『若菜の物語』
重兵衛 作
物語その1 若菜、痴漢に遭う

物語その1 若菜、痴漢に遭う

「やっばぁーーい、寝坊しちゃった」
若菜は駅への道を走っていた。
昨日は溜まっていた宿題をやっていて、寝るのが遅くなってしまったのだ。
そのため、いつもより30分ほど寝坊してしまった。
いつもならシャワーを浴びて、簡単にメイクをして学校へ行くのだが、今日の若菜にはその時間は無い。
かと言って、シャワーを浴び様にも、これ以上欠席したら、留年しそうなのでそうも言っていられない。
背に腹は抱えられない。
仕方なく若菜は簡単に寝癖を直すと、衣替えになったばかりのセーラーの夏服を着て、髪を簡単にポニーテールに結んで家を出た。
駅までは歩いて10分ほど、走れば何とか間に合いそうだ。
若菜は小走りに駅への道を急いだ。
夏の日差しにはまだ程遠いが、それでも走っていると汗が出て来る。
(やっぱ、シャワー浴びといた方が良かったかな)
なんとか、学校に間に合う電車に乗れそうな時間に駅に着いた若菜は、クンクンと自分の匂いを嗅ぎながら微かに匂う汗の匂いを感じてそう思った。
そして若菜はいつも通りの電車に乗った。
相変わらず朝の電車は満員で動く余裕が無い。
しかし若菜は自分の周りがいつもとは少し様子が違う事にまでは気が回らなかった。
いつの間にか若菜は周りを男達に囲まれていた。
何駅か進むうちに若菜は気づかないうちにどんどん奥の方へ追い込まれていた。

「あん!!!」
学校までの道程の半分ほどにある大きな駅についた。
そこで乗り降りする乗客はかなり多く、その出入りは激しい。
若菜は開かれるドアとは反対側のドアに押し付けられるようにされて、思わず悲鳴をあげてしまった。
ここからしばらくの間こちら側のドアは開かない。
(このまま我慢するしかないのかしら)
若菜はおとなしく、自分の目的の駅に着くまで我慢する事にした。

(んんっ?!?!)
そんな若菜の尻に何かが触れた。
(痴漢?!)
若菜はこれまで痴漢に遭った事が無いわけではなかった。
いつも満員の電車に乗るのだ、痴漢に遭わない方がおかしい。
いつもは軽く睨むか、そうでも引かない時は手を払うようにすると痴漢は手を引く。
若菜は自分の尻に触れた男を睨み付けようとして振り向く。
しかし、この時若菜は自分が異様な雰囲気に包まれている事に気づいた。
(囲まれている?)
ドアに押し付けられるようにしているので良く見る事は出来ないが、後ろからただならぬ空気が感じられる。
(や、やばい)
ギラギラした男達の欲望に似た気配を感じた。
(何とかしてここから逃げないと)
とにかくこの場から逃げる事が先決だ。
若菜はそう判断した。
しかし既に若菜は籠の中の鳥だった。
既に若菜の周りをブロックするように男達が取り囲んでいる。
どうしようもなかった。
それにまだ何もされていないので叫んで助けを呼ぶわけにも行かない。
(何かあったら、助けを呼べば良いか)
若菜はその程度に考えていた。
しかし、その甘い考えが若菜を襲う恥辱の嵐の始まりなのだった。

 

まず尻に何かが当たった。
そしてそれはそのままスカート越しに若菜の尻を擦る。
「……」
若菜は何の反応も示さなかった。
いや、正確には示せなかったのだ。
ただならぬ雰囲気が若菜を飲み込んでいた。
(下手に叫ぶと危ない)
そう思った若菜は左手でそれを払いのけようとした。
気の弱い痴漢ならそれで引くと思ったからだ。
しかし、
バシッ
その手が何者かに掴まれた。
(えっ?!)
そう思ったやいなや、空いていた右手も掴まれた。
瞬時にして若菜は両手の自由を奪われてしまったのだ。
それを合図にするように何本もの手が若菜に伸びる。
尻に、胸に、足に、制服の上から若菜の体を触れる。
「イッ、(イヤァッ!!!)」
叫ぼうとした若菜の口も何者かの手が塞ぐ。
「ふぐぐぐぐぐ」
首を振りそれを振りほどこうとするが、その手はガッシリと若菜の口を捉えて離さない。
一瞬、若菜の体に触れていた手が引いた。
何とか掴まれた手を動かし、掴んだ手を振り解こうともするが、男の力に敵う訳も無く、どうにもならない。
「あまり暴れるとこの綺麗な顔に傷がつくよ」
耳元で男が囁いた。
それを聞いた若菜の抵抗が弱まった。するとその隙に再び何本もの手が若菜に迫る。
両手を男達に掴まれ大きく開かされたまま若菜は全身を男達に触られる。
まずは服の上から何本もの手が若菜を揉む。
大きな胸を、太腿を、二の腕を、ふくらはぎまで揉まれる。
一体何本の手が若菜に迫っているのだろうか。
一人が若菜の脇に顔を近づけクンクンとその匂いを嗅ぐ。
「あぁ、たまらんな。若菜の脇はこんな良い匂いがするのか」
それを聞いて他の男が手を脇に差し込み、若菜の制服の袖口から指を差し入れ、掻くようにして若菜の脇の汗を手につける。
「本当だ。くぅ…。たまらんね」
そんな声に若菜は恥ずかしそうに顔を背け、目をグッと閉じて恥辱に耐える。
「ほら、お前も嗅いでみろよ」
そう言って男が若菜の鼻先に指を付ける。
プゥーーン
甘酸っぱい匂いがした。
(やっぱ、シャワー浴びとくべきだった)
若菜はそう後悔しながらも、何とか男達の手から逃れられないか考えていた。
しかし、どうする事も出来ない。
男達の手によって与えられる、不快感と快感が若菜から抵抗の意志を奪い取る。
徐々に体から力が抜けるようだ。
若菜はいつの間にか腰の奥に甘い疼きのような物を感じ始めていた。
(そんな、駄目よ、こんな時に…)
若菜には性的な経験が無いわけではなかった。
性的な絶頂も何度か経験していたし、自分でそれを引き出す方法も知っていた。
そして、今自分が感じている事にも気づいた。
(ど、どういう事?!)
通学に使う電車の中で何人もの男達に囲まれ、動けないように手を掴まれて体を障られているのに感じている。
そんな自分が理解できなかった。
「俺達も触りたいな。そうだ」
そう言って若菜の手を掴んでいた男達がどこから出したのか金属製の手錠で若菜の手をドアの横にある手すりにそれぞれ繋ぎとめる。
若菜は手をほぼ限界まで開かされ、十文字の状態にされてしまった。
「そろそろ、こっちも触ってみるか」
そういうと数本の腕が若菜のスカートの中に伸びる。
さきほどから若菜は男達の責めに負けず、足をグッと閉じて股間だけは守ろうと必死だ。
しかし、男の指が前から若菜の股間に入り込もうとする。
必死に閉じた足の隙間を突くようにして、指が僅かに股間に潜り込む。
(あっ、そ、そんな所…)
パンティ越しの指が僅かにクリトリスに触れそうになる。
「あぁ…」
思わず若菜が切なげな溜息を漏らす。
そしてその指はわずかな隙間に潜り込み、若菜のアソコ触れた。
「おいおい、濡れてるんじゃないのか」
男に指摘され若菜は戸惑った。
(そんな、まさか、濡れているなんて…)
自分でも薄々感づいていた事だが、改めてそれを指摘されると若菜は顔を紅に染めて恥じらいの表情を浮かべるしかなかった。
その間も若菜の全身は男達により責められていた。
胸はずっと揉まれ続けているし、袖を捲られて脇も舐められていた。
ウナジにはひっきり無しに息が吹きかけられているし、耳にも男の息や舌による責めが絶えなかった。
太腿は外側から優しく擦りつづけられている。
感じない方がおかしかった。
そして、男達の責めは次の段階に移ろうとしていた。

 

「そろそろ生で触るか」
そう言うとそれまでセーラー服の上から胸を揉んでいた手がセーラー服の下に潜り込んだ。
「いやぁ…」
若菜は小さくうめく。
「へへへ。スベスベの肌やな」
男達の手は若菜の腹を擦りながら少しずつ上に行く。
ムギュムギュムギュ
ブラの上から胸が揉まれる。
「あぁ…」
叫んで助けを呼びたかったが、恐怖とそして僅かに感じ出してきた快感で声が出ない。
(どうしたら良いの?)
痴漢達の行為に抵抗し逃げ出したい自分とそのまま責めを受け入れ快楽の海に溺れたい自分がいた。
しかし、学園のアイドルとしてのプライドが前者を選ぼうとしていた。
若菜はできる限りの抵抗を試みていた。
しかし、手は拘束されているし、周りは痴漢達に囲まれてしまっていてどうする事も出来ない。
今の若菜には耐えるしかないのである。
若菜はさっきまで潤ませていた瞳から涙を流していた。
しかし、その涙は男達の欲望を増幅させる効果しか持っていなかった。
胸を揉む手はブラを上にずらすと、直に胸に触れた。
「あぁぁっ…」
思わず声が出る。
「感じてんのかお前?」
痴漢が若菜を蔑むような言葉を投げかける。
「いっ、いやぁ」
しかし痴漢の手の動きは巧妙だった。
若菜の大きな胸を手の平で包むとその胸を搾り出すようにして揉む。
さらに人差し指と中指の腹で若菜の乳首を摘むように挟むと、胸を揉む動きに連動させるようにして乳首を責める。
「いっ、いひぃっ…」
時折指に加わる力が強くなり、乳首に甘い痛みが走る。
そしてそれと同時に乳首から軽い電撃のような物が若菜の体を走る。
「あふぅぁ…」
若菜は快感を求める本能が増幅している事に気づいていた。
腰の奥の熱さは疼きに変わっていた。
普通の女なら痴漢達の巧妙な攻めに負け、痴漢達に身を任せてしまう所だっただろう。
しかし、まだプライドと理性がそれを抑えていた。
何人の男達が若菜を責めているのだろうか。
両方の胸、太腿、脹脛、そして二の腕。
少なくとも8本の手が前後左右から若菜を責めていた。
さらに舌や口を使って若菜を責める痴漢達。
若菜はいつまで彼等の責めに耐えなければならなかったのだろうか。

さらに太腿と脹脛を触っていた手が再び股間に迫ってきた。
前からは太腿を外側から擦りつつ、パンティ越しに陰核を擦られる。
そして後ろからはこれもパンティ越しに肛門のあたりが指で突付かれながら、もう一本の手が太腿の内側に少しずつ進んでいた。
最初の間は必死に太腿に力を入れ、その手の侵入を防いでいたのだが、痴漢達に与えられる快楽の影響で徐々にその力が抜けていた。
何しろ体中をいくつもの手や口、舌で責められているのだ。
気持ち良くならないほうがおかしい。
相変わらず胸は二本の手で揉まれ続けている。
「おいおい、乳首がビンビンだよ。ほら、こんなにコリコリしているだろ」
男がそう言いながら今度は親指と人差し指で強く乳首を挟むと痛いくらいに摘み上げた。
「あふぅひぃぃっ…」
たまらない快感だった。
若菜は思わず叫ぶような喘ぎをあげた。
そこだけではなかった。
二の腕は優しくくすぐられるように擦られ、それと同時に脇も舐めたり、くすぐられたりしている。
「あぁ、良い匂いだ。甘酸っぱい若い女の匂いだ」
脇を舐める男がそう言うと若菜は恥ずかしくて顔を赤らめる。
「ふふふ、そんなに顔を真っ赤にしちゃって、これからもっと恥ずかしい事を一杯してあげるからね」
そう言いながらその男は若菜の顔を舐める。
「いやぁ…」
思わず若菜は目を閉じそれをかわそうとするが、男は若菜の顔をグッと掴み、若菜の顔を舐める。
涙が流れる頬を、汗の流れる額を、可憐な唇を、男はベロベロと舐めあげる。
プゥーーンと男の唾液の匂いが若菜の鼻を突く。
(いやぁぁーーー)
若菜は必死に口を閉じて男の侵入を拒んだ。
男はその唇には侵入せず、再び脇の責めに戻った。

 

しかし若菜にはそれに安心する暇は無い。
股間を責める手が巧妙に若菜のツボを突く。
前からはパンティ越しに股間の溝に沿って陰核の付近を前後に指が動き、パンティを食い込ませる。
そして後ろからは肛門を責める指が少しずつ肛門にパンティを押し付けわずかに振るえるように刺激する。
若菜の太腿に加わる力が少しずつ抜けていた。
それと同時に若菜の内腿に男の腕が侵入する。
ある程度開くとそこに足が入った。
「あぁっ…」
(しまった)
気付いた時はもう手遅れだった。
若菜は足を閉じ様にも足の間に入れられた男の足のせいで完全には閉じられなくなっていた。
「へへへ、これでここも責めやすくなったな」
そう言うと前から陰核を刺激していた指が今度はパンティの中に入る。
「あぁっ、いっ、いやぁっ…」
若菜にはどうする事もできず、その指はすぐに若菜のアソコに届いた。
「おいおい、こりゃあすごいや。ドロドロに濡れているじゃないか」
(そ、そんな事…)
自分でも濡れているのは分かっていたが、改めて男に指摘されると惨めな気持ちになる。
そんな若菜の表情を見ながら男はさらに若菜を辱めようとする。
「ほら、こんなに糸を引いているだろう」
若菜に見せつけるように若菜の目の前でその液体が糸を引く指を見せつける。
「くっ…」
若菜が顔背けると
「へへへ、こんなに濡らしていても恥ずかしいのか。匂いでも嗅いでみな」
そう言って男はその指を若菜の鼻の下に塗る。
やはりあの匂いだ。
僅かに汗の甘酸っぱい匂いが混じっているものの、愛液の匂いがした。
そしてそれがさらに若菜の劣情を誘った。
その間にも若菜の体中が責められている。
相変わらず大きな胸は揉まれ続けているし、時折摘まれる乳首からは電撃が走る。
脇へのくすぐりも的を得ていて、もどかしい痒みのような疼きが湧き上がり、体中に走る。
足が開いた事で内腿への擽るような擦りも加わり、さらに股間も責められている。
「あっ、ひぃっ、くふぅっ」
最初の脅しが効いていたし、大きな声を出すと周りから注目を浴びてしまいそうで怖かった。
そのため若菜は声を出す事が出来ず、抑えた小さなうめくような喘ぎを繰り返していた。
そんな若菜をさらに感じさせようと男達の手が動く。
肛門は今にも指が侵入しそうになるぐらい直接指で突付かれ、陰核も直接指で摘まれている。与えられる快感は徐々に増幅し、疼きもさらにひどくなっている。
(もう駄目かも)
本能がプライドや理性に勝り始めている。
さっきまでは何としてでもこの状況から切り抜け、逃げ出そうと考えていたのだが、徐々にその考えも褪せ、快楽を受け入れようとしだしていた。
先ほどまでは足を閉じていられたので痴漢達の与える快感もそれ程ではなく、何とか耐えられるかと思っていた。
しかし、足を閉じる事が出来なくなった今、男達の責めは自由に股間に迫る。
相変わらず胸は大きく、そして激しく揉まれ、乳首も摘まれている。
その手は時折、若菜の胸を押し潰すように揉み潰すと、乳首を強く挟む込む。
「はぁぁんっ」
若菜の口から漏れる喘ぎは徐々に大きくなっている。
それだけ若菜の本能が大きくなっているようだ。
さらに股間でも責めが激しくなる。
男の指が少し前の方へ伸び、愛液を掬う。
「おぉっ、確かにドロドロしたいやらしい液体が溢れているね」
そう言いながらその指を若菜の肛門に押し当てる。
そして、その指に加える力を少しずつ強くする。
「いひっぃやぁっ…」
はっきり言って不快なだけだった。
それでも声が漏れる。
さらに前では既にアソコに指が入っている。
男の人差し指が膣に入り中から壁を掻いている。
さらに陰核を親指が押し潰す。
「あぁっ、あふぅひぃっっ」
たまらない快感が若菜の全身を貫く。
「そろそろ限界じゃないのか?」
「そうだな。一度止めを刺しておくか」
「どんな声でいくのかな」
「よし行くか」
その声と共に男達の指の動きが激しくなる。
(えっ、な、何?!)
胸が激しく揉まれて変形する。
その荒々しい動きにより、痛みよりも快感が沸き出してくる。
「いひぃっ、いっ、いいぃんっ」
そして股間の指も激しく動く。
肛門の中に入った指が内側から掻き出すように直腸壁を刺激する。
「きひぃっ、あっ、そ、そんな、へっ、変な…」
(い、いやっ、そんな所、気持ち悪い、な、なのに…)
不快だったはずなのに、それなのに気持ち良さが沸いていた。
(気持ち良すぎる…)
若菜は既に絶頂寸前だった。
そして最後の追い込みが入る。
さらに前では膣の内外から陰核を挟み込むように押し潰されている。
「いひぃっ、あひあひぃひぃっ、あっ、いっ、いやっ、もうダメ!!!」
これだけの責めを同時にされて耐えられるわけが無かった。
ジャラジャラジャラ
手すりと手首を繋ぐ手錠が激しく音を鳴らした。
若菜はガクガクと全身を震わせると絶頂を迎えてしまった。

「今日はここらで止めといてやる。また連絡するからな。拒んだらこのアイドルの若菜ちゃんのいやらしい姿がネット上でばら撒かれる事になるんだよ」
そう言うと男達は若菜の手錠を外すと若菜から去っていった。

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