧れのチャイドルを従順な愛奴に調教する手段にすぎなかった。
「それにしても、行く先々で大勢の男に虐められる娘だな。いくらマゾの遙ちゃんでも体が保たないだろ……」
 すべて田辺のせいで大勢のや男達に犯され嬲り廻されたのだ。しかしね度重なる陵辱の果てに、数え切れない絶頂を味合わされ精根尽き果てた遙に、抗議する気力など残ってなかった。そして、それにも増して限界を超えた排泄感が、遙から言葉さえも奪っていたのだ。
「ほら、あそこのホテルで糞をさせてやるよ。その代わりマゾ奴隷としてきっちり奉仕するんだぜ。俺を満足させたら、今日の処は自由にしてやるからな」
 排泄を許されると知っても、今の遙には目の前のホテルが遠い彼方にあるように思えた。


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