『若草を濡らす少女たち』
第四話 坂本雅子の巻
   第六章 戸惑いながら知る女の悦び   

第六章 戸惑いながら知る女の悦び

 部屋の中は煙草の煙が立ちこめ、もうもうとしていた。
 もうそろそろ届いてるな...。
 隆はカレンダーに目をやりながら、煙草の日をもみ消した。灰皿には吸い殻が山のように溜まっていて、飛び散った灰が灰皿の回りに落ちている。
 雄一たちと雅子をレイプした時は、興奮していて無我夢中だったが、家に帰って来て落ち着いてくるとかつて無い罪悪の念がじわじわと隆を責め苛んだ。頭に血が登っていたとはいえ、憧れの女の子に堪え難い辱めを与えたのだ。
 そんな思いに堪えかね、せめてもの罪滅ぼしと思い、司からレイプの場面を録画したテープを預かると言って譲り受け、雅子に送った。雄一たちには注意したが、万が一また彼らが変な気を起こしてもテープが雅子の元にあれば脅しようもないと思ったからだ。
 しかし今度は、もし雅子がそのテープを証拠として警察に訴えれば監獄入りになるのは明らかだ。自分が責任を取ると手紙で大見栄を切ったものの、警察に逮捕されるのは恐かった。親にだって申し訳が立たないし、雄一たちだって雅子が見逃してくれるとは限らないのだ。それを思うと食事も喉を通らず、家に帰ってから二日間、何も食べていない。
 ピンポーン
 不意に鳴らされた玄関のチャイムに、隆は反射的に立ち上がった。
 いよいよ俺は逮捕されるのか...。
 心臓の動悸が激しくなるのが自分でも分かった。フラフラと玄関に歩いていく。
 「ど、どちら様でしょうか」
 緊張の余り声がかすれ、震える。
 「あの...坂本です」
 予想もしなかった答えに隆はひっくり返りそうになった。
 何で彼女が来るんだ。まさか警察といっしょなのか。
 隆は恐る恐る、覗き窓から外の様子を確かめた。確かに雅子だった。しかも他に人のいる様子はない。
 一体どういう事なんだ.....。
 様々な思いが頭を駆け巡った。と、部屋に立ちこめている煙草の煙が気になった。
 開けた途端に煙がモワッじゃたまらんものな。
 「ちょ、ちょっと待って!」
 慌てて窓の方へ走ると、全開にして煙を追い出そうと手で仰いだ。それからたまりまくった吸い殻をごみ箱へ空ける。床に散らばっていた雑誌もまとめて、ベッドの下へ放り込む。
 再び玄関の所へ戻ると、隆は落ち着こうと一つ深呼吸をした。
 何て切り出せばいいんだ。えーい、もうなるようになれだ。
 隆は意を決してドアを開けた。
立っていた雅子は、相変わらず清楚な美しさに溢れていた。紺のブレザーに、白のブラウス、水色のチェック模様のスカート、首に結ばれた、赤いリボンタイがアクセントになっている。 
 にこやかな表情とは言えないが、かといって怒っているという表情でもない。隆は雅子の真意が分からず、言葉を発しかねていた。
 「こんにちは」
 不意に雅子が沈黙を破った。
 「えっ...ああ、こ、こんにちは」
 「あの...入ってもいいですか」
 「えっ...?」
 隆は益々混乱して来た。しかし、断る理由はない。
 隆は戸惑いながら、雅子を部屋へ通した。

 雅子を部屋に通した途端、隆は雅子に土下座して詫びた。無論謝って許される事でないのは百も承知だが、本人が来たのだし、直に謝っておきたかった。そして今回の事はすべて自分の責任だから司と雄一は勘弁して欲しいと訴えた。
 しかし返って来たのは、予想もしない反応だった。
 雅子はポツリポツリと、自分の昔の事を語り始めた。まだ小学生だった頃、襲われて処女を奪われた事、そしてそれ以来男性が信じられなくなり、男性からのアプローチをずっと拒否して来た事を。
 「でも、だからって男の人全てがあの男と一緒だと思うのは間違いよね。隆君みたいな優しい人もいるんだもの」
 隆は深刻な表情のまま押し黙っていた。
 雅子の今までの態度の訳が漸く分かった。そんな事があったんじゃ、男嫌いになるのも無理はない。それを俺達は.....。
 「家に帰ってから考えていたの。私こそ隆君や相原君、それに今まで私を好きになってくれた人達に酷い事をして来たんじゃないかって。私の方こそ謝らなくちゃいけないのかも知れない」
 「そ、そんな事ないよ」
 隆の言葉を打ち消すように雅子は続けた。
 「あたしも、もうこんな思いを続けるのは嫌なの」
 雅子は立ち上がった。
 「隆君、今でも私のこと好き?」
 「えっ...」
 「入学したばかりのころから、隆君が色々教えてくれたりしたの、すごく嬉しかった。でも昔の事があったから...。」
 夢ではない、雅子が自分への好意を語っている。普段なら飛び上がって喜ぶところだが、状況が状況だけに素直に喜ぶ事は出来ない。しかし、隆の雅子への気持ちはいささかも変わりはない。
 「好きだ」
 キッパリと言い切る隆。 
 「だったら、私の事、抱いてくれる?」
 隆は思わず雅子を見た。本気なのか.....。
 「私、隆君の事好きなのかどうか、自分でもよく分からないの。でも何だか他の人と違う、そんな気がするの」
 「俺で...いいの?」
 「私、変わりたいの。それを隆君がもし手伝ってくれるなら、嬉しい」
 その言葉だけで十分だった。隆はまっすぐに雅子の目を見据え、肯いた。

 「自分で脱ぐから、見ていて...。本当は凄く恥ずかしいんだけど、隆君に私の全てを知って欲しいから...」
 消え入りそうな声で雅子は告げた。隆はシャツとジーンズを脱ぎ、トランクス一枚の姿になるとベッドに腰を降ろし、雅子を見つめた。
 雅子はまず濃紺のブレザーを脱ぎ、首に結ばれたリボンタイを解いた。そしてブラウスのボタンを一つ、二つと外して行く。繊細な指先が震えているのが自分でも分かる。
 決心したとはいえ、まだ恐さを完全に打ち消す事は出来なかった。二回しか経験の無いセックス、しかも両方ともレイプだ。しかし、隆を信じて萎えそうな気持ちを奮い立たせた。
 ブラウスの裾を引っ張り出し、脱ぎ捨てる。真珠のような光沢を帯びた素肌が露わになった。純白のブラジャーに包まれた胸元が愛らしい隆起を見せている。続いてスカートのホックを外し、ファスナーを降ろすと、それはバサッと音を立てて床に落ちた。
 雅子が身に着けているのはブラジャーとパンティそれにベージュのパンティストッキングだけとなった。輝くような光沢をたたえた肌理の細かい白い肌、華奢な肩、女らしい曲線を描くウェストライン、下半身の小ぶりだがムッチリした肉付き、いずれも奮い付きたくなるような官能美に満ちている。
 雅子は両腕をしっかりと抱きすくめて立ち尽くしていた。生まれて初めて、異性の前で自分から肌を晒す羞恥に、白い肌は真っ赤に染まり、膝頭が震えている。そんな風情が隆の心を更にそそる。
 「もういいよ、こちらへおいで」
 そんな雅子の気持ちを察した隆は、立ち上がると雅子の肩を抱き、隣に座らせた。
 燃える目で見つめあう二人、やがて雅子が目を閉じる。
 程なく濃厚で情熱的な接吻が始まった。口の中をネットリと舐め回してくる隆の舌に、ためらいがちに舌を絡ませる雅子。その甘く濡れた舌先を思い切り吸い上げると、雅子の胸元から香水匂いと共にミルクのような甘ったるい匂いが立ち登ってきて、隆の情感を刺激した。
 隆は蕩けそうに甘い雅子の唇をタップリと堪能した後、、休む間もなく耳たぶ、そして首筋へと舌を這わせて行く。同時に、レース刺繍の施されたブラジャーの上から、胸の膨らみをまさぐり始める。
 「うっ..あ...」
 雅子は緊張と不安に時折歯をカチカチ鳴らしながら、呻き声を洩らす。今受けている愛撫が、自分にとってどういう感じなのか戸惑っていた。
 「あっ...」
 隆の手がブラジャーのホックにかかり、外されるのを感じた雅子は声にならない叫びを上げる。
 「大丈夫、心配しないで」
 雅子の不安そうな表情を見て隆は優しく語りかけると、身体を下へ少しずらし、ブラジャーのカップを托し上げた。
 現れた双乳の美しさに隆は隆は息を飲んだ。スリムな身体つきの割には量感があり、ツンと上を向いた形のいい乳房だ。透き通るように白い膨らみの頂点に薄桃色の乳首が慎ましく息づいている。
 「た、隆君、隆君」
 乳房への愛撫を開始しようとした隆を雅子が呼んだ。
 「ど、どうしたの」
 何事かと雅子に顔を近づける隆。
 「私...恐いの、恥ずかしいの、分かって」
 「分かってるよ」
 「でも、ここで止めたら私、変われない。だから私がどんな態度をとっても絶対に止めないで、隆君の好きなようにして」
 「坂本さん.....」
 「ごめんなさい、邪魔して。でも隆君優しいから私が嫌がったら途中で止めちゃうと思って...」
 「分かった」
 雅子の勇気を振り絞った願いに力強く肯く隆。
 「続けて...それと...雅子でいいから」
 返事代りに雅子の頬に軽く口付けると、隆は再び胸への愛撫を行なうため身体をずらす。そしてそのふくらみを円を描くように揉み込んで行く。同時に頂点の突起を舌で転がすように舐め回す。
 「あっ...ああっ...」
 雅子は悲鳴とも吐息ともつかない声を上げる。初めて甘受する心のこもった乳房への愛撫に興奮と不安が交錯し、息が詰まりそうだった。
 隆は胸を揉みつづけながら、唇を乳首から肩先、首筋へと忙しく行き交わせる。白い肌はもうすっかり桜色に染まっていた。
 やがて隆の手が下半身に残ったパンティストッキングとパンティを一緒に掴む。
 「あっ、いやっ.....」
 その気配に気付いた雅子は口を覆い、小さく悲鳴を上げる。そのいじらしい仕草は更に隆の心をくすぐった。
 隆はゴムの縁をつかむと最後の二枚をゆっくりと引き下ろしていく。
 「ああっ.....」
目を閉じ、身体を震わせて雅子は必死に恥ずかしさを耐える。
  引き降ろしていく下着の下から逆三角形を描く柔らかそうな繊毛が現れた。隆は更に下まで降ろし、脱がせ切ってしまった。
 「きれいだよ、とっても」
 隆は甘く耳元で囁きながら、腰の辺りから形の良い双尻、そしてふくらはぎから太腿へと念入りに愛撫して行く。やがて太腿を撫で上げた手が、こんもりとした神秘の丘にかかった。指先が淡いピンク色の花弁を押し開き、その内側を撫で摩るとそこは徐々に潤み始めた。
 「ああっ...た、隆君」
 めくるめく羞恥にシーツを握り締め、耐える雅子。
 「雅子ちゃん、脚を開いて」
 「は、恥ずかしい...」
 「変わりたいんだろ」
 「う、うん.....」
 雅子は勇気を振り絞って、おずおずと脚を開いて行く。すると隆は素早く身体を移動させ、開きかけた艶やかな脚を大きく広げる。
 そして秘めやかな部分へ顔を埋めた。
 「あっ、ダ、ダメェッ!」
 「きれいだよ、雅子ちゃんのここは」
 まさにそれは真実だった。数日前、無残な犯され方をしたとは思えない美しい色合いの花裂が隆の目前にあった。指で入口を広げると、淡いピンクに色付いた新鮮な果肉が恥ずかしげに息づいていた。
 「そ、そんな...い、いや!き、汚ないわ!」
 その部分に隆の舌の感触を感じた雅子が、ショックに悲鳴を上げる。レイプされた時もそうだったが、セックスにあまりいいイメージを持たない雅子にとって、排泄器官である性器を舐めるなど考えもつかぬ、汚らわしい行為だった。
しかし、隆の舌に執拗に舐められているうちに少しずつ、身体の奥が熱く火照って来るのを感じていた。
「あっ、ああっ.....」
 雅子は、愛らしい唇から次第に切なげな吐息を洩らし始める。下腹部から全身に広がって来る甘美なさざなみにシーツを握り締め、身悶える。 
 隆の舌先は、なおも執拗に可憐な肉層の内側をまさぐって行く。同時に幾重にも折り重なる肉唇を指でかき分け、薄皮に包まれた肉米にもコリコリと刺激を与える。そんな絶間ない隆の愛撫に花弁はすっかりほころび、ネットリとした蜜液を溢れさせている。
 雅子のそこが充分に潤ったと判断した隆は、いよいよ一つになろうと雅子に覆い被さった。覚悟は決めていたものの、熱い肉塊が恥裂に当たるのを察知すると雅子はさすがに不安げな表情を見せた。
 「痛かったら、遠慮しないで言って。止めるから」
 「隆君.....」
 隆の心遣いが雅子には嬉しかった。
 隆は雅子の艶やかな太腿を抱え、大きく開くと己の怒張をゆっくりと雅子の中へ突き立てて行く。
 「あっ...ううっ...」
 目を閉じ、眉間に皺を寄せて呻く雅子。傷口を擦られるような痛みがあるが、我慢出来ない程ではない。
 「痛いかい」
 「大丈夫、ねえ隆君、一思いに来て」
 「でも...」
 「そんなに痛くないから。大丈夫。ね、お願い」
 心配そうに見つめる隆を安心させようと、健気にも雅子はニッコリと微笑みかける。
 隆は言われるままに腰に反動を付けると、一気に分身を雅子の中へ突き入れた。
 「あああっ!」
 ズブズブと自分の中に入って来る剛直の異様な感触に悲鳴を上げる雅子。しかし、レイプされた時に路が付いたせいか、雅子の秘園は以外にアッサリと隆の肉茎を受け入れてしまった。
 「全部入ったよ、分かるかい?」
 「分かる、隆君の...。凄く...熱い」
 自分の中で脈打つ熱い肉棒の感触が、雅子にハッキリと伝わって来た。
 隆もまた雅子の膣路の感触に酔いしれていた。ペニスをへし折りかねない程の強烈な締め付けを見せながらも肉襞が絡み付い来て、吸い込むような感触さえある。
 レイプした時はただ締め付けて来るだけだったのに.....。
 その媚肉の反応の変化に、隆は驚きさえ感じていた。
 「痛い?」
 「大丈夫」
 「じゃ、動くよ」
 「うん...。隆君の、好きにして」
 隆はゆっくりと腰を使い始める。同時に上を向いても形の崩れない美乳をサワサワと揉みしだいていく。
 「あっ...ああっ」
 雅子は隆の突きに合わせて愛らしい呻き声を洩らす。身体の中心部の痛みはまだ感じるものの、徐々に痛さの度合は弱くなって来ていた。代わりに子宮の奥に焼け付くような火照りが芽生え、電流のような快美感が全身に広がって来る。
 雅子はいつしか鼻にかかったような吐息を恥ずかしげに、しかし次第に大きく洩らすようになった。そんな雅子を、隆は己の全能力を出して愛撫を続ける。腰の動きは続けながら、乳房を捏ね回し、うなじへ舌を這わせ、更に柔らかい唇を吸い上げる。
 「う...あっ、ああっ.....」
 「大丈夫?」
 「う、うん...平気よ、ねえ、隆君は、あっ...気持ちいい?」
 「気持ちいいよ」
 「良かった...ああっ...もっと気持ち良くなって.....」
 雅子はそう言うと隆の感触をもっと味わおうとするかのように目を閉じ、甘い吐息を洩らし続ける。
 言われなくても、甘美な音楽のような雅子の悩ましい喘ぎ声や、肉茎に絡み付いて来る肉襞の感触に、放出の瞬間へ近づいていた。
 「おおっ...い、いきそうだ」
 隆の腰の動きが激しさを増し、膨張した剛直が雅子の最奥部まで突き立てられる。
 「雅子ちゃん、で、出るッ...」
 隆は呻くと肉塊を引き抜き、雅子の腹の上へ大量の白濁液を迸らせた。
 「あっ、ああっ.....」
 雅子もまた呻きながら、隆の身体にしがみつき、最後の時を迎えた。
 オルガスムスには届かなかったが、決して辛いセックスではなかった。多少なりとも快感はあったし、気持ちの通い合ったセックスが、こんなにも甘美なものだったと
分かった事が雅子には何よりも嬉しかった。
 これで解放されるような気がする.....。
 雅子は隆に抱き付きながら、かつて味わった事のない、安らぎを感じていた。

 次の日、雅子は再び隆のアパートへ行き、改めて自分から交際を申し込んだ。隆が有頂天になって喜んだのは言うまでもない。
 更に幸いなことに、レイプされた後の生理も無事に来た。あれだけ中で射精されていただけに雅子以上に隆も胸をなで下ろしたものだ。
 学校が始まってからも、雅子と隆は周囲も羨むアツアツぶりを見せつけた。
 男子生徒に対する態度も、かつてのような一歩退いたような所がなくなり、雅子の方から積極的に声をかけるようになった。隆に言われて謝罪に訪れた雄一と司も、その変化には戸惑うほどだった。
 セックスに対する嫌悪感も、経験を重ねるうちに少しずつ消え、。あれほど恥ずかしがっていたクンニリングスも、進んで受け入れるようになったばかりか、隆の指導でフェラチオにすら応じるまでになった。隆の努力もあって雅子の身体は徐々に開花し、女の悦びに目覚めていった。
 この日も学校が終わると、二人は雅子のアパートで早速愛戯に耽り始めた。シックスナインの体勢になり、互いの性器を舐めしゃぶる。
 「あんっ...隆君、ダメェッ」
 口に頬張っていた隆の肉棒を吐き出し、雅子が悩ましい声を上げる。隆に一番感じるクリトリスを責められ、芳烈な快美感が背筋を貫いた。隆に開発され、性感もすっかり敏感になった。それを示すように、雅子の花弁はネットリした蜜液を昏々と溢れさせ、ヌルヌルになっている
 「ねえ、隆君。入れていい?」
 恥ずかしそうな顔で隆の方を向き、問いかける雅子。
 「いいよ、僕も雅子ちゃんの事が欲しくてもう堪らないんだ」
 「隆君、嬉しい」
 雅子は隆の頬に軽くキスをする。そしてコチコチに固くなっている剛棒の上に跨ると、そこを目掛けてゆっくりと腰を落としていった。
 「ああっ....」
 背中を仰け反らせて、甘い吐息を洩らす雅子。しとどに潤った膣路が待ってましたとばかりに熱い塊を迎え入れ、締め付けにかかる。
 そんな雅子の乳房に手を伸ばし、震わせるように愛撫を加える隆。
 「ああっ...。隆君、好きよ」
 雅子は淫らに腰を動かしながら、隆の唇を求める。自らも腰を突き上げながら、それに応じる隆。唇が合わさると互いに舌を絡ませ、唾液をまぶし合う。
 繋がったままの状態で、今度は隆が身体を起こし、雅子をベッドに組み伏せる。
 「ああん!ああっ、気持ちいいッ...」
 隆の力強い腰使いに、雅子は歓喜の声を上げた。逞しい塊が中心部を貫き、背骨の辺りを電流のような快美感が立て続けに走り抜け、時々身体がフワッと浮くような感覚に襲われる。
 「雅子、好きだよ」
 「隆君、私も、ねぇ、キスして」
 再度唇が重ねられ、舌が絡み合う。愛する人と一つになり、求め合う。その幸福を雅子は心ゆくまで味わっていた。
 「ああっ、た、隆君、ダメェッ!イッちゃう」
 堪らなくなった雅子が唇を離し、絶頂が近い事を告げる。
 「ようし、一緒に行こう」
 「今日は安全だから....中で...出していいから」
 顔を赤らめて告げる雅子に隆は頷くと抽送のピッチを上げ、雅子の甘美な肉襞の深奥をえぐって行く。雅子のそこは強烈な収縮を見せ、たちまち隆は絶頂へと追い込まれる。
 「アアッ!、隆クンっ、来て、来て!いっぱい出してェッ!」
 「雅子...でっ出るッ!」
 隆は呻くと、雅子の子宮へと樹液を迸らせた。
 「ああっ、隆君ッ.....い、イクゥーッ!」
 熱い体液が子宮に降りかかり、かつて無いエクスタシーを迎えながら、雅子はやっと掴む事の出来た、女である事のの喜びを噛み締めていた。

 


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