『復讐の標的』
        第二章 小向美菜子        

第二章 小向美菜子

4.
 「いや、イヤです!放してッ!」
 覆い被さってきた近藤の下でもがく美菜子。
 しかし近藤に頭をグッと捕まれるといきなり唇を奪われる。
 「んぐっ・・・」
 塞がれた唇の舌からくぐもった声が漏れる。
 甘い少女の匂いがぐっと鼻を突いてきて、反射的に近藤は舌を入れていく。
 「んーっ、んんーっ」
 抵抗の声を発し、懸命に近藤を押し返そうとする美菜子、しかし美菜子の力で倍近い体重のある近藤の身体をどうこうしようなど、無駄なあがきでしかなかった。
 ほのかな甘みさえ漂う十五歳の少女の清らかな口腔を、近藤はたっぷりと舐め回す。臭い息をいっぱいに送り込まれ、ザラザラと不潔な舌で口の中を蹂躙されるおぞましさに、身体をこわばらせて耐える美菜子。しかし近藤の舌先が美菜子の舌に絡みつき、貪るように吸い上げてくると、あまりの汚辱感に大きな瞳に涙を滲ませ、すすり泣きとも呻きともつかない声を上げてしまう。
 「ひ、ひどいっ.....ファーストキスなのに....」
 ファーストキスは好きな人とロマンティックに迎えるもの、美菜子は当然のようにそう思っていた。それが思いも寄らぬこんな形で奪われるとは.....。
 「キスくらいでガタガタわめくな。ほれ」
 近藤は美菜子の顔を横に向ける。さらさらしたボブヘアを掻き上げ耳を露出させると、その穴に舌を差し入れ、内側を舐め回しにかかる。
 「いや!....き、気持ち悪いっ....」
 耳の中でヌメヌメと蠢く近藤の舌に、おぞましさのあまり涙が溢れ、鳥肌が立つ。更に耳たぶを甘噛みされ、首筋にもねちっこく舌を這わされる。
 「あっ...や、やだっ!」
 スウェットシャツが首の下まで捲り上げられ、ブラジャーに包まれた豊麗な膨らみが露わにされる。生まれて初めて覚える身体への危機感が美菜子の中に湧き上がってくる。
 「随分と大人っぽいのを着けてるな、校則違反じゃないのか」
 近藤の手はゆっくりと美菜子の胸をブラジャーの上から揉みしだく。
 「ううっ...い、いやぁ...」
 手のひらと指先に感じる柔らかな果実の感触。予想していた以上の量感。それは近藤の内部にグッとさらなる強烈な衝動をこみ上げさせてくる。
 瞬間近藤の手が美菜子の背中に回り、ブラジャーのホックが外される。
 「や、やめて....!」
 胸の圧迫感が緩んだと思った瞬間、ブラジャーが捲り上げられ胸の膨らみが露わにされた。
 「ほう....」
 プルンとこぼれ出た美菜子の乳房に、近藤は思わず感嘆の溜め息を漏らした。
 たわわに張りつめた双乳は、ブラジャーを外されてもお椀を伏せたような形を崩さず見事な隆起を見せていた。その頂上にはまだ色も薄く小さな乳輪と、窪んだままの小さな乳首が女であることを控えめに主張している。
 まだ十代半ばの娘のまだ化粧気のない素肌の匂い。何度か深呼吸をしてそれを存分に鼻腔へと導いてしまうと、躯の芯を熱い何かが駆けめぐりこみ上げてくるのがわかる。
 熱く、はっきりとした脈動。
 男の、牡としての機能が熱く鼓動し始める感覚。
 近藤は突き動かされるようにそのままスウェットシャツとブラジャーを一気に抜き取ろうとする。
 「い、イヤッ....」
 抵抗をしようとした時には既に両方とも首のあたりまで引き上げられてしまっていてそのまま一気に抜き取られてしまった。バサッと言う近藤が剥ぎ取ったシャツとブラジャーを脇に放り出す音がする。
 露わにされた胸に痛いほど近藤の視線を感じ、美菜子は目くるめく羞恥と今まで経験した事のない緊張感、それに未知なる恐怖感に身体をこわばらせていた。
 近藤はシャンデリアの光を反射して輝く美菜子の裸身をじっくりと凝視する。はっきりと形を見せている鎖骨の曲線と、既に色香を漂わせる首から肩に掛けての身体の凹凸。そして何よりも豊麗な膨らみを見せる乳房。
 十五歳と言う年齢にそぐわぬ早熟な肢体、しかしまだ誰の手も触れさせていないと思われる無垢な肌。
 近藤は下半身が熱くたぎってくるのを感じていた。
 これは思った以上に上玉かも知れん。米田には申し訳ないが楽しませて貰おうか。
 趣味と実益、そんな言葉が近藤の脳裏に浮かぶ。
 近藤はもう片方の膨らみをすくい上げるように揉みしだき始める。指先に若さに溢れた弾力が伝わってくる。
 「イヤ、イヤです。お願い、やめてッ.....!」
 「ほう、手に吸い付いてくる。なかなかいいオッパイじゃないか」
 揉み方を変え、手のひらと指の腹で乳首をこね回すようにしながら、近藤は双乳を柔らかく揉んで来る。
 「あ、あっ...やめて、やめて下さいッ...」
 泣きじゃくりながら身を捩り、激しく頭を振る美菜子。
 手を休ませずに、近藤は美菜子の乳房吸い付いた。口を寄せて乳首を軽く口に含むと、膨らみを吸い取らんばかりに強く吸い始める。
 チュッ、チュル、チュパッ
「はうっ」
 初めて感じる乳房を吸引される感覚。とまどい、驚き、羞恥。様々な感情が美菜子の中に沸き起こる。それでもまだ逃れようと必死に身を捩ろうと試みる。しかし近藤の腕は美菜子の上半身をしっかりと抱え込んでいてびくともしなかった。
 やがて近藤はまだ窪んだままでいる乳首を舌で弾き、ほじるようにしながら吸い出だそうとする。
 チュッ...ジュルッ....キュッ....
 「はっ....あ...イヤッ.....」
 生暖かい物が胸の上をはいずり回っているおぞましさに、身体中に鳥肌が立つ。
 初めて受ける異性からの愛撫。経験がない事もあるが意にそぐわないものだけに心ではどうしても嫌悪感、汚辱間が先行し、勿論快感どころではなかった。しかしそれでも身体の方は女としての反応を徐々に見せ始めていた。
 固くなり始めた小さな乳首を念入りに舌を使って反応を探るように弄んでは小さな乳輪の上を縁を描くようにして舌を動かしてやる。
 わずかなぼつぼつという凹凸を舌の先端に感じる。
 舌を伸ばして舌の腹で次第にとがり始めてきた乳首の感触を味わいながら、さらにその柔らかな膨らみをぐっと口に含んでやり強く吸引してやる。
 「あっ...」
 一段と強い吸引。
 ぐいぐいとたわわな双乳が吸われると、そこから気怠いような感覚がぐっとこみ上げてきて全身に広がっていく。
 そしてそれが今度は切ないものへと変質していく。そんなつもりはないのに美菜子は身体を小さく震わせてしまう。
 むっと鼻腔いっぱいに十五歳の娘の乳臭いような肌の匂いがぐっと広がってくる。拒絶する心とは無関係に、ちゃんと女としての反応を示してしまっている美菜子に一層欲情が駆り立てられていく。
 一方で美菜子も、意に添わぬ相手に裸体を晒し、乳房を吸われるという異常な状況下でどうすればいいのか分からなかった。。
 「クッ...ううっ、イヤッ....」
 それでもなお何とかして逃げようとする美菜子は、両手で近藤の身体を掴んで何とか押し返そうとする。しかしいくら抵抗を試みても一向に近藤が離れる気配はない。
 散々胸をしゃぶった後でそのまま近藤の顔がゆっくりと腹部の方へ降りていく。
 度重なる吸引によって赤らんだ乳房が唾液によって、テラテラと光を放っている。
 外気に触れて胸の先が軽くひんやりとするのを感じる間もなく、近藤の舌がおへそに伸ばされるのを感じる。
 「やっ、やだっ...」
 近藤はそのまま舌を蠢かして美菜子の臍の周りを念入りに舐めてそして軽くその中に舌を入れてくる。
 「あっ、はうっ...」
 初めて感じるくすぐったいような感覚に何故かふっと身体の力が抜けてしまう。その隙をついて近藤の手が美菜子のスカートのフックの部分に伸ばされてくる。
 「あっ、だ、ダメッ....」
 急いで手を伸ばしてそれを押さえようとするけれど、間に合わなかった。外そうとしている近藤の手をかろうじて捕まえたが、それ以上何もできなかった。すぐにホックが外されてそのままファスナーも下ろされてしまう。
 ジジジッ.....。
 あっさりファスナーは下ろされてしまい、近藤がおへそを舐めるのをやめて身体を起こす。
 美菜子が一瞬ぼんやりしている間に近藤は両手でスカートを掴むと、するするっと取ってしまった。
 しかし美菜子の方はもう腕の動きも散漫になっていて全然間に合わず、わずかに首を持ち上げるのがやっとだった。
 今までスカートに覆われていた脚が露わになって肌寒さを覚える。
 反射的に股を閉じてしまう美菜子。
 むき出しになった美菜子の下半身を、舐めるように近藤は視線を走らせていく。
 無地の飾り気のない下着だけが薄暗い部屋の中で一層白く見えていた。その先には艶やかな腿が覗いている。緩やかに股間に向けて落ち込んでいく下腹部。既に女らしい曲線を見せている腰回りと、余分な弛みなどない下腹部とは対照的にふっくらとした太股に走る柔らかな曲線。下半身全体を通して透き通るように白く肌理の細やかな肌。
 しばしそんな眺めを楽しんだあと、近藤は片手を再び美菜子の背中へと潜らせて行き、腰を抱え込むようにすると顔をゆっくりと美菜子の下腹部へと寄せていく。
 近藤の手が美菜子の腿を触れるとゆっくりと撫で始める。
 「あっ.....」
 そっと触れられる感触が妙に強く感じてしまって思わず声が出てしまう。
 まだ性の目覚めに自覚のない少女が次第に翻弄されていく。
 近藤の手は何度と無く美菜子の太股からお尻にかけて往復していく。そのたびにゾワゾワッとしたざわめきが、身体の中からわき上がってきて無意識のうちに身体が軽く動いてしまう。
 急に近藤の手が美菜子の最後の下着を掴んだ。
 「そ、それだけはいやっ!」
 あわてて抵抗して手で下着を押さえようとしてみても、もう無駄だった。
 普段の何倍も自分の動きが遅いような気がしていた。
 「ヤ、ヤダッ!」
 あっという間にスカートと同じようにしてするっと下着も取られてしまった。
 もう一糸まとわぬ姿にされてしまった美菜子。
 これまでにない恥ずかしさがこみ上げてきてカーッと顔が熱くなるのが分かる。
 「やめ...て...」
 もう消え入りそうな声でそう訴えながら股に力をいれて閉じようとするぐらいがもう精一杯だった。
 近藤の手が美菜子の膝にあてがわれる。何度かそこを撫で回すと、グッと力を込め脚を開きにかかる。
 「だ、ダメ....!」
 反射的に脚に力を入れ、開こうとする近藤の手に抵抗する美菜子。しかしそれも長くは続かなかった。
 すぐに負けてゆっくりと美菜子の両脚が開かれてしまう。半分ぐらい開かれた時には、もう諦めの気持ちが広がっていて力が抜けてしまった。
 「見ないで、お願い、見ないで下さい.....」
 弱々しい声で、訴える美菜子、しかし近藤は顔を美菜子の股間に寄せると、身体を割り込ませて美菜子が股を閉じる事が出来ないように固定してしまう。
 「ほう、スケベな身体の割にオ○ンコは子供っぽいじゃないか」
 そんな近藤の言葉が、美菜子の羞恥をいっそう煽る。
 ふっくらとした恥丘を飾る春草は、その成熟した身体に似合わずまばらに生えているだけだった。そのためその下部にある恥ずかしい亀裂ははっきりと、近藤の眼下に晒されてしまう。
 まだほとんど開口していない秘裂からわずかな小陰唇が顔を覗かせていて、ふっくらと盛り上がった大陰唇には萌え始めた恥毛が露わになっていた。わずかに開いたその谷間の奥にはうっすらとピンク色の粘膜が見え隠れしている。
 徐々に大人の女の形へと急速に変化を見せ始めている少女の生殖器が息づいていた。まだ誰の目にも触れたことのない、何人にも触れられたこともない処女地、その光景に否応なしに近藤の衝動はさらに加速していく。
 吸い寄せられるようにして近藤の頭が美菜子の股間へと近づいていく。
 両手を膝からゆっくりと内股へと滑らせていきながら、なおも閉じようとしている美菜子の脚をしっかりと確実に開いていく。
 手に触れている思春期の少女の肌に、近藤は若さの張りに加えて次第にしっかりとした艶さえも帯び始めているのを感じていた。
 その柔らかな感触を手のひらに感じつつ、グッと身を乗り出すようにすると美菜子の股間に顔を寄せてしまう。
 「見ないで、お願い、見ないで.....」
 うわごとのように繰り返す美菜子。近藤の息が恥ずかしいところに当たる。それはより一層そんなそんなところを近くで覗かれてしまっているということなのだ。
 軽く腰を捩って何とか逃げようとする美菜子。しかしその間にもどんどん股間に感じる近藤の吐息は強く、そして熱いものになっていく。
 柔らかく盛り上がりを見せている美菜子の陰部。そのまだ未開で清楚な花弁はもうすでに牡を引き寄せる妖しい何かをそのうっすらと口を開いた部分から漏らし始めているように見える。
 さすがの近藤も胸の高鳴りを禁じ得なかった。女性の性器など掃いて捨てるほど見ているが、十五歳の、それも恐らく処女のものなど滅多に拝めるものではない。
 近藤は太股を掴んで美菜子の脚を更に広げると、そのまま口を開け舌を差しのばしながらそのふっくらとした女の部分をゆっくりと舐め始める。
 「っ...」
 なにか生暖かいのが自分の秘部を這っている。
 周りの部分から真ん中の窪みへとて柔らかいものが動き回っているのが判る。
 「ああ....そ、そんな.....」
 他人に陰部を舐められている。想像すらした事がないその行為に大きな羞恥心を覚える美菜子。
 強いショックとともにカーッと顔が赤らんできて、猛烈な恥ずかしさにボーッとさえしてしまう。
 「お願い、やめてッ、やめて下さいッ.....」
 何とか懸命に脚を閉じようとしても、近藤の肩がしっかりと入っており、どうしようもない。
 あたしの恥ずかしい部分を、オシッコの出るところを舌で舐めるなんて...。
 初めて経験する想像を絶する行為に、美菜子は激しく動揺していた。
 近藤の舌を避ける事も出来ず、シーツを握りしめると軽く頭を左右に振って当てもない救いを求めてしまう。だが閉ざされた部屋の中には救いなどどこにもなかった。
 その間にも近藤の舌は美菜子の恥ずかしい部分をまんべんなく舐め回している。舌を小刻みに動かして、周りの盛り上がっている部分から次第に上の方へ動いていく。そして軽くまだ茂りきってはいない茂みまで辿り着くと、淡いものを唇で弄び始める。しばらく茂みを弄んだ後でまた口を再び割れ目へと動かしていく。
 おもむろに近藤は両手を両腿の付け根へと下ろしていき、盛り上がった土手の亀裂をクッと両側に押し広げるようにして少女の秘裂を解放していく。
 「あっ、や、やだッ.....」
 突然近藤に恥裂を押し広げられ呻く美菜子。新たな羞恥に身体がブルブルと震えてしまう。
 「うむ.....」
 開かれた秘唇の奥には複雑な形を見せる淡い紅色の肉襞が顔を見せ、自分の唾液にまみれて鈍く光っていた。そしてその下部にはまだ細い孔がしっかりと見えていて、時折収縮するのが妙に淫靡さを醸し出していた。
 再び口唇愛戯に戻る近藤。舌をすぼめ、亀裂の中心に差し入れていく
 チュッ、ピチャッ、クチュ....。
 卑猥な音を立てながら果肉を吸い、舌先で軟らかな肉襞を舐め回す。
 「やめて、お願い、もうやめて......」
 美菜子はすっかり大人しくなってしまった。もっとも恥ずかしい部分を間近で見られてしまったばかりでなく、そこを舌で舐められるという想像もしなかった辱めを受け、目くるめく羞恥に両手で顔を隠し、肩を震わせてむせび泣くだけだった。しかしそのため意識はイヤでもヌルッ、ヌルッと陰部で蠢く近藤の舌の動きに集中してしまう。 
 次第に大きく激しくなっていく近藤の舌使い。
 やわらかな襞を舐めあげて、弾く。
 そしてまだ細い孔をつついてはそこへ舌を抜き差しし始める。
 同時に軽く顔を陰部に押しつけるようにして、まるで擬似的な性行為のような動きをし始める。
 美菜子は身体に変な感覚が沸き起こるのを感じていた。お腹の奥がキュッとして、舐められるたびに妖しいざわめきを感じる。腰がムズムズして知らず知らずのうちに震えてしまう。
 「んっ...うんっ...」
 やや切なげな息を漏らしながら、身を捩り始める美菜子。それはもう、感じ始めた女のそれと変わりないものだった。
 なかなかいい声で泣くじゃないか。
 そんな美菜子の様子に満足げな表情を浮かべると、近藤はやや開きかけた秘裂の上に何度も舌を這わせ、舐め上げながらゆっくりとその中へと舌先を割り込ませていく。
 何なの、これ...。
 美菜子は身体の中で沸き起こっている未知の感覚におののいていた。
 恥ずかしいところで蠢く近藤の舌によって恥辱と羞恥、そして嫌悪感に苛まれる一方お腹の奥がキュンと疼き、熱くなってくる。時々腰にざわめきが走り、身体の中でさざ波のように広がっていく。
 早熟な肢体を持つ美菜子だが、性については驚くほど奥手だった。処女であるのは勿論だが、自分で慰めることすらしたことがなかった。だから今身体に沸き起こっている感覚が何なのかも認識出来ず、戸惑いすら覚えていた。
 しかし近藤の執拗な舌戯に、身体は美菜子の心とは関係なく女としての反応を見せつつあった。
 ん、濡れてきたな....。
 近藤は心の中で呟いた。
 舌先にヌルッとした粘液の感触があった。それは美菜子の秘肉が分泌する蜜液に違いなかった。
 十五歳の処女の粘膜と愛液の味、深い満足感と興奮が交互に全身を貫いていく。
 全身に飢餓感のようなものを覚え、より強い欲望がむらむらとこみ上げて来る。そしてもうはち切れんばかりになった己の股間の肉塊は力強く脈打ち、そして透明な粘液をどんどん吐き出してしまっていた。
 フフ、ここでハメるのもいいが、その前に一度ダメ押しをしておいてやるか。
 邪悪な企みが近藤の心に沸き起こる。
 近藤は口を美菜子の花弁から離すと、花裂の上方で小さく震えているクリトリスに指を添える。
 「ヒッ....」
 包皮を剥くと美菜子はピクンと身体を震わせ、呻きを漏らした。
 何をされたのか分からなかった。ただ陰部の上の方が冷たく、ヒリヒリするような感じがした。
 姿を現した肉芽は既に硬度をある程度帯びてきていて、ほぼ米粒ほどの大きさになっていた。ピンク色に濡れ光るその表面には白いものがうっすらとこびりつき、チーズのような匂いを漂わせている。俗に恥垢と呼ばれるもので、思春期の男子がペニスの皮を初めて剥いた時に亀頭に付着しているものと基本的に同じものである。女性の場合少女、特に性体験のあまりない子はこの部分の手入れがおろそかになっている事が多いのだ。
 「アイドルなら、ここもちゃんときれいにしておかんとダメだろう」
 近藤は揶揄するように言うとその突起を口に含み舌を当てる。恥垢による強い発酵の匂いも、百戦錬磨の近藤にはどうというものでもなかった。
 「あっ!」
 美菜子の腰がピクンと跳ね上がる。さっきヒリヒリしていたところに暖かいものがゾリッと当たったかと思うと、雷に打たれたような感覚が背筋を走ったのだ。
 近藤はすっかり美菜子の陰核を清めると、改めて舌戯を再開する。突端をチロチロと舐め回したり、全体を舌で弾くようにしてすっかり固くなった花芽をねぶる。
 「あっ、い、いや!あっ、あっ、あっ...」
 息苦しいほどの峻烈な痺れが立て続けに美菜子の身体を走り抜ける。
 狭い範囲に神経が集中しているクリトリスは、男性器の亀頭より敏感さでは遙かに上回る。そのため直に触れられると快感より苦痛が先立つ程だ。しかし舌による愛撫では、その力加減と温度がクリトリスと相性が抜群である事を近藤は熟知していた。また豊富な女性経験で磨かれたそのテクニックにかかれば、美菜子を絶頂に追いやるなぞ、造作もない事だった。
 「ああっ、こわいっ、こわいの.....!」
 今まで経験した事のない感覚に美菜子が震えおののく。断続的に身体中に妖しい痺れが走り抜ける。お腹の奥にキュンキュンと疼きが込み上げ、熱いものが流れ出してくるような感じが強まっていく。
 「あああああ.....!」
 愛らしい唇から引き絞るような呻きを漏らす美菜子。身体が硬直し、太腿がピクピクと痙攣する。瞼の裏で閃光がスパークする。
 心ならずも美菜子が初めて経験する肉の悦びであった。

 

 

 入り口も少し開いたし、準備万端だな。いよいよだ。
 近藤は美菜子の秘園から顔を離すと、開き割った股間の間に腰を割り込ませる。
 「い、いや....!」
 散々弄ばれた大事な部分になにか熱い固まりがあてがわれる。それが何であるか、直感的にすぐに察せられてしまう。
 「お願い、それだけは...それだけは堪忍してッ...」
 いくら奥手な美菜子でも、それが何であるかはさすがに分かった。処女の本能が貞操の危機を美菜子に伝え、警告を発する。。
 「待っていたよ、この時が来る事を」
 近藤は亀裂の浅瀬をなぞりながら、先ほどのクリトリス責めでだいぶ分泌された蜜液を自身の先端にまぶしていく。
 「いや、いやです!」
 「諦めろ、女になるんだ」
 近藤は軽く腰を揺すりながら前方へ突き出した。
 美菜子は大事なところに当てがわれていた熱く大きな塊が、上下に揺れるように蠢きながらゆっくりと押し入ってくるのを感じる。
 「あっ...や、やめてっ.....」
 性行為に対する未知の恐怖感に、美菜子は身体をせり上げるようにしてなんとか逃げようとする。
 そんな美菜子の身体を近藤は肩から首に手を回して上半身を掴むようにすると、さらに腰を押しつけてくる。
 「あっ...くっ...い...いた...いたいっ...」
 美菜子の中に入ってくるものはどんどん太さを増し、鋭い痛みを伴ってくる。
 「い..いやっ...あ...いっ...いたっ...うっ」
 「ふふ、痛いか?俺たちの味わった痛みはこんなものじゃないぞ」
 苦しげに呻く美菜子を見てニヤリとしながら、近藤は更に奥へと押し入って行く。
 次第にきつくなってくる十五歳の処女の膣の感触は近藤に取って新鮮なものだった。グッと絡みついてくる熱く潤んだ柔肉。今まで誰も踏み入っていなかった無垢な膣路。それらは得も言われぬ深い快感と征服感を近藤にもたらした。
 「さあ、女にしてやるぞ」
 そう言うと近藤はぐっと押しかかってきて腰を付き入れて行く。
 「はっ...あっ...くっ!」
 陰茎のカリの部分が一層細くなっている膣の部分を無理矢理押し広げ、一層熱を帯びた少女の無垢の胎内へと突き入れられてくる。
 「うっ、あああ..痛ッ、痛い、痛いィィッ!」
 今まで経験した事のない鋭い痛みにとうとう美菜子が悲鳴を上げる。
 ズブズブと肉襞を捲り上げ、近藤の肉棒が美菜子の中に根元まで埋まっていく。
 「さあ、どうだ。一人前の女になった感想は」
 顔を近づけて美菜子に問いかける近藤。しかし美菜子は真っ青な顔で唇をワナワナと震わせているだけであった。
 「始めは痛いだろうが、すぐにこいつが好きになる。女はみんなそうだ」
 近藤がゆっくりと腰を動かし始める。花裂を出入りする剛直が、破瓜の出血によって見る見るうちに真っ赤に染まっていく。
 「い、痛っ、ああっ!...お、お願いですっ、動かさないでッ....」
 苦痛に顔をゆがめ、苦しげに喘ぎながら哀願する美菜子。
 「クッ...ううっ...い、痛い!」
 傷つけられた粘膜を抉られ、鈍く強い痛み間断なく美菜子を責め苛む。
 近藤が不意に激しく美菜子の膣を突き上げる。
 「ああっ...!」
 若い子宮の底がどんと押し上げられ、鈍い刺激が身体を走る。
 苦痛にのたうつ美菜子の様子を楽しみながら、近藤は抜き差しを繰り返す。ズンズンと突き入れるたびにたわわな胸の膨らみがプルンプルン波打つ様が圧巻である。
 初めて男を受け入れた美菜子の肉襞はたぎるように熱く、強い力で近藤を締め付けてくる。しかし経験がない事もあって、粘膜の味わいに熟し方がまだ足りない。しかし松本に会社で話したように、処女を犯す楽しみは他に代わるものがないのも事実である。しかもそれが親友のかたき、小向美菜子と来れば、加虐心はいやがおうにも掻き立てられる。
 カリの部分が引き締まった内部の粘膜を擦りあげ、かき回していく。膣内の粘膜がネットリと陰茎に吸い付いてきて、うごめく度に淫らにからみついてくる。
 徐々に近藤の腰の動きが激しさを増し、よりどん欲に性の快楽を求め始める。激しい陰茎の動き。そして亀頭の先端が子宮の入り口をグイグイと押し上げ、ズンズンとその刺激が美菜子の腹の底に響いてくる。
 「うっ....くうっ」
 膣路で近藤のペニスが暴れ回る異様な感覚を美菜子は必死に耐えていた。固く目を閉じ、眉間に皺を寄せて手のひらでシーツ固く握りしめている。
 麻痺してしまったのか、あれほど辛かった痛みはだいぶ薄れてきていた。しかし焼け付くような不快感が美菜子を責め苛む。
 近藤の動きが一段と激しくなった。先端に絶頂の兆しを感じ取りラストスパートに入った。息遣いも次第に荒くなってくる。
 「だ、ダメ.....お願いです、中には出さないで!」
 近藤の動きから絶頂が近い事を察知した美菜子が涙に濡れた顔を上げて哀願する。奥手とは言え、男に胎内で射精されれば妊娠する事は知識として知っていた。
 近藤は避妊施術を受けているので実際は妊娠の心配はないのだが、あえてそれを伝えず、しばし美菜子に妊娠の恐怖を味わわせてやるのも面白いと近藤は思った。
 「おお....い、行くぞ!」
 美菜子の身体をグッと抱きしめて、腰をガクガクと動かしながら、近藤が喘ぐような声を上げる。
 「イヤ!イヤよ、やめてェェェッ!」
 激しく頭を振り泣き叫ぶ美菜子。
 間もなく近藤の動きが高まったかと思うと、グッと硬直したようになる。
 「ううっ」
 うなり声を上げながら腰を揺さぶる近藤。と、信じられないほどの強い快感とともに白濁した精液が大量に近藤の前立腺を刺激し、そして陰茎の先からいきおいよく美菜子の膣内に放たれ出す。
 「あっ、い、いやぁぁぁ!」
 同時に美菜子もまた熱い何かが、自分の生殖器の内部で勢い良く奥に向かって放たれ出すのを感じる。二度、三度とその熱い噴出は続き、膣内ばかりでなくその奥の子宮の先端にまで直接に浴びせられていく。そのおぞましい感触は美菜子を絶望の闇の中へと突き落としていく。
 「おっ、おっ、おお....」
 腰を震わせながら耳元で近藤がまるで動物のような声を上げる。腰が蕩けるような深い快感を感じていた。
 一方で美菜子の性器は、その意志とは関係なく本来の役目を果たそうと、けなげにも収縮運動を繰り返す。懸命に近藤のペニスを絞り上げ、そこからのエキスを逃さんとするかのような動きを見せてしまうのだった。

 


    目次     

恥辱小説の部屋

動画 アダルト動画 ライブチャット